HappyendよりBadend~後味の悪い話~

後味の悪い話や胸糞の悪い話、実在の殺人鬼などの紹介・まとめブログ

後味の悪い話まとめ7【帰ってきたウルトラマン・エッチローション・芥川龍之介の地獄変

帰ってきたウルトラマン

4 名前:とおりすがりん 投稿日:02/07/31 18:39
帰ってきたウルトラマン
第31話「悪魔と天使の間に…」

伊吹隊長の娘ミナコが聾唖者の少年テルオを連れてMATにやってきた。
口の聞けない少年の世話をする優しい娘を自慢し親バカな伊吹隊長は
郷にMATの内部を案内させる。

郷にテレパシーで語りかけるテルオ。
実はテルオはゼラン星人でウルトラマンを抹殺しようと企む侵略者だった。
「怪獣を倒したときがウルトラマンの最後だ」というゼラン星人。
郷はテルオを殺そうとするが、傍目からは錯乱したと思われMATの警備員に押さえこまれてしまう。

囮の怪獣プルーマが現れるが、テルオ少年という子供の姿を楯に暴れるプルーマとゼラン星人。
またしても郷にテレパシーで挑発するテルオ。結局、怪獣は一時退却しテルオは病院に運ばれる。

5 名前:とおりすがりん 投稿日:02/07/31 18:39
入院中のテルオの所へ行く郷だったが、
テルオにテレパシーで挑発され郷は病院のベッドの上で首を絞めて殺そうとする。
しかし医者たちに押さえ込まれ、ミナコにも嫌われ伊吹隊長は郷の精神鑑定を始めようとする。
誰にも信じて貰えず、狂人視される郷は「病院の近くに怪獣が現れて、
その怪獣を倒したウルトラマンがピンチになったらテルオを探してくれ」と伊吹隊長に言い残す。

予告通り、プルーマが再び現れ郷はウルトラマンに変身する。
そして、ウルトラブレスレッドでプルーマを倒す。
しかし、ウルトラブレスレッドが何者かにコントロールされ逆にウルトラマンを攻撃する。

郷の言った通りになり、テルオを探す伊吹隊長。
霊安室でランドセルに隠してあった機械で
ブレスレッドをコントロールしているテルオを発見した伊吹隊長はテルオを射殺する。
そして無事にブレスレッドがウルトラマンの元へ戻る。

天使のような心を持つミナコを迎えに行く伊吹隊長は本当の事を全て話そうと郷に語るのであった。




8 名前:牛の首 投稿日:02/08/02 10:30
明治初期、廃藩置県に伴って、全国の検地と人口調査が行われた。
これは地価に基づく定額金納制度と、徴兵による常備軍を確立するためであった。
東北地方において、廃墟となった村を調査した役人は、
大木の根本に埋められた大量の人骨と牛の頭らしき動物の骨を発見した。
調査台帳には特記事項としてその数を記し、検地を終えると、
そこから一番近い南村へと調査を移した。
その南村での調査を終え、村はずれにある宿に泊まった役人は、この村に来る前に出くわした。
不可解な骨のことを夕食の席で、宿の主人に尋ねた。
宿の主人は、関係あるかどうかは分からないが・・・と前置きをして次の話を語っ た。

天保3年より数年にわたり大飢饉が襲った。俗に言われる天保の大飢饉である。
当時の農書によると
「倒れた馬にかぶりついて生肉を食い、行き倒れとなった死体を野犬や鳥が食いちぎる。
 親子兄弟においては、情けもなく、食物を奪い合い、畜生道
にも劣る」
といった悲惨な状況であった。

9 名前:牛の首 投稿日:02/08/02 10:32
天保4年の晩秋、夜も更けた頃、この南村に異形の者が迷い込んできた。
ふらふらとさまよい歩くその躰は人であるが、頭部はまさしく牛のそれであった。
数人の村人がつかまえようとしたその時、松明を手にした隣村のものが十数人現れ、鬼気迫る形相にて、

「牛追いの祭りじゃ、他言は無用」

と口々に叫びながら、その異形の者を捕らえ、闇に消えていった。
翌日には村中でその話がひそひそと広がったが、誰も隣村まで確認しにいく者はいなかった。
また、その日食うものもない飢饉の有様では、実際にそれどころではなかた。

翌年には、秋田藩より徳政令が出され、年貢の軽減が行われた。
その折に隣村まで行った者の話によると、すでにその村に人や家畜の気配はなかったとのことだった。
それ以後、「牛の村」とその村は呼ばれたが、近づく者もおらず、今は久しく、その名を呼ぶ者もいない。

10 名前:牛の首 投稿日:02/08/02 10:33
重苦しい雰囲気の中で宿の主人は話し終え、そそくさと後片づけのために席を立った。
役人はその場での解釈は避け、役所に戻り、
調査台帳をまとめ終えた頃、懇意にしていた職場の先輩に意見を求めた。
先輩は天保年間の村民台帳を調べながら考えを述べた。

大飢饉の時には、餓死した者を家族が食した例は聞いたことがある。
しかし、その大木のあった村では、遺骸だけではなく、弱った者から食らったのであろう。
そして生き人を食らう罪悪感を少しでも減らすため、
牛追いの祭りと称し、牛の頭皮をかぶせた者を狩ったのではなかろうか。
おまえの見た人骨の数を考えるとほぼその村全員に相当する。
牛骨も家畜の数と一致する。
飢饉の悲惨さは筆舌に尽くしがたい。
村民はもちろん親兄弟も、凄まじき修羅と化し、その様はもはや人の営みとは呼べぬものであったろう。
このことは誰にも語らず、その村の記録は破棄し、廃村として届けよ。

11 名前:牛の首 投稿日:02/08/02 10:35
また南村に咎を求めることもできまい。
人が食い合う悲惨さは繰り返されてはならないが、この事が話されるのもはばかりあることであろう。
この言葉を深く胸に受け止めた役人は、それ以後、誰にもこの話は語らず、心の奥底にしまい込んだ。

日露戦争が激化する頃、病の床についたこの男は、
戦乱の世を憂い、枕元に孫たちを呼び寄せ、切々とこの話を語ったという。
この孫の中の一人が、自分である。
当時は気づかなかったが、祖父が亡くなった後に分かったことがあった。
何の関係もないと思われた南村の者が、隣村の民全員を牛追いの祭りと称して狩り、食らったのが真実である。
そうでなければ全員の骨を誰が埋められるものか・・・

それゆえ、牛の首の話は、繰り返されてはならない事だが、
話されてもならない話であり、呪いの言葉が付くようになった。
誰の口にも上らず、内容も分からぬはずであるが、多くの人々が「牛の首」の話を知っている。
物事の本質をついた話は、それ自体に魂が宿り、広く人の間に広まっていくものである。




57 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/04 17:47
銀河鉄道999の最終回をさっき見終わったんだけど、
マサルさんよりもすごいストーリー展開に驚かされた。
小学校低学年の頃に見たきりなんで、どんな終わり方をするのかと思ったら・・・
メーテルって、鉄朗のお姉さんか恋人役だと思ってたのに、
鉄朗にプロポーズしたり、ヤリマンの告白したり。
最後に死んでいくのがメーテルの母と鉄朗の父(最終回で鉄朗の親父宣言)で、
主役の二人が親殺しという宿命の展開。
ラストに二人はくっつくのかと思えば、メーテルに振られた鉄朗は地球に帰ることに・・・
後味悪いから、他のビデオ見よっと。

60 名前:亜美 投稿日:02/08/04 19:04
>>57
ヤリマンの告白ってなんだ?

64 名前:57 投稿日:02/08/04 20:46
>>60
メーテル曰く、「今まで何人もの若者と寄り添って生きてきた…」云々。
しかも、メーテルが話してる相手は、鉄朗の父!という状況です。

エッチローション

68 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/04 23:49
他板の話を持ち込んで申し訳ないが、後味が悪かったので書く。

伝統芸能の板には初心者質問スレがあるのだが、そこでの質問の話だ。
「油屋で男が油まみれになって暴れる芝居があるのだが、
 ほぼ一ヶ月続く舞台で毎日油まみれになると役者にも舞台にも負担がかかるだろうし
 客席にこぼれた場合などを考えると本物の油を使っているとは思えない。
 一体あれは油なのか、それとも何か代用品を使っているのか教えてくれ。」
というような質問だった。

前から私も気になっていたので、便乗して詳しい人の解答を待った。

69 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/04 23:51
しばらくすると、答えが返ってきた。
その結果、油の正体は吉原の花魁も使っていたという、海藻が原料の…

  エ ッ チ ロ ー シ ョ ン

だという話だった。

つまり、私は好きな役者がローションまみれになっている姿を見て喜んでいたのだった。
激しく落ち込みました




79 名前:  投稿日:02/08/05 08:23
昔姉貴が持っていた「悪魔の花嫁」(デイモスの花嫁)と言うまんがを読んだ。
主人公はデイモスに取りつかれた花嫁である女性ミナコと悪魔デイモス。
で、毎回ゲストでミナコの周囲の人物が出てきて
デイモスがからみ不幸になっていくと言う毎回読みきりの話。
どの話も後味悪いものばかり。古本などで探して 一度読んでね。 
このスレの肩にはおすすめ。

一番気に入ってたのは以下の話。~~

ある少女が嘘をつく。 最初はたわいも無い嘘だった。
ところがいざバレそうになるとデイモスが悪戯でばれない様にする。
ばれればそれで終わりだったちいさなことが、ばれない為少女は嘘に嘘を重ねる。
バレそうになるたびにデイモスがばれない様にする。その繰り返しで
どんどんと引くに引けない情況に陥った少女は最後には死ぬハメになる。

~~もう一度よみたいな。




95 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/05 23:47
綾辻行人の小説「伊園家の崩壊」。

「向こうの世界」の世田谷区S町に住む日本で一番有名な家族、
「伊園家」がジワジワと不幸に見舞われて行きます。
母、ツネは買い物の最中に発狂、商店街の通行人を次々と殺傷して自殺、
父、民平はそのショックで酒とギャンブルに溺れ、
多額の借金を残した挙げ句のたれ死に。
娘の笹江は覚醒剤に走り、その夫正夫は浮気。
笹江の弟勝男はグれ、その妹若菜は交通事故で両足切断して引きこもり、
そして笹江の息子樽男は酷いいじめに遭う。
一家の親戚である憲介と妙子の息子、育也は知的障害で小学校に上がる
年齢ながら「はーい」と「ばぶ」しかしゃべることが出来ない・・・

そんな中、笹江さんが謎の死を遂げる・・・

ササエさんの死の真相は?

後味もラストも非常に悪い話です。ご一読を。

 

153 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/09 01:49
厨房の頃、関西に住む従兄弟から聞いた話。
春のある午後、駅のホームで知恵遅れの男の子が2人仲良く楽しそうに遊んでいた。
しばらくすると電車が入ってきた。
そこへ一人が線路に降りてしまった。その一人はひかれた。
その事故で飛び散った血で赤く染まったもう片方の男の子は、
バラバラになった友達を見てホームから、実に楽しそうにゲラゲラ笑っていたそうだ。

その話を聞いて、知恵遅れに生まれ、電車にひかれた現場を友達に笑われるなんて・・・
後味が悪い気持ちでいっぱいになった。


芥川龍之介地獄変

156 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/09 03:58
クソ面白くないが独白させてくれ。

ウチの母は、虫とか平気で触れる人なんだが。
漏れが消防の頃、病院に連れてってもらった帰りだかなんだかのバス停で、
かなり雨が降っていて、人が歩くところにでっかいナメクジがいたんだな。
で、何度も人に踏まれそうになって。

ウチの母は生き物好きなので、それを拾って草むらにでも放ってやろうとしたんだが、
漏れが体裁を気にするあまりみっともないからやめろと制止してしまって。
漏れ自信気味の悪い生き物が嫌いだったてのもあるが。

で、バスに乗る直前になって、なんかいかにも無神経そうな、
体育会系のイガグリ頭の高校生に、とうとうそいつは踏みつぶされてしまって。

その瞬間にのけぞった姿のグロさと、母の好きにさせておけば良かったという

後悔の念は、しばらく後味の悪い記憶として残ったなぁ。

なんか細かい事件でスマソ。
でも、そ~いう小さな事件がプチ虎馬になってることってない?



187 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/12 19:10
メジャーだけど芥川の地獄変は既出?

或所に偏屈なお抱え絵師がいた。
性格に難はあったが腕は確かで、多くの素晴らしい絵を描いていた。
ある日絵師は、殿様に「最高の絵を描いてくれ」と命じられた。
殿様は絵師の上からものを見るようなプライドの高いところが気に食わなかった。
わざと芸術家の魂を揺さぶらせるような言い回しで、「最高の絵を」と挑発気味に頼んだ。
完璧主義でもある絵師は、すばらしい絵を求めるあまり、暴走し始める。
或時は弟子を縛って身体に蛇を這わせ、恐怖におののく様を描いたりした。
しかし、どれも納得のいく作品には仕上がらなかった。何かが足りない。
そこで、絵師は、悩んだ挙句、自分の娘を描くことに決めた。
絵師にとって、娘は唯一心を許せる存在だった。
周りの者が、普段は鬼のような男なのに、娘の前では仏になると噂するくらいだった。
娘は当然周囲の評判もよく、性格も優しかった。

しばらく経った或日、突然「絵を描いてごらんにいれるので、その場で見ていてください」
と絵師が殿様に申し立てる。
殿様は快諾し、果たしてどのようなものを描くのか、興味津々で絵師を見守る。
そこに現れたのは牛車。
牛車がちょうどいい場所に止まったところで、絵師はそれに火をかけるよう命じた。
火はアッという間に回っていく。突然、中から驚くような悲鳴が聞こえた。
絵師の娘の声だった。燃え盛り崩れる牛車の間から、慌てふためき、苦痛にゆがむ絵師の娘の姿が見えた。
皆が唖然とするなか、娘が焼け死ぬ様を、絵師は涙を流しながら鬼の形相で描いた。
完成した絵は、この世のものとは思えないほど美しかった。
完成品を殿様に謙譲した絵師は、自分の屋敷で1人首を吊って自殺。
絵師の娘が死ぬ様を一部始終を見ていた殿様は発狂した。

190 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/12 23:54
>>187
幽霊の絵を描くことになった丸山応挙に似た話があるので
それがもとねたかしら?
あるいは何等かのもとねたからこれらの話が派生したのかしら?
丸山応挙の話は
霊を描くことになったが霊を見たことがないので
困っている応挙を見かねて妻が自殺して霊となって応挙の前に現れ
モデルなったというもの



199 名前:187 投稿日:02/08/13 11:16
前スレで乱歩の話が話題に出てたかな?「お勢登場」は後味悪いよ。

仲の良い夫婦が子供と一緒に暮らしてた。
或る日、家の中で父親が息子とかくれんぼしていた。
父親は悪乗りして箱のようなものに隠れたんだけど、何かのはずみに蓋が閉まって鍵がかかってしまった。
この箱は外からでないと開けられない。その内に息子はかくれんぼを諦め、父親は1人取り残される。
中でもがき続けて、もう駄目だ、という時に妻の「お勢」が買い物から帰ってくる。
お勢は居間で夫のかすれがすれの声を聞く。
部屋を調べ、自分の夫が箱の中に閉じ込められていることを知ったお勢は慌てて蓋を開けようとする。
ところが、蓋を外したところで、お勢は何を思ったか、
外に出ようとした夫を蓋の上から押し込んで閉じ込め、もう1度鍵を掛けなおした。
父親は窒息死。やがて箱の中から死体が発見される。箱の中には血文字で「オセイ」と残されていた。
子供が「母さんの名前ですね」とだけ言ってお勢がごまかして終了。

父親とお勢は仲が悪いわけでもない普通の夫婦として描かれている。
殺人シーンでは、蓋越しに押し込める時の描写がめちゃくちゃ気持ち悪いし、
お勢の動機が直接的に描かれていないのも後味が悪い。
最後に子供が気づいてるのか気づいてないのか、判別し難いところも。

パパ ママ バイバイ

パパ ママ バイバイ(外部リンク)

171 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/10 21:50
リンクだけでは不親切なので、話の概要を。

1977年、横浜の市街地に米軍機が墜落。

2人の子供を失い、自らも全身に大火傷を負った母親は、
子供の死を知らされないまま治療に励む。
少しずつ傷の癒えて来た1年4ヶ月後、残酷な事実が
知らされ・・・・その後はリンク先で確認下さい。

補足ですが、墜落機のパイロットは市街地の遥か手前で
パラシュートにより脱出、特におとがめもなく帰国したそうです。

173 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/10 23:08
>>169
消防の時に、公民館のようなトコでこの事故の映画(アニメ)観た!!
事故の前の生活の様子や、脚色なのかもしれないが、隣の家の女の子との交流なども描かれてた。
映画では、その女の子は事故当時行われていた運動会に参加してるんだけど、
実は幼い兄弟の一家も揃って見に行くはずだったの。
だけど風邪引いたかなんかで、父親と祖母(?)だけが応援にいき、母親と兄弟は留守番する事になったんだ。
もし、風邪引いてなくて、家族揃って運動会に行っていたら・・・。

リア消にはキッツイ話だったよ。
しかも実話だったとはね。合掌。

177 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/12 03:35
2、3年位前の自衛隊機墜落事件なんて住宅地を避けようと
ギリギリまで粘って操縦して河原に落ちたんで
死亡者はギリギリに脱出したパイロットだけだったとかじゃなかった?
自衛隊は立派だねぇ。



185 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/12 17:17
>>169
消防の頃に「パパママ バイバイ」の絵本を見た。
子ども達が遺した言葉が頭から離れず、ショッキングだった。

お母さんも亡くなったんだね。しかもあんな酷い扱い。許せん!




209 名前:にょ 投稿日:02/08/14 02:13
昔うちで飼っていた猫、美人で結構近所のノラ猫にもてもてだった。。
発情期の季節になって、無事にうちの猫もかわいい子猫をいっぱい産んだんだけど、、

猫(メスね、)を飼っている人なら知っていると思うけど、メス猫は、
発情期の季節になると、パートナー複数と交尾をして子猫を産めるのね、
で、うちの猫もアプローチしてきたオスたちと交尾をして子猫を産んだんだけど
近所のオス猫で一匹だけうちの猫に毛嫌いされていた猫がいたのさ、、

そしてある日の朝、家族とうちの猫と一階で朝食を食べていると、
急にうちの猫が「フーッ」とうなりながらものすごい勢いで二階に上がっていったら。。
そこには例の嫌われてたオス猫が、無残にも子猫全匹の首を食いちぎって血だらけになっている姿が。。

初夏で、網戸を引いていた二階の窓からつめを使って網戸を開けたらしく
私たちが駆けつけたときには最後の子猫の首を「ぐいっ」とやっているところだった。

つづく

210 名前:にょ 投稿日:02/08/14 02:18
結局、一気に子猫を失ってしまったうちの猫は、あまりのショックに耐えきれず、
もうすでに居ない自分の子猫を探しまわって、探しまわって、頭がおかしくなってしまい
家から出ないようにしていたのだが、ちょっと目を放した隙に、外に飛び出してしまい、
車に引かれて病院送り。。1週間後に死んでしまった。
最後の死に目に会えたのだけれど、錯乱して目が中央によってしまいすごくかわいそうだった。
それでも家族が会いにいくと必死にケージの中から私たちの差し出す手にスリスリして
せつなかった。

猫にも他人の子猫を殺す「嫉妬」や、自分の子猫を失った悲しみで「狂う」という
強い感情があることを知った6歳の初夏だったな・・・

215 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/14 03:04
>>209
それ、嫉妬とちょっと違う。
妊娠子育て中のメス猫はもちろん発情してないんだけど、子どもが死ぬと再度発情期に入る。
だから子孫を残すのに失敗したオスは他のオスの子どもを殺して発情させようとする。
これはかなり頻繁に行われることなので、母猫は絶対にオスを近づけるようなことはしない。
猫科の動物に多くて、例えばライオンなんかでも子殺しはよくある。
ライオンはハーレム状態の群れで生活しているわけだけど、ここにはぐれオスライオンがやってきて
群れを乗っ取ってしまった場合、新ボスは前ボスの子どもを皆殺しにする。
種の繁栄云々よりは自分の遺伝子をどれだけ残せるかということだからね。
自分以外の遺伝子は残らないほうが都合が良いわけよ、オスにとっては。
だって子どもは絶対母親の遺伝子を持っているけど、父親は誰かなんてわからないから。
集団内の自分の遺伝子の割合を高くするためにもね。
だからこれは嫉妬ではなくて本能なんだよ。

それから錯乱して目が中央に寄ってしまったのは、子どもがいなくなったからではなくて事故の影響では。
猫の世界では子殺しは珍しくないはず。そりゃ必死で探すだろうけど狂うまではいかないだろ。
私も猫を飼ってて母猫の子どもを捜すときの鳴き声とか知ってるからそう感じるのはわかるけどね。
無粋なようだけど生き物って意外としたたか。人間も動物もそう簡単に狂えるものではないよ。
6歳の子どもには衝撃的だっただろうけれど、ちょっとオーバーだねぇ。

221 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/14 06:21
>>215
田舎で猫を飼っていた経験でいうと、
猫には、ひきこもりから分裂症様の症状まで、
精神病・神経症様の症状がだいたいすべて出ます。
生まれつきであったり、集団内で追い詰められて発症したり。
>>209の後半は「あ~。なるほどな」と自然に読めました。