後味の悪い話 2【ブキーポップ ペパーミントの魔術師】
「ブキーポップ」シリーズの「ペパーミントの魔術師」
27 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 10:14
物理学会の発表会場にて。
緊張のあまり「励起」を、発表の間中「勃起」と読んでいた。
発表の後から担当教授に言われて気がついた。
「出せば収まるんだから、同じようなもんだ。気にスンナ」とも。
後味が悪いというか、気まずいだよな。
34 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/01/16 18:38
ライトノベル「ブキーポップ」シリーズの「ペパーミントの魔術師」が後味悪かった。
緑色の肌をした主役の軋川十助は、人の心に干渉するアイスを作り出す能力を持つ職人だった。
保護者が死んだ事をきっかけに大企業のアイス会社の社長に抜てきされ、
玲という名の女性とコンビを組む。彼の作るアイスは大反響を呼んだ。
しかし彼を生み出した組織に目をつけられ、暗殺されかかり、
公衆の面前で彼の青い血を撒き散らしてしまう。
その事がきっかけでイメージが悪くなった会社は解散してしまう。
何もかも失った十助は最後に、組織に記憶を操作され、自分の味を失った玲に
アイスを食べさせ、玲の心の傷を癒す。独りになった十助はピエロの格好をし、
今もどこかで誰かにアイスを食べさせる「都市伝説」になった・・という話。
別に後味悪くないな・・(鬱
37 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 19:32
別に分からなくはないだろ。
ただ、せっかく玲が回復したのに、
何で十助は独りぼっちになったのか?
最後に十助がやるアイス怪人は、
癒しアイスを出すのか邪悪なアイスを出すのか?
それが分からないと後味がいいとも悪いとも分からない。
38 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 20:46
なんか、アニメの「ゲゲゲの鬼太郎」の昔のやつでそんな話あったような。
かまぼこ作りが上手な妖怪が、成り上がってかまぼこ会社の社長になるんだけど、
結局気味悪がられて会社倒産。またひとりぼっちに戻っていくというやつ。
「うまけりゃ何でもいいじゃん!買ってやれよ~!」
と、子供心に憤った覚えアリ…
キーキーって泣き声で山で遊ぶ毒虫小僧がカワイイ
52 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 23:10
世にも奇妙な~であった話。
やくざが、ひょんな事で自分の藁人形を手に入れてしまう。
藁人形の肩とかを針で刺すと、自分の肩も痛くなっちゃう。
で、ある犯罪を犯して逃亡しないといけなくなるんです。
マンションの一室で逃亡生活をおくるんですけど、ふと
自分の人形を金庫に入れておけば安全である、って事に気付く。
「やったこれで自分は絶対安全だ」
安全の為に鍵は壊して、台所の流しにすててしまう。
そして・・・
腹が減ってきた主人公は外に買い物に逝こうとしてドアを開けるんだけど、外は鉄板がふさいでいる。
まさかっ、っと窓を開けてみてもそこには鉄板が。
結局自分で自分を閉じ込めてしまったんです。
以上うろ覚えだけど、個人的に後味がわるかった話です。
85 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/17 02:18
有名な話かもしれんが、
日本の某テロ宗教団体の信者だった若い女性が、教団を脱退しようと施設から脱走。
しかし女性はつかまってしまい、手足を切り取られ、香港の見世物小屋に売られてしまった。
後日、その事実を知った女性の両親が、
香港の見世物小屋の主人から、手足のない娘を買い取った、という話。
聞いたのはテロが起きる何年も前だった。
当時はまさかと思っていたが、本当にあんな事件を起こす団体だったとは。
72 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/17 00:07
俺、毒虫小僧が一番トラウマ。
小学校の時に1回読んだだけなんけど忘れられない。
まぁ話的にはカフカ。
いじめられっこが不気味な幼虫を見つけて自分に置き換えて可愛がるんだけど
そいつに刺されるの。
刺された所から肉が腐って溶けて手足もグチャグチャになって落ちちゃう。
医者に見せても原因不明でニオイも酷くて家族に疎まれ、
終いには死んだ事にしようってんで家族にニセの葬式まで出されちゃう。
で、結局さなぎに変身→孵化、幼虫とおんなじ姿の巨大な毒虫に。
最終的にはいじめっ子を全員殺して家族も襲って親父に猟銃で撃たれる。
川に落ちて海まで流されていくラストは生きてんだか死んでんだか解からんけどかなり嫌だった。
「キーキーって泣き声で山で遊ぶ毒虫小僧がカワイイ」という後輩がいて引いた。
103 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/17 12:10
他スレからのコピペ
家族が外出先で死ぬって、その日の朝はどんな会話してたんだろう。
昔雑誌で見た実話。すごーく仲むつまじく30年やってた夫婦がある朝はじめてケンカした。
奥さんは出かけるだんなさんの背中に向かって、
「帰ってこなくていい!」って叫んだそうだ。
出勤した旦那さんは、会社行く途中でトラックに潰されて逝っちゃった。
奥さん自殺したそうです。
そういう自分も、朝母親とケンカして、「あなたが諸悪の根源なのよ!」って
叫んだ。その日の昼、母が心不全で自室で死んでるのを見つけた。この世で最後の会話がコレ。
最悪だあね。新年から思い出して激鬱だ。たぶん一生引きづるんだろうな。
うがぁぁぁー。いやすぎる
ロボトミー手術
109 名前:可哀相なイヌ。 投稿日:02/01/17 17:20
友人から聞いた話です。
深夜に*ノ塚駅から、家まで歩いていると
後ろの方で「キキーっ!ドンっ」と音がしたので振り向くと
道に飛び出した犬を車がはねた直後。
一瞬の間があったあと、車は急発進で逃げました。
「可哀相に…」と思っていたら
飼い主らしきホステスっぽい女性が、そのはねられた犬の所にいき
素手でつかんで「あーあっ」と言いながら近くのゴミ置き場に放り投げました。
泣きもせず、淡々としたその行動に友人は恐ろしくなったそうです。
129 名前:1 投稿日:02/01/18 01:05
消防の頃読んだ話なので作り話かと思い込んでたが、
調べてみたら実話だった、嫌過ぎるロボトミー(脳外科手術)の話。
以下ちと長いがコピペ。
昭和33年6月5日、坂本一仁は河口湖畔で生まれた。
銀行員だった父親は仕事と家庭を放り出して行方がわからなくなっていた。
母岩瀬幸子(24)は一度は一仁を堕ろそうとしたが、割烹旅館で働きながら一仁を産んだ。
生後3ヶ月の頃、母は上京し、新宿のクラブに勤めた。一仁は甲府の祖母と2人で育った。
母は学齢になったら一仁と暮らすのを夢見ていた。母はホステスをやめ、池袋でスナックをやっていた。
昭和40年4月、一仁は上京し日之出小学校に入学した。しかし、5月に知恵遅れとして
大塚台小学校特殊学級に転校させられた。
一仁は目をパチパチするようになり、1年生の終わり頃、一仁は数秒から10数秒、
瞬間的に意識をなくす発作を起こした。
昭和42年1月19日、担任教師の紹介で、都立梅ヶ丘病院に通院した。投薬を受けたが、
1人で通学し、問題なく友達と遊んだ。
11月23日、全身けいれんの発作を起こした。翌8月に2度目の発作を起こし、
梅ヶ丘病院に入院した。なじめず、1週間で退院した。母は池袋に近い病院を希望し、
東大分院精神科外来を紹介された。
131 名前:2 投稿日:02/01/18 01:06
分院で検査をしたが検査結果に疑問があると、東大脳外科を紹介された。
一仁は検査を嫌がった。それで検査には全身麻酔が必要だと入院する事になった。
11月22日、一仁は入院した。25日、脳外科の長、佐野圭司教授が大勢の弟子を連れて回診した。
佐野は一仁のカルテに「難治性てんかんでステレオ(定位脳手術)適応」と書いた。検査の前日、
1回の回診で検査入院をしたはずの一仁がロボトミー手術を受ける事になってしまった。
病院はいつまでも一仁を退院させなかった。母はやっと一仁を退院させ、分院に通院させた。
投薬で症状は落ち着いて来た。
昭和44年11月27日、朝11時、東大脳外科からの突然の電話で一方的に入院を言われた。
母は一仁を早退させ、病院に連れて行った。
12月2日、頭蓋骨に穴を空けて脳波を調べるなどの検査を受けた。6時間以上かかるつらい検査だった。
12月11日、一仁はロボトミーをされ、12月30日、歩く事もできず母に背負われて退院した。
発作も続いていた。昭和45年1月3日、朝から何度も発作を起こした。母は病院に連絡した。
1月8日の再入院を指示された。
入院した。1月20日に2度目のロボトミー手術が行われた。1度目も2度目も検査名目で
手術だという事は知らされなかった。
133 名前:3 投稿日:02/01/18 01:06
2月7日、一仁を病院から退院させるよう連絡があった。悪化していた。主治医は冷たかった。
一仁を捨てたのだ。2月15日、退院。
寝たきりの一仁は1日中「ウルトラマン」と「仮面ライダー」の主題歌を聞くだけで、
話す事もできなかった。曲が終わると、一仁が母にだけわかる声でせがむ。
母は何度でもテープを再生した。床ずれが酷かった。
一仁にはヒダントールF錠が処方された。副作用で歯肉が増殖し、口の外にはみ出した。
流動食しか食べられない。1口ごとにむせて、まわりは嘔吐物で汚れた。
舌が喉の奥に沈み呼吸困難になった。眠っている時は顎を上げておかなければならなかった。
母は往診を依頼した。だが、担当医は連れて来いと取り合わなかった。病院に行っても、
担当医と会う事もできなくなった。知り合いだった保険関係の新聞記者が顔を出してくれた。
すると、医師はすぐに出て来て往診を承諾した。態度がまったく違った。
往診はおざなりだった。手ぶらで来て、スリコギを出させ、一仁の体を叩いて見るだけだった。
貧しい母子家庭と見てか、馬鹿にしきっていた。
一仁は衰弱して行った。母は病院の対応が許せず、弁護士に会った。昭和48年6月、母は訴訟を起こした。
昭和49年3月21日、一仁は死んだ。18歳だった。裁判は続いていた。
ttp://www3.xdsl.ne.jp/~hana/wrk0030.html
168 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:19
ロボトミー手術の話、
何かよくある「医者が高慢で横暴」というオチなの?
それとも手術をされた人が、人として生きていないという悲劇なの?
170 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:30
>168
後者。
脳の一部を切り取る、削り取る、もしくは焼失させる手術の事。
脳の一部を失わせる事で、感情を失わせ、それと同時に暴欲を減退させる効果を持つ。
ロボトミー殺人事件の犯人の桜庭は、この感情を失わせる、という効果により、
有名な景色を見ても何の感慨も無かった事で、自身は人として生きていけないと悟る。
暴欲を減退させると同時に、仕事のやる気等もおきなくなるらしい。
これにより、桜庭は自身の意図に反して、周りから「仕事を真面目にしろ」といわれ続けた。
これがプレッシャーとなり、結果、自分を騙してロボトミー手術を行った藤井医師を殺害しようとした。
その結果は、藤井医師の祖母と妻を殺害し、捕まった。
175 名前:亀レスでスマソ! 投稿日:02/01/18 21:04
>>170
ロボトミー事件は明らかな手術の失敗による怨恨殺人事件だよ。桜庭は
てんかんの発作がヒドくなってブルドーザーの仕事が出来なくなったん
だよ。それを恨んでいた。「感情がなくなった」ような感じはしていた
らしいが、なくなったワケではない。
140 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 02:15
今日は朝から雨だった。
歯医者に行った帰りにコンビニに行った。
そこで軽く雑誌を立ち読みした後、
お菓子を買って店を出て傘をさそうと思ったら、傘たてに自分の傘がない。
他のお客さんの傘が数本あるだけ。
こんなわずかな間に傘が取られた!?といぶかりながら店員に報告。
怪しい人とか見かねなかった?とかビデオついてねーの?この店。ダッセーとか
サンザン悪態をついていたら、店員がすまなそうに透明の傘を貸してくれた。
それをさして家に帰ると留守録が入ってて、再生してみると
「○X歯科ですが、今日傘を間違って帰えられていると思われますので、
明日間違えた傘を持ってきてください。」
・・・・。その間違えた傘とやらはコンビニにあるわけで・・・・。
歯医者にしらをきるにも完全予約制で、その時に帰ったのは俺だけなわけで・・・。
本で読んだ話。
昔インドがイギリスの植民地だった頃、
イギリス人の母娘がインドに旅行でやってきた。
到着後すぐに、ホテルで母親が高熱を出して苦しみ始めた。
駆けつけたホテルの従業員には悪性の伝染病であることが一目でわかった。
消毒などで営業に支障をきたすことをおそれたホテル側は、
娘が医者を呼びに行っている間に母親を別の部屋に移し、持ち物も全て持ち去った。
娘が医者を連れて来てみると母親はいない。
ホテル側は、はじめから娘独りの宿泊だったと証言。
必死で真実を訴える娘は、精神病院に送られて死ぬまで監禁された。
母親は行方不明。
実話って書いてあったけど、
インド恐怖症のイギリス人が作ったネタっぽいな。
173 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:56
手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』より。
ある日、町中で知的障害者の娘をみかけたBJは
気になって調べたところその娘が公害病の患者だと知る。
あまりに貧しい暮らしぶりを心配して企業や行政に訴えるが障害を逆手に取られて保証金がもらえない。
頭に来たBJは娘を手術し、奇跡的に障害が軽くなる
(治ってはいない、簡単な読み書きが出来るようになっただけ)
保証金が貰えることになったのだが、娘は海で溺死してしまう。
手塚治虫はこの手の話は多い。鬱打死脳。
希望に満ちてやって来たはずなのに
176 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 21:09
中2の時に大学出たばかりの他地方出身の女の先生がきたのね。
まず言葉が面白いといじめ。授業中も大騒ぎで、私のいるクラスにまで
皆の奇声と「しずかにしなさーい!」って先生の声がずっと聞こえてたし
図が汚い(数学の先生だったので)、黒板が歪んで見える、と罵詈雑言。
私のクラスは他のベテランの先生だったけど、その先生担当のクラスの子達はよく
「私達の成績が落ちたらアイツのせいよ~!」って言ってた。
(本人の前でも言ってたかな)
結局1年もたず心を病んで実家に帰っちゃった。
それから10年経った頃、私は人生で大コケするわけですが……
その時思い出したのはあの先生のことだった。
希望に満ちてやって来たはずなのに、一体どんな気持ちで去って行ったのだろう。
どれだけ哀しかっただろうか…と考えると、ホントなんともいえない気持ちになった。
なんかうまく文章書けない。ゴメン。
182 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 23:28
>176
それは、その先生本人も教師の資質がなかったんだよ。
気の毒だけど、自業自得。
人生じゃよくあることだよね。
夫と妻と息子の三人家族が別荘に遊びに来ました。
妻を残して、夫と息子の2人で湖に行きました。
夫は泳げなかったので息子が泳いでるのを岸辺で見ているだけでした。
そのとき、突然息子がおぼれ出しました。
夫はあわてて別荘へ帰って、泳ぎのうまい妻を呼んできました。
妻は湖に飛び込んで息子を助けようとしました。
しかし、夫が見たのは、肩まで水につかりながら息子の死体をかかえてる妻の姿でした。
フレドリック・ブラウン短編集 未来世界から来た男 より
あぁ、「海亀のスープ」が、ドラマ内容と違う印象を与えている!!
以下はTVドラマ板の過去ログより。
「海亀のスープ」
あるレストランで雑誌の取材中、天本は何十年ぶりかに「海亀のスープ」を口にした。
一口すするや否や、彼はこう言った。
「違う…、これは海亀のスープじゃない!!」
そう震えながら、席を立ち、行ってしまった。
翌日、彼は自殺した。
雑誌記者の木内はこの事件の謎を追う。
葬儀でみかけた男(いかりや)が何か関わっていると察し、話を徐々に聞き出す。
実は、あのときレストランにもいた。
…私達は、船乗りだった。あるとき嵐で遭難した。食糧も底をついた。
私(いかりや)はまだ比較的元気だったが、次第に衰え、意識も朦朧としてきた天本を助けるため、
私は「海亀のスープ」を作り、彼に与えた。
運命は皮肉です。その次の日、私達は救助隊に発見され、助かった。
天本はそのときの「海亀のスープ」の味を覚えていたのだ。
何十年ぶりかに口にした「海亀のスープ」で、全てを悟った。
あのとき乗組員は、3人いた…。
494 名前:. 投稿日:01/10/08 12:38 id:t5nNarzg
>>493
厨房の頃は意味分からなかったけど
今、読み返してみたらわかったよ。
「海亀=もう1人の友人の肉」ってことだったんだね..。
まぁ、死んでいただろうけどそれはショックだったのかも知れない。。
良くまとまっていると思う。
「世にも…」は後味悪い話も多かったですね。救われない話とか。
ガストンルルーの恐怖夜話
ガストン・ルルーにも遭難して人間の肉を食べる話があるよ。
たくさん人が乗った船が遭難してボートで漂流する。
食べ物もなくなったんでくじ引きで生きてる人の手足を食べる。
そのボートには医者が乗ってたからうまく止血したりして、手足を食べられても命には別状はなかった。
あと、そのボートには若い女性がいてとても美しい女性だったから食べるのは勘弁してもらえてた。
そんなこんなで、結局全員生きて帰れるんだけど、みんな手足がなくなったりしてる。
でも若い女性は5体満足。
その生き残った人たちは人肉の味を覚えたのでときどき集まっては人肉を食べていた。
(その女性も含む)
この話の主人公はその若い女性にあやつられて、
人肉食いの集まりにいっちゃって、片腕を食われちゃったって話です。
読んだのはずいぶん昔なので、かなり間違いがあると思われますがまあこんな感じの話でした。
きれいな女性が人肉の味を覚えちゃったっていうのがいいね。
ちなみに創元文庫の「ガストンルルーの恐怖夜話」って本で読めます。
394 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/24 13:54
小学校の時に読んだ、
「ある幸せな家族」・・・だったかな?
そういう感じのタイトルの本が後味悪かった。
絵に描いたような幸せな家族の男の子が主人公。
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、まだ小さい弟(妹だったかも)がいて、
新しい大きな家に引っ越したばっかり。
けど、次々と家族が死んでいって、最後には主人公だけになるって話。
で、読んでるうちに、どうして家族が死んでいったかとかわかるんだけど、後味悪かったなぁ~子供心に。
397 名前:394 投稿日:02/01/24 15:05
でも、これ以上言っちゃうとネタばらしに・・・
まーいっか。
最初に死んじゃったのはお父さんなんだけど、それは事故だったのね。
で、親戚やら警察やらとりあえずいろんな人が家を出入りして、主人公の毎日の生活が随分と変わってしまう。
幸せ+恵まれた家の子の主人公は、毎日に退屈していたから、もっと人が死ねば、もっと面白くなると思う。
つまり、家族を殺していったのは、まだ小学生の主人公。
詳細は覚えてないけど、うまいぐあいに死んでいくのよ。
けど、最後にお姉さんと主人公だけになっちゃって、お姉さんは気付いていて。
主人公も、お姉さんだけは大好きだから、迷うんだけど、最後にはやっぱ殺しちゃうの。
お姉さんもそれを受け入れる・・・みたいな。
そんな感じの話です。
説明下手でスマソ
あーまた読み返したくなってきた。
こないだ、セールスマン(押し売り)がきた。
2、3分ですむといっていかにも「市からきた」みたいなこといって
ダマされ、家にあげてしまった。
浄水器の説明をさんざんうけ、断り続けて結局帰ってもらった。
が帰る前に一言
「気をつけてくださいね。僕みたいな人間ばかりじゃないですから」
余計なお世話と言うか、捨てぜりふというか、未だに後味悪い。
ダマされた自分も悪いがお前にそんなこと言われる筋合いもないんじゃ。ゴルァ!
菊花の約(きくはな の ちぎり)
473 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/30 23:58
>風葬の教室
著者は山田詠美だったね?
いじめられる女の子が主人公なんだけど、いじめる方の女の子のぶっちゃけた理由が、
自分の好きな先生はあいつを気に入ってる!って女の嫉妬からだったんだよね。
それに気づいてから主人公は、その先生に女の肢体を見せつけて気を引くんだよね、
それもいじめる女の子だけがそれに気づく様にして。
「ほら、あなたの好きな先生があたしの足に見とれてるわよ、悔しいでしょ?」
てな感じに、ターゲットだけが傷つく最も効果的な復讐の仕方を習得した時点で
立場は逆転していくわけだ。
こうやって書くと全然後味悪くないけど、
幼くても女の生臭さはすでに持っているってトコがリアルで圧巻だったなあ…。
453 名前:菊花の約(きくくはのちぎり) 投稿日:02/01/28 11:59
ある学者が、道中病に倒れた武士の看病をした。
まったく面識も無いのに手厚く介抱してくれたため、武士は大変感激し、学者に兵法などを教えた。
学者のほうも武士の礼儀正しい態度に感心し、親しくなった二人は兄弟の契りを交わす。
しかし武士は、乗っ取られた郷里の様子を見に帰る途中であったため、再開の約束をし、郷に帰ってしまう。
誠実な人だったので、約束の日には帰ってくると信じていた学者だったが、その日になっても帰ってこない。
深夜遅くにウトウトしていると、目の前に武士が現れ、言った。
「郷里に帰ったところ門下に下れと誘われ、約束があるからといって帰ろうとしたら捕まってしまった。
とても約束の日には間に合いそうに無かったので、今日の朝自害して、こうしてあなたに会いに来た。」
それを聞いた学者は、ひどく悲しんだ。
ここで終わっときゃ、いい話って感じなんだけど・・・。
454 名前:菊花の約(きくくはのちぎり)2 投稿日:02/01/28 12:14
悲しんだ学者は、せめて骨を拾い、手厚く葬ってやりたいと武士の故郷(出雲)へ向かった。
郷里へついた学者は、武士の従兄弟の家を訪ねる。
この従兄弟は、武士を閉じ込めた張本人であり、現在出雲を統治している殿(乗っ取った人)に仕えていた。
学者は、中国の古文を引用し、この従兄弟を散々責め立てた。
そして、やおらに刀を取り出し、従兄弟を切り捨てて逃亡した。
家臣を殺された出雲の新しい君主は、武士と学者の友情にいたく感動し、学者の行方を追わせなかった・・・。
殺すなよ・・・と、ツッコミたい。
実際読んでみると、話の締め括りかたも陳腐で、いろんな意味で後味悪いっす。
523 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/02 14:34
- 昔、TVでやっていた「機動戦士ガンダム」の続編
「機動戦士Zガンダム」での後味の悪いエピソードです。敵方のティターンズの新型モビルスーツガンダムをうばって
エウーゴという組織に合流した主人公のカミーユ。
ティターンズはガンダムを取り戻す為にエウーゴに使者としてエマという女性兵士を送る。
エマの持たされた手紙は、カミーユの母親を人質にしてガンダムとの交換を迫る手紙であった。
そんなことと知らなかったエマは、ティターンズの卑怯なやり方に驚愕する。ティターンズは、カミーユの母をカプセルに入れて宇宙空間に出し交渉をせまる。
母をガンダムで助け出そうとするカミーユ、
後少しでガンダムの手が母に届くというところで爆発するカプセル。
ティターンズは、いざという時のためカプセルに爆弾を仕掛けていたのだった。
ティターンズが素晴らしい組織であると教え込まれていたエマは、
ガンダムで帰還したカミーユにカプセルの中にいた母親は人形だったのでしょうと言い放つ。
カミーユは怒りと共にガンダムの手のひらを広げてエマに見せる。
その手は、血で真っ赤に染まっていたのだった。
僕の知ってる後味の悪い話を。
相当昔。 全日空がDC3を使っていた頃の話。
夜の名古屋空港で、管制官のミスが原因で事故。
全日空DC3と自衛隊のF86Fが正面衝突をした。
戦闘機のパイロットは衝突を避ける為、機体を横転させたが間に合わなかった。
全日空機に乗っていた3人が死亡した。
2人が新婚ほやほやのカップル。
新婚旅行に行くので、全日空が気を利かせて機体最後部の席を用意した。
もう1人が客室乗務員。
非番だったが、友人の客室乗務員が風邪に罹り、変わりに勤務に着き、
新婚さんに不自由ないようにと、新婚さん近くの席に座ってた。
そこにF86Fの主翼が突っ込み、横切り、両断していった。
人々の善意が全部裏目に出た。
当時名古屋空港は拡張工事をしていた。
夜はカンテラの灯りで工事していたので、滑走路を誤認しそうだ、危険だ、
と上層部に上奏していたのが、事故時F86Fを操縦していたパイロット。
管制塔の離陸許可の時、カンテラの件で一抹の不安を感じたが、滑走を開始。
カンテラの灯りで、DC3の着陸灯が認識できなかったらしい。
トマスクックの「夏草の記憶」
597 名前:593 投稿日:02/02/05 00:30
わかりました。
では、説明します。
長いですよ。
1950年代、アラバマ州チョクタウという町での話。
主人公ベンは小太り、眼鏡で本の虫少年。
ある日、ケリ-という美しい少女が母親と一緒に町に越してくる。
ケリーは浅黒い肌と黒っぽいカールした髪の毛の少女だった。
ケリーも本が好きで、物を書くのも好きなので、
ベンと一緒に学校の新聞の編集の係をやるようになる。
ケリーとベンの仲はそれによって近しいものになり。
ベンはケリーに恋心を抱くようになる。
チョクタウには「ブレイクハートヒル」と呼ばれている丘がある。
なぜかケリーはその丘の由来に非常に興味をしめす。
そして、町の人が誰も知らなかった事実を調べあげる。
その丘では昔、黒人奴隷市場が開かれた場所であり、
市場が開かれるときにはかならず余興として
黒人達に残酷な競技をさせていたのだった。
それがこの丘が「ブレイクハートヒル」と呼ばれていた由縁だった。
598 名前:続くよ 投稿日:02/02/05 00:31
ベンはケリ-がなぜその丘の由来にそれほどまでこだわっているのか
わからなかった。しかし、ケリーの過去には何かがあるのを感じた。
ケリーのそういった神秘的な部分に、ベンはますます惹かれて行った。
しかし、ケリーは決してベンを愛することはなかった。
ベンはある日、ケリーのちょっとした仕種からそれをさとり激しく絶望する。
ケリーはそんな事もしらず、トッドという少年に惹かれていくようになる。
トッドはベンとは正反対のスポーツ万能でハンサムな学校中があこがれる存在だった。
ベンはある日、見てしまう。
ケリ-が「自分が全てをささげる男性に渡すつもりだ」と言って
指にはめていたリングをトッドに渡しているのを。
そして抱き合う二人。それを見てベンは思った。
二人はロミオとジュリエットのように美しく、永遠の存在のように見えるのに
一方自分はちっぽけでみじめで誰も顧みない存在だと。
599 名前:さらに続くよ 投稿日:02/02/05 00:32
そして、その瞬間、ベンの中にインスピレーションが閃き渡った。
ケリ-が何故ブレイクハートヒルに脅迫的にこだわっていたのか。
そしてケリーの浅黒い肌と黒っぽいカールした髪の毛のわけを。
ベンはそこにたまたま一緒にいた友達にこう告げる。
「だけど、トッドはこの事を知ったらどう思うんだろうな。
ケリーの父親は実は・・・・・黒人だってことを。」
友達はきっとこのことをトッドに告げるだろう。
それが真実であるかどうかなどどうでもよかった。
二人を破滅させる種さえまけばよかったのだ。
600 名前:終わるよ 投稿日:02/02/05 00:34
案の定、友達はトッドにその事を告げ、
驚いたトッドはケリーをブレイクハートヒルに呼び出して問いつめた。
ケリーは人を愛する心も強いが、人に失望した時の怒りも激しい少女だった。
ケリーは激しくトッドをなじり、リングをかえせとトッドにつかみかかった。
ケリーのあまりの剣幕にトッドはケリーを思わず突き飛ばしてしまう。
ケリーは転倒し、頭部に激しい挫傷を負ってしまう。
ケリーはこの怪我により廃人になってしまった。
また、トッドがこの罪で捕まることはなく、
かわりにライル・ゲートという町のならず者が犯人にしたてあげられる。
ライル・ゲートは無実を主張しつつ、獄中死する。
トッドはケリ-とつきあう以前のガールフレンド、マリ-と結婚するが
事件のせいで心が挫けてしまったのか、暴力夫となり、
マリーに暴力を振るう日々を送るようになる。
ベンは平凡な女性を妻に迎え、一見平穏な日々を送る。
しかし、妻を本当に愛する事はできなかったし、
ケリーに愛されなかった絶望が胸を去る事もなかった
ウルトラマンセブン
682 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/06 12:36
セブンではギエロン星獣も悲しい話だったね
地球防衛隊が作ったミサイルを、実験の為に無生物星に打ちこんで破壊する。
しかし、それは無生物の星ではなく、ミサイルの放射能によって
ギエロン星獣は誕生して地球に向かってくる。
地球防衛隊が攻撃をしかけ、それに応対してギエロン星獣は攻撃をし返した。
最後、セブンとの戦いは、花咲き乱れる場所で行われる。
装甲の硬いギエロン星獣に、セブンはアイスラッガーを手でつかみ
頚動脈を切って倒す。ギエロン星獣は声をあげ花畑に倒れる。
その花咲き乱れる場所は、ギエロン星獣の母星
地球人に破壊された星に似ていたのかもしれない。
そこを目指しギエロン星獣は・・・
で終り
689 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/06 16:52
帰ってきたウルトラマンでは、
少年に化けた宇宙人の話も嫌だった。
凶悪な宇宙人が、耳の聞こえない少年になりすまして
悪事を行うんだけど、それに気付いて、周りに訴える
郷隊員(ウルトラマン)は狂人扱いされるんだよなー
鬱だ。
726 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 00:29
以下あらすじ。
主人公の少年は両親と祖母と妹(+猫)の5人暮らし。
両親は自宅隣の町工場を二人だけできりもりし、毎日忙しい。
兄妹の食事などの面倒を見てくれるのはおばあちゃんである。
そんな少年の暮らしに影を落としているのは、そのやさしい祖母がもうすぐ70を迎える事。
この話の世界では、70歳になった老人は政府の車が迎えに来て、どこかへと連れていかれ、
2度戻ってこないのだ(おそらく一種の姥捨て)
その迎えがこないようにするには、政治家などの国家要人になるか、
芸能や文化などで文化勲章レベルにまで名を挙げるしかない。一般庶民にはどれも無理な相談だ。
そんな庶民に残された最後の希望がくじを買うこと。
3等で1年、2等で5年、1等で10年の延命が補償されるのだ。
くじは買うときに個人登録がなされ、当選してもその血縁者にしか適用できず、
1枚目は1万、2枚目で10万円、と枚数があがるごとに値段が跳ね上がっていく。
金持ちの買占めを防ぐためだが、少年は少しでも祖母が助かる可能性を上げたくて、
2枚目のくじを買おうと決意する。
自分の貯金をはたき、懸賞で当たったレアもののカードをマニアの上級生に売ったり、
自分の持っている漫画やゲームを残らず同級生に売り払った。
親切な同級生の女の子が足りない分を貸してくれたりして、
少年はなんとか10万円を工面することができた。
(続く)
727 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 00:31
(726続き)
そして当選発表の日。
3等、2等の当選番号が発表されていく、じりじりとした気持ちで少年は自分の2枚のくじを確かめる。
しかし、どれも外れていた。両親たちのくじもだ。
1等もあたらなかった。落胆する一家。しかしまだ特別賞の発表があった。
当たっていた――――特別賞の1番違い。それは前後賞で20年の延命が補償される。
喜びに沸き立つ一家。少年も大喜びだ。僕のくじがおばあちゃんの20年になった!
その後、一家には平穏な毎日がおとずれる。
一時は危ないと思われていた両親の町工場は持ちなおしたらしく、兄妹のお年玉もアップしていた。
そして、迎えた祖母の70の誕生日。母が精一杯のご馳走を作った。しかし、一方で妙なことに気が付いた。
祖母の部屋がきれいに片付けられているのだ。
その夜、少年は祖母に呼ばれ、打ち明けられた。明日、祖母にお迎えがくるのだと。
少年は驚愕する。くじがあるはずだと叫んだが、祖母は売ってしまったという。
本来は血縁者にしか使えないくじだが、どうしても長生きしたい金持ちはいる。
そんな金持ちと祖母は話をつけ、形式上の婚姻をした。役所にも金を掴ませ、くじ購入前に入籍をしたことにしてある。
どうしてそんなことを、と絶句する少年に、祖母は続けて話した。
両親は隠していたが、二人が経営する町工場は相当に危なかったのだ。
あのままなら一家心中するしかないというくらいに。
長生きしても、家族のそんな姿を見るくらいなら、
その20年で息子や孫達が幸せになってくれた方がいいと祖母は語った。
しかし、少年にはどうしても理解できない。おばあちゃんの馬鹿! と叫び、やりきれない涙を流す。
翌朝、祖母にお迎えの車がやってくる。少年は意地をはり、見送りに出ようとしない。
しかし、いよいよ車の出る直前、たまらずに外に出た。
祖母を乗せた車は、遠くに霞んで見えるだけだった……
少年はただ立ち尽くし、それを見送ることしかできなかった。
以上ッス。あんまりおもしろくないね。説明下手でスマソ。
でも、淡々とした日常描写に妙に引きつけられた話だった。
なんてことない普通の日本の風景なのに、寿命をくじであがなうという設定、
そこだけが異質で印象的だったです。
少年犯罪板の神戸某事件のスレに書き込みされていた話。
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10 名前: 投稿日:02/02/07 19:15
本当にあった話です。去年の11月のことでした。
その夜私は女4人で神戸の三宮で食事会がありました。
私はお酒が強くないのに、その日は調子に乗って飲みすぎてしまいました。
電車に乗る気がしなくて、長田の子とタクシーに乗りました。
その子が先に降りてから私は気分が悪くなっちゃって、家よりかなり手前でタクシーを降りました。
家の人に迎えに来てもらっても車に乗るのが嫌だったので、ぶらぶら歩いていました。
道の角の家の門のところに、傘を差した子供がいました。
雨でもないし、こんな遅い時間にヘンだなと思いました。
後ろから見たんですが、半ズボンの小太りの男の子でした。
その子の後ろを通り過ぎてちょっと気になって振り返った時、その子も私のほうに体を向けました。
そしたらその子には首がなかったんです!
私は恐怖で声も出ず、気持ち悪くなって道のはたにしゃがんでちょっと吐きました。
急いで逃げて避難して、家の人に迎えに来てもらいました。
その話をしても、お酒のせいにされて信じてもらえませんでした。
でもそうじゃないことが分かったんです。
最近、酒鬼薔薇事件の被害者の家族が引っ越してきたという噂を聞きました。
その家の場所が、首のない子供が立ってた場所なんです。
それを聞いてからもっと恐くなり体調もよくありません。今日も仕事休みました。
あの子は家族のところへ帰りたがっているのでしょうか。
可愛そうで仕方ありませんけど、それよりも私には恐いです。
犯人のことよりあの子を誰か何とかしてあげてください。
私を何とかしてください。
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本当でも嘘でも、後味悪い・・・(;´Д`)
殺戮に至る病
747 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:06
「殺戮に至る病」あらすじ
稔は母親への許される事のない欲情を押さえつけられながら生きてきた。
幼いころ風呂で見た母親の透き通るような白い肌に親子の愛情以上の何かを感じていた。
満たされる事のない欲求のうさ晴らしのため、大学で女性に声をかける。どこか母親に似た女性だった。
そして欲望のまま肌を合わせている最中聞いていた岡村貴子の曲が女の喘ぎ声にかき消されてしまう。
「女はみんな同じ。セックスしているときはどんな女も同じで俺の邪魔をするんだ」
静かにさせるために彼女の口をふさいでいたところ女はそのまま死んでしまった。
しかし稔はこの出来事によって、死んだ女はうるさくしないし自分の思うままであることに気づく。
生まれたままの姿で、死んでいる女・・・・。
稔は興奮した。母親への満たされない感情が満たされていくような気がしていた。
続く。
748 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:17
続き。
雅子は最近息子の様子がおかしい事に気づいた。
世界中誰よりも大切な息子。
息子の事なら何でも知っている。
息子が週にどれくらい自慰しているか知っているし、部屋の中に隠してある変な雑誌は全部捨てている。
私の大事な息子が今近くで頻繁に起こっている殺人事件に関係しているわけがない。
疑心暗鬼だと思いつつ平穏を保つように日々の生活を送っていた。
しかしある日息子が庭で何かをしていた事に気がつく。
何かを埋めていた?
雅子は悪い予感を振り払うようにスコップを握り締めていた。
続く
749 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:25
続き。
稔は家出少女に声をかけ、また最初の女とおなじようにベッドをともにする。
岡村貴子の曲を聞かせ2人で絶頂を迎えたかった。
少女の首にベルトをかけ、一気に締め上げると同時に稔は果てた。
少女との別れは涙が出るほど辛かった。
ずっと一緒にいたいどうすればいい?
彼女を持って帰ろう。
稔は決断した。
包丁で彼女の乳房を削り取る。
そしてビニールにくるみ大事そうにポケットに入れた。
こうすれば彼女は俺の手の中にある!
乳房を切り取られた無残な死体は、もう稔の目には入らなかった。
続く
750 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:31
続き
雅子は決定的な証拠を握った。
「まさか私の大事な息子が!!そんなわけない!!」
庭で見つけたビニール袋は何かの間違いだ。
日ごと不審な行動が増え続ける息子をついに尾行する事に決めた。
あるホテル前でごったがえす人の群れ。
殺人事件がまた起こったようだった。
「女のほかにも、若い男性も死んでいるぞ!!」
雅子が見たものは、紛れもない自分の息子の姿だった。
腹には深々と刺さったままの包丁。息子は絶命していた。
続く
751 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:38
続き
「まさかあいつが?なぜ??」
目の前に現れた若い男。実は男のことをよく知っていた。
「もうやめろ!!あんたは狂っているんだ!!」
混乱する稔。しかし知られてしまったからにはそうするしかなかった。
「早く帰ろう!待っててね母さん!!母さん!!!」
傷心の雅子がパトカーに乗せられ家路につく。
彼女は完全に放心しているようだった。
家には明かりがともっていた。もう深夜なのになぜ?
いやな予感がした雅子は階段を駆け上がった。
そこには、すでに絶命している老婆の上で腰を振りつづけている夫の姿があった。
「あ、あなた!!お義母様になんてことを!!!!」
終わり。
753 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 10:22
そうそう、「殺戮に至る病」の作者ってゲームの「かまいたちの夜」のシナリオやった人なんだよね。
工房のときにそれにつられ買ってしまった本だ。
754 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 15:39
補足ね。
殺人の部分ははしょりまくっちゃった。ホントは5人くらいの被害者が出ている。
しかも家出少女のあとの被害者は女性器から子宮まで持ち去られるという描写がある。
読んでいくとこの辺かなりキツめ。
あと稔は大学教授(助教授?)だった。(しかも若く見えるとかいう設定)
だから導入部のキャンパスでナンパするとことかで引っかかっちゃうんだよ。
すっかり騙されていって、最後の最後でこれがわかる。
ああ、騙された~~~って数日間鬱だった。
小説版 シンプルプラン
795 名前:シンプル・プラン(1/3) 投稿日:02/02/09 06:54
このスレはねたばれしてもいいみたいなんで自分も一つ。
サム・ライミが映画化したシンプル・プランて小説なんだけど、
映画の方は自分は見てないんで映画とは少し粗筋が違う&長くなるけどそこは許して。
会計士の主人公と、主人公の兄(少し頭が悪い)と兄の友達の3人が、
偶然森の中に墜落した飛行機の中から大量の現金を発見する。
このお金は麻薬がらみの裏金だろうと考えた3人は、警察もこのことをしらないだろうから
3人でお金を山分けしようということになった。
796 名前:シンプル・プラン(2/3) 投稿日:02/02/09 06:57
その後、その飛行機の周りで主人公達を目撃したかも知れない人をまず口封じで殺し、
主人公は兄の友人とその恋人、そして兄も、お金の扱いについての諍いの最中に殺してしまう。
正確には兄は殺し切れてなくて最初重体だったのだが、
その兄に死んでくれと願う主人公がまず後味悪い。
結局、兄は重体のまま事件の事について何も当局に話さないまま死んでしまい、
これらの殺人は全て主人公には疑いがかからなかった。
さらにその後、主人公は自分達自身の貯金をはたいてフロリダに家を買い、
生活費は拾った現金をあてに生活しようと考えていた。しかしフロリダの家は実は詐欺で、
主人公達はお金をだまし取られ、さらに偶然読んだ新聞によると、
飛行機の現金は実は麻薬絡みではなく銀行強盗のもので、
当局に現金の番号が一部覚えられているため、使えない事がわかった。
しかし、そのことを知らない主人公の妻が花屋でその現金から一枚使ってしまう。
自分がその現金を持っている事が発覚するのを恐れた主人公は、その一枚のお札を奪い返すために
その花屋を襲い店番の人も殺してしまう。この殺人でも主人公は捕まらなかった。
797 名前:シンプル・プラン(3/3) 投稿日:02/02/09 07:00
最後エピローグで、妊娠していた妻は子供を産む。
その子は奇形児でその治療に莫大なお金がかかるが、
それは地元の人達の寄付でなんとか子供の治療費は払えている。
しかし主人公の生活は詐欺にあった影響でまだ苦しいままだ。
主人公が自分にとってあの事件はなんだったのかと考えるところで話がおわり。
主人公が一貫して冷静な語り口なのが怖い。
うまくまとめられなかったけどエピローグも原文では皮肉な感じが強くするし、
兄弟の葛藤とかももっと詳しく描写してるから、ネタバレててもこの小説は面白いと思う。
837 名前:ネタバレ注意!! 投稿日:02/02/11 10:08
>>795
シンプルプランの小説版面白いですね!
俺は映画の方しか見てないんですが、
映画だとお金はマフィアの物になってて、マフィアと殺し合いをします。
挙句、頭の弱いお兄さんは、自分は馬鹿だからいつか秘密を守れなくなる日が来るから、と
弟に自分を殺すように涙ながらに頼みます。
このときの兄演じるビリーボブソートンの演技がまた、、、泣ける。
エンディングは主人公が無表情でお金を(警察にナンバーが控えられており使えない)燃やすところで終わります。
妻は妊娠したままで、奇形児云々の話はありませんが、矢張り見た後はどよ~んと重い後味の悪さを味わえます。
817 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/10 19:35
コピペ
俺が小学3年のとき、隣のクラスにすげーいじめられっ子がいたんだ。
毎日殴られたり、机と椅子を隠されたり、体中に画鋲刺されたり
教科書も死ねとかの絵の具での落書きと所々破られ
ノートは買うたびに盗まれたり破られたり
マヨネーズ頭からかけられたり、給食におがくずなんかを入れられて食べさせられたり
口いっぱいの食塩を飲まされたり
金まではたかられはしてなかったけど、毎日そいつにとっては地獄だったと思うよ
ある日授業を受けてると
ものすごくゴムの焼いたにおいがしてきて、濛々と煙が漂っている
窓を開けると焼却炉(昔は校内でゴミを焼いていた)からもくもくと
煙がでている
先生たちが焼却炉をあけると、燃えた靴がいっぱいはいっていた。
そのいじめられっこが、クラス全員の靴を燃やした事だった。
3日後全校集会があり、誰かが自殺して命を大切にって話を校長がしてた。
休憩時間に隣のクラスからは、「バンザーイ」とか声が聞こえてきた。
そのいじめられっこが死んだようだ。
隣のクラスをのぞくと、そのいじめられっこの机に花が添えてあって
「死んでおめでとう」「じごくにおちろ」と机に落書きがしてあった
その子の家にもいたずらで「しんでくれてありがとう」とか「おめでとうございます」とか
「こどもといっしょにいっしょに自殺してください」とか
手紙が届いていて、家族共々激怒していたということでした。
そもそもそいつがいじめられた原因が
学校で1回ウンコしたことだけだったそうな。
子供は残酷だ
823 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/10 22:21
続き見つけてきた…
隣のクラスだから話は聞いてたけど
女の子からも、「くさい」とか「触ると腐る」とかいわれて、そいつに机触られただけで
もうこんな机くさくて使えないとかで大泣きした話も聞いた。
まあ100%とはいわないけど全員にいじめも対象にされていたんでしょう。
ほかのクラスからもそいついじめてる奴いたしね
あと本当に死にました。
うちの近所のお寺で葬式したし、死因は部屋で縄跳びで首つって死んだ
遺書は無くて、ただ家族の絵が描いてあってありがとうってあっただけだって
でも小学校で大の方すると、変人扱いされること多かったよね。
行きたくてもなかなか行けなくて…
肉鍋を食う女
<社会>群馬で女性を軟禁し餓死さす、同居の4人逮捕
70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:02/02/13 19:29 ID:p/W/R2Wb
餓死じゃないけど、この事件の気持ち悪さは
松本清張の「肉鍋を食う女」ってノンフィクションを連想してしまったよ。
終戦直後の食糧難の時期に、「知恵足らず」で仕事もない夫婦が近所からのお恵みで生活している。
いよいよ食べるものがなくなると、これも「知恵足らず」の長女が
空腹を訴えて大声でうるさいので母親が絞殺する。それをバラバラにして鍋にして食べてしまう。
昔の田舎だから、近所の人が長女の姿が見えないことを不審に思って、事件が発覚するんだが、
母親には全く罪悪感はない。最初は娘は親戚の所に行って留守だとか言い訳をするのだが、
追求されるとあっさり「食っちゃった」って白状する。
なんか、それと同じレベルの気持ち悪さを感じました。
922 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/14 04:52
「完全自殺マニュアル」に載っていた話
細かい話は忘れてしまったんだけど確か父親が借金を作って死ぬか失踪
母親も病気。次女は学校でいじめられ精神を病む
この話の中心人物である長女は借金返済と母の看病、そして妹を励ましながら一生懸命働いた。
借金や病気、すべての重荷が姉1人にのしかかってくる
しかし姉はそれでも一生懸命働いた。しかし、母が亡くなった頃から徐々に生活が狂いだす。
姉は何日も無断で会社を休むようになり、借金取りのせいかゴミも家に溜め込むようになった。
近所の人に食べ物を分けてもらったりなどもしていたが、
ある日近所の人が声をかけると「もう結構ですから」と言うようになった。
それからである。夏になりその姉妹の家にいっせいにハエがたかった。
なんと姉妹は餓死していたのだ。少し太めだった彼女らは通常より生き長らえたようだが。
部屋は雑誌や服、ゴミが散らばり妹が姉にしがみつくようなかたちで死んでいたと言う
たしか姉は下半身裸だっただろうか。
コメントには「もはや死ぬ気力すら無いのだ。これほど悲惨な死に方があるだろうか」
みたいなことが書いてあったと思う。
まだ厨房だったから読んだときかなり鬱入りました・・・
929 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/14 09:40
>>922
下半身裸で死んでたって話し、
他にも聞いたことあるよ…。
いきさつは忘れたけど、その人は鬱で、40~50歳の公務員(男)っていう設定だった。
都市伝説みたいになってるのかなあ?
930 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/14 09:51
>>922
その姉妹の死んだ部屋の写真をFOCUSで見た。
ゴミがぐちゃぐちゃに散乱していた。なぜか柿の種の大缶が転がっていたのが印象に残っている。
あと、確か「死んでやる」と殴り書きしたメモも在ったような。
下半身裸というのも書いてあった。(記憶違いかもしれないけど)
ちょっと揶揄するような書き方だったんだよね、それが。
実際には、おそらく最後はトイレに立つことも出来なくてたれ流し状態だったろうから
せめてもの努力として服を脱いだんじゃないか。
ゴミの中には、「りぼん」か何かの少女マンガ雑誌が何冊かあったよ。
彼女たちはどんな思いでそれを読んでいたのだろうと思うと、胸が痛んだ。
まあ、そういう写真を晒す雑誌はクソで
その糞雑誌を見ていた私も糞ガキだったってことで。
935 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/15 04:20
>929
私もその話本で読んだよ。
勤めてるときは、普通のまじめな人だったんだけど、
ある日無断欠勤したので部屋を尋ねてみたら
ゴミがうずたかく積もった異様な部屋の中で
下半身裸で死んでたってやつ?
その部屋のありさまが、真っ当でない精神を反映していたらしい。
日常生活を健全に送っているように見えても
どこか精神的に狂っている人はいるということで
読んだときすごく衝撃だったよ。