HappyendよりBadend~後味の悪い話~

後味の悪い話や胸糞の悪い話、実在の殺人鬼などの紹介・まとめブログ

後味の悪い話まとめ3【キノの旅/人を喰った話・隣人は静かに笑う】

キノの旅 「人を喰った話」

6 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/15 17:46
名前:無名草子さん 投稿日:01/10/30 20:13
「ぼく食べないよ」みたいな感じの題名。
嫌われもののライオン(他の動物を食べるから)がある日家に帰るとイチゴの入ったかごが置いてある。
「こんなぼくにも優しくしてくれる人がいるんだ」と感激するライオン。
親切な人はそれからも度々色んな果物を置いていってくれるようになる。
だけどその親切な人は、ライオンが狩りに出掛けている間に訪れるので会えない。
そこである日、ライオンは出掛けないで家で待っていることにした。
いつも置いていってくれる果物のお礼に、やぎのシチューを作って。
ところが、その日に限っていつまで待っても親切な人は現れない。
お腹が空いてきてシチューを食べたくなるけど、
「このシチューはあの人のために作ったんだ。来てくれるまで食べない」と我慢する。
でもとうとう親切な人は現れずにライオンは餓死してしまう。

いつも果物を置いていってくれていた人は、シチューの具になっているやぎでした。

というはなし。小学校の図書室にあった。読んでてすごく悲しくなった。

 

15 名前:7 投稿日:02/02/15 20:10
「人を喰った話」
キノ(主人公)は旅の途中、通りかかった雪深い山中で三人の男達と出会った。
話してみると彼らは旅の途中で吹雪に遭ってしまい立ち往生しているという。
食料もとうに尽きており、男達は飢えで立ち上がる事もおぼつかないほど衰弱しきっていた。
見かねたキノは男達が回復するまでの間食料を調達してやる事にする。
男達はキノに何度も礼を言い、涙を流しながらキノが取ってきた食料を食った。
何日かそんな事を続け、男達は徐々に体力を取り戻しキノともすっかり打ち解けた。
そんな頃、キノは男達に呼ばれてやってきたトラックの荷台で突然銃を向けられる。
男達の正体は実は奴隷商人であり、体力も回復してきたので
死んだ商品の補充としてキノを連れて行くという。
その後銃撃戦の末なんとか男達を撃ち殺し、ふとトラックの荷台を開けてみると
中には無数の白骨と前頭部をくり抜かれた頭蓋骨が転がっていた。
…こんな話なんだけど、どうも上手くまとめられんかったよ。
スマソ

 

31 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 11:27
うろ覚えですが白土三平「戦争」ネタ。
第二次大戦中の話。
チェコナチスに侵略され、チェコに進駐しているナチスは連合国に向けて爆弾を投下していた。
しかし爆弾は不発弾ばかり。
不思議に思ったナチス将校は不発弾の中身を確かめた。なんと爆弾の中身は全て砂だった。
実はこの爆弾はチェコ人捕虜に作らせていたのである。
数日後、チェコ人の工員達は全員銃殺された。
銃殺される瞬間まで、彼等は満面の笑みを
浮かべていた・・・。

 

37 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 13:49
絵本ネタね
ある森の奥深くに、ひっそり佇む1件の洋館がありました。
その洋館には「恐い怪物」が住んでいるという噂があり、
森に生きる生き物達は誰も近寄りませんでした。

しかし、好奇心のある数匹の生き物達は、
「怪物」の正体見たさに仲間を引き連れて、洋館に行ってしまいます。
道中、生き物達は恐怖故、もしくは脅かすつもりなのか、
自分達も折り重なるかのようにして「怪物」の擬態をします。
(ブレーメンの音楽隊みたいに)

なんとか洋館に辿り付くと、
中に入って「怪物」探し始めまするのですが、どんなに探しても「怪物」は現れません。
みんなが諦めかけたそんな時です、暗闇の向こうから何かが飛んでくきました。
「怪物!?」
みんな思いました。
しかし、みんなの前に姿を現したそれは、小さな、それでいて可愛らしい小鳥だったのです。
「怪物」、そう思われていた者の正体は何を隠そうこの小鳥だったのです。
疑いも晴れ、安心したみんなは擬態を解こうと、上の者から順に降りようとします。
ですが、一向に離れられません。
みんなの身体が、重なったまま一つになってしまい、離れられなくなってしまったのです。
くっついてまった身体は、どうしても離す事は出来ず、結局森に帰れなくなってしまった生き物達は
洋館の中で小さな小鳥と一緒に、ひっそりと暮らすことになってしまいました。

怪物を探すつもりが、自分達が怪物になってしまうという話です。
小学生に頃に何度も読み返した絵本だったのですが、記憶はあやふや~
とりあえず、後引くお話でした

Oヘンリーの後味の悪い話

39 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:15
O・ヘンリが出てたけど、ヘンリーで後味悪いのはあったな。
泥棒か何かで刑務所に入った男が出所する。
しかし行く当ても金もなく、男はどうすればいいのかわからない。
冬の寒さは体に堪え、降り出した雪が更に男を凍えさせる。

そこで男は思いついた。
適当な悪さをして、もう一度捕まればいい。
刑務所に入れば、屋根の付いた部屋で、温かい食事と毛布がもらえる。

そうだ、何か悪事をはたらこう。

だが、なかなかうまくいかない。
何とか悪さをしようとするが、失敗してしまう。

そうこうしているうちに、すっかり夜になってしまった。
男が焦りを覚えたとき、賛美歌の声が聞こえてくる。

その音色に耳を傾けている時、ふと気づいた。
そうだ、今日はクリスマスだ。
これは神様の贈り物かも知れない。
俺が悪事を働かないように、人生をやり直せるように。
悪い事はもう止めよう。
真面目になって生きていこう。

そして、そんな希望を見つけた男の肩を叩く者がいた。
振り返った男に掛けられた言葉は。

「もしもし、先ほどからこの辺りを不審者が
うろついていると通報があったんだが、
署まで一緒に来てくれないかね。」


45 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:52
>39
O.ヘンリーってそんなのも書いてたのか…。とりあえず詳細は知らんが、
その男は悪さをしていないのだから、すぐに解放してもらえるのでは?
カツ丼の一杯もおごってもらえるといいね>外国の警察がカツ丼出すか。ゴルァ
ところで、私もヘンリーで後味悪い話を思い出した……私が呼んだ文庫では
「最後の一葉」と同じ収録になってた話でタイトルは忘れたけど、
ストーリーは以下の通り(ところで…最後の一葉も結構後味悪くない?)

46 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:54
とあるところにパン屋をやっているオールドミスの女店主がいた。
その女店主は、毎日のように彼女の店にパンを買いに来る、ハンサムな男性客に
淡い恋心を抱くようになった。
ところでその男性客がいつも買うパンというのが、彼女の店で一番安いパンなのである。
「きっとあの人は貧乏で、苦労しているんだわ」
と思った女店主は、ある日親切心から、その安くて固くて味気ないパンを
ちょっとでもおいしくしてあげようと、真ん中に切れ目を入れ
そこにジャムを塗りこんであげた。外見上はいつもの安いパンだけど、
即席ジャムパン一丁上がりである。少しでも男の役に立てたと、女店主は喜んだ。しかし…。
47 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:54
数日後、その男が怒鳴りこんできた。女店主は何故彼が怒っているのか見当もつかない。
怒りに狂う彼に代わって、同行の友人が説明してくれた。
彼は画家(じゃないかもしれない。設計技師だったかな?)なのだが、
今度のコンクールに出品する作品を寝食を惜しんで製作していた。
製作の都合上、下書きをするのだが、その下書きを消すのにはここの安いパンを使っていた。
(つまり消しゴムがわりにパンを使っていた)
ところが先日、いつものようにここで買ったパンで下書きを消そうとしたら、ジャムがついていて、
彼の完成間近の作品はめちゃめちゃになってしまったという。
男は友人が説明する間にも怒りが収まらず「このおせっかいめ!」と女店主を罵倒する。
友人は、気が済んだだろうと、なんとか彼をなだめ、二人して店を出ていった。
後に残された女店主は、彼が店にくるようになってから、
しゃれっ気を出してつけるようにした髪飾りを粉々に打ち砕くのだった…。

O.ヘンリーってこんな話ばかりかよ!

宮部みゆきの後味悪い話

55 名前:宮部みゆきから 投稿日:02/02/16 15:46
時は江戸の頃。
世は奢侈禁制が敷かれ、贅沢と見られる事は厳しく取り締まられていた。
多くの者がその煽りを食らったが、中でも飾り職人はめっきり仕事が減ってしまい、
食うや食わずの日々を過ごしていた。

かんざし職人の男も、例に漏れず苦しい生活を送っていた。
男には病弱の妻があった。
いつか妻と二人で自分たちの小さな家を持ち、楽な暮らしをさせてやりたい、
高価でなくとも綺麗な着物を着せてやりたい、そんなささやかな夢を持った男だった。

一生懸命働いて、真面目に日々を過ごしていれば、いつかは叶う夢であった。
禁制が出来るまでは。

今の世では、叶わぬ夢だ。
それどころか、かんざしを作る客も減り、毎日の生活もおぼつかない。
妻の体は日に日に弱っていくのが、よくわかる。
救いの手は、どこにもないように思えた。

56 名前:宮部みゆきから 投稿日:02/02/16 15:46
しかし、ある日一つの依頼が男に舞い込んだ。
年老いた老人が、娘の嫁入り道具にと、かんざしの制作を依頼してきたのだ。
豪華な結婚式を挙げられないまでも、せめて代々伝わる宝石を使って、
立派なかんざしを持たせてやりたいのだと言う。
世間に知られては困るので、こっそりと娘に持たせてやりたいと。

それは今の世では考えられない品物だった。
男も初めは怪しんだが、老人の身なりや言葉、そして娘への愛情を信じる事にした。

秘密裏ゆえに大枚の報酬。
これで妻にやっと薬を買ってやれる。
何より久々の仕事だ。
職人としての腕を振るう事が出来る。

それは男にとって幸せな日々であった。

57 名前:宮部みゆきから 投稿日:02/02/16 15:46
男がやる気を出している事は、妻にも伝わっていた。
妻の具合もいくらか良くなったようで、もう一度幸せの日々が舞い戻ってきたようであった。
最後の仕上げをする時。
男の職人心が揺らされた。

二度と巡ってこないかも知れない力作を作るチャンス。
ならば、自分が作ったとの証として、かんざしに名を彫りたい。

老人も喜んで承諾してくれた。
それどころか、素晴らしい仕上がりに気をよくして
代金を上乗せしてくれた。

男には、この幸せがいつまでも続くように思えた。

明くる日。
街は一つの噂で持ちきりだった。
若い娘が仇討ちを果たしたという。
作られたばかりの美しいかんざしを使って。
男の名が彫られたかんざしを使って。

男の元に役人が訪れたのは、それから間もなくの事であった。

ラストはうまくまとめられなかったので省略してます。
あの後味の悪さが出せなかった…

かんざしに名前を彫るのを止めてくれれば、男は捕まらなかったのに…。

真面目で実直な老人も自分の都合しか考えてないドキュソだったって話しです。

 

 

63 名前:Xファイル ◆WciPaDNY 投稿日:02/02/16 18:15
ある田舎町の草原で、埋められた嬰児の死体が発見され、
モルダーとスカリーが派遣される。
赤ん坊は、人間の姿を留めていない程の奇形だった。
発見現場で調査するモルダーたちを、近くの家から三人の男達が見つめている。
地元の保安官の話だと、三人は兄弟で、両親を事故で失ったあと、
人里離れたその草原でひっそり暮らしているらしい。
地元の人とも交流せず、未だに電気も通っていない家で、自給自足の原始的な生活を送っているとか。
モルダーたちが調べた結果、やはりその三兄弟が怪しい。
まさか女性が拉致監禁されているのでは!? 無理な出産後の女性の様態が心配される。
近隣の警察の応援を待たずに、モルダーとスカリーは三兄弟の家に向かった。

三兄弟が農作業のため外に出た隙を見て、モルダーたちは家の中に侵入する。
部屋の中は、20年以上前から時間が止まっているかのようだった。
床に落ちていた新聞には、エルビス・プレスリー死亡を伝える記事が載っている。
壁には両親が健在だった頃の一家の写真が飾られていた。

そして、ついに部屋の隅に横たわる女性を発見する。
彼女は手足を切断され、無惨な状態で床板に縛り付けられていた。
突然現れたモルダーたちに錯乱状態の女性は、獣じみた声で叫び出す。
「あなたを助けに来たんです!!もう大丈夫よ!家に帰してあげるから!」
必死で女性を宥めようとするスカリーに、モルダーが言った。
「いや、ここが彼女のHOMEなんだ…彼女は彼らの母親だ…」(つづく)

64 名前:Xファイル ◆WciPaDNY 投稿日:02/02/16 18:15
写真の中の母親の顔は、目の前の女性のものだった。母親は事故で死亡してはおらず、
兄弟は怪我を負った彼女を家に連れて帰り、ずっと一緒に暮らしていた。
埋められた赤ん坊は、三兄弟とその母親の間に出来た子供だった。
長男とは年の離れた次男と三男も、死んだ父親と母親ではなく、
実は長男と母親の間の子供らしいことがわかる。
家から出るのを嫌がる母親を、なんとか説得しようとするスカリー。
「あなたは緊急に医療処置が必要です!いくら息子さん達でもこんなこと許さ…」
「あんた、子供いないだろ」
母親は勝ち誇ったかのような笑みを浮かべながら言った。
「あんたも子供を産めばわかるさ。我が子のやることは何でも許せるんだ。
 あたしの息子達はいい子ばかりだよォ」

侵入者に気付いた三兄弟が家に戻ってきて、モルダーたちに襲いかかる。
どうにか次男と三男を始末するが、気付くと長男がどこにもいない。
母親の姿も消えていた。一応事件解決(?)ということで、モルダーたちは現場を立ち去る。
(つづく)

65 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 18:17
夜、車一台通らない閑散とした田舎道に、無人のクラッシックカーが一台止まっている。
かすかに蓋が開いたトランクの中から、睦言のように優しく言い聞かせる女性の声が聞こえる。
「新しい土地で一からやり直せばいいさ…」
トランクの蓋が開き、中から男が身を起こした。カーステレオから流れるオールディーズをバックに、
男は車で暗闇の中へ走り去った
トランクに乗せた母親と一緒に。
─────────────────────────────
プロローグの出産シーン、奇形児の遺棄死体、
年不相応の薄いワンピースを着て横たわる母親の肢体、ワンピースから伸びた切断された手足、
原始生活+遺伝+近親相姦の果ての異形の一家……全てがトラウマっす。
挙げ句の果てに、このエンディング。
中盤にも、母親と息子達の性行為を示唆するシーンがあって…オエエエエエエエエ~。
Xファイルには、他にも後味悪い話が結構あるけど、自分にはこれが最強ス。ちなみに#403 「ホーム」です。

 

88 名前:僕のヒーロー 投稿日:02/02/17 14:14
うちは俺が6歳・弟が3歳の時から家が荒れだして、母親が失踪、父親もたまにしか家に帰ってこなくなった。
帰ってきた時はなぜか毎日、てんやもんの鍋焼きうどんを食わされた。
父親はその頃クスリをやりだしたらしく、どつき回されたあげく、
家を出ようとしたらドアに釘が打ち付けてあって出られなかった。
でも子供心に「何か事情があって釘を打ってるんだ」とか思って、
外に訴える様な事はせず、家にずっといた(その頃学校行ってなかった気がする)。

ある日父親も家に帰って来なくなって、家に残ってた食材でしばらく飢えをしのぎだしたが、
食い物がどんどん無くなってくるんだよね。
ゴミ箱からカビの生えたお菓子を取り出して食ってて、弟が腹壊してゲーゲー吐き出してからやっと母親の愛人が家に現れた。
当時はもう、ヒーローかとか思ってその愛人について母親のとこに行った。
でもこれって、今思えば異常な状況だったんだなあ・・・と。このニュースを見て知りました。

歌野晶午(うたの しょうご)の「正月十一日、鏡殺し」

ロ板からこぴぺ 投稿日:02/02/22 15:51
昔みた中学生日記だったとおもうんだけど・・・
両思いになってせっかく付き合いはじめた中学生カップル。
でも女の子が転校してしまうことになる。
でも最初の頃は電話とか手紙とか頻繁にやりとりするんだけど、
そのうち女の子の方から<電話の回数を減らしましょう>とか、
<手紙だけにしましょう>とかって手紙がくるようになり、男の子の方が手紙を出してもかえってこなくなる。
その間、なぜか映像にちょこちょこピエロがでてくるんです。
女の子が転校したさきの町でだんだんなじんでいき、楽しそうにしてるのと、
逆にだんだん落ち込んでいく男の子。
その映像が交互に切り替わる時にピエロが真っ暗な場所で踊ってる場面がはさまれる。

最後に、男の子が送った最後の手紙が男の子の声で読まれる場面があるんだけど、
<・・・それでも君が、大好きでした・・・大好きでした・・・>とエコーがかかった声のバックは、踊るピエロ。
そのピエロの映像もだんだん小さくなっていき、最後に黒の画面になり、<中学生日記・終>とでてた。

ながくなってすまん。でも、すごく記憶にのこってるんです。
だれかおぼえてない?

 

150 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/24 23:17
1980年代に見たドラマ
ある家族がタイムスリップして、太平洋戦争下の東京に行ってしまう。
家族は東京大空襲が起こることをしっているので、いろいろ迷った挙句みんなでビラを作り、
「空襲が起こる」ということをふれてまわるが、
その時に空襲が起こる。空襲は歴史より早く起こってしまう。
爆発のショックで家族はもう一度タイムスリップしてしまい、
現代に戻って来るが、そこは核戦争で焼け野原になった現代だった・・・。
左腕を失って、瓦礫の中で気づいた父が、
横に倒れている瀕死の見知らぬおじさんに「今は何年ですか?」とたずねると
「せん、きゅうひゃくはちじゅう・・・・」と言って、そこで息絶えてしまう。

ラストお父さんは「え?はちじゅう何年ですか?あなた、あなたーーー」
と言ってラスト。エンドロールになってしまいました。

この親子は無事に帰ることができるだろうか?歴史は変えられるだろうか?
ということにばかり注目して、同情していた視聴者が、
突然現代にもどってきたはずが、その現代がなくなってしまった。
つまり、自分だってひとごとじゃないぞ・・・と思い知らされる
大変後味の悪いラストでした。

 

235 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/06 17:26
思い出したけど、作者も題名も思い出せない話。
旦那さんが単身赴任かなにかで、姑・嫁・孫の三人で暮らしている家族。
嫁姑の仲は悪い。特に嫁は、働きもせず色々なウィッグや服で着飾り趣味に遊ぶ
姑を嫌っている。最近その姑が床に伏せりがちなのも気にくわない。

ある日嫁が爆発し、孫(自分の子。●子)が遊びに行ってる間に伏せっている姑の部屋に突撃する。
文句を言うものの、寝たふりをして顔も向けない姑に激昂し花瓶で殴打して殺してしまう。
台所で呆然とする嫁。何時間たったのか、ふと物音に振り向くと殺したはずの
姑が這いながら必死の形相で迫ってきていた!

236 名前:235 投稿日:02/03/06 17:29
「まだ生きていた!」驚愕する嫁。そばにあった漬物石を頭に叩きつけ、トドメをさす。
息を荒くしながら、棚から取ろうとして手を滑らせた漬物石が
頭に当たってしまったというように見える状況をつくり、警察に電話する。
さっそく到着する警察。しかしその状況に騙されず、他殺の可能性に気づく。
その時、家の中を捜索していた警察官が「布団の中で子供が死んでいる」と報告してきた。
実は、最初に嫁が花瓶で殺したのは自分の娘●子だった。
●子はお婆ちゃんに「最近私が遊びに行くと、嫁の機嫌が悪くなる。
お小遣いをあげるから私のウィッグをかぶって寝ているフリをしていてちょうだい」と頼まれていたのだ。
激怒している母親に真相を打ち明けることもできず、
布団の中で震えているうちに花瓶で殴られたというわけだ。

真相を悟り、自分が殺したのは愛する我が子だと知った嫁は……発狂した。

隣人は静かに笑う

264 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 13:10
3年近く前に読んだ小説で後味が悪いのあったっけ
タイトルは覚えてないんですけど内容はこんなんだったと思います
RPGの世界を疑似体験出来るシステムが開発されて主人公がそれに参加します
それでその世界で仲間を見つけ共に進んで行きました
途中で死んでしまう仲間もいましたが
擬似世界のことなので現実の世界では生きていると思っていたと思います
詳細は覚えてないのですが何かがあって主人公は擬似世界で死ぬと現実でも死んでしまうと
疑ったのか知ったかしたはずです
それでボスを倒し現実世界に戻った主人公は共に戦った仲間の生死を確認しようとするのですが
取り合ってもらえず真相はわからないまま終わるというものでした
説明がわかり難い上にお願いまでするのは気が引けるのですが
これのタイトルをご存知の方いらっしゃいませんか?

265 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 13:24
>264
岡嶋二人の『クラインの壷』かなぁ・・・
あれ、どんよりと後味悪いね。

278 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/09 00:01
遅レスだが>>264は「クリス・クロス」ではないか?ライトノベルだが。

 

 

271 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 16:06
タイトル思い出せないんだけど・・・
だんだん罠にはまって、悪人にされてしまう主人公のも後味悪かった。
覚えている事は
 ・息子が一人いた。妻は亡くなってしまった。
 ・妻は警察組織に殺されたと主張している。
 ・隣に親切な夫婦が引っ越してくる、しかしその夫婦は組織のスパイ。
 ・ラストは主人公が子供(自分の息子?)に近付こうとすると警察に狙撃されて死亡(?)。
ずっと「陰謀のセオリー」だと思っていたけど
最近違うらしい・・・と気付いた。スレ違いでスマソ。
どうしても知りたい。映画板でも聞いてこようかな・・・。

273 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 19:22
>>271
違ってたらゴメソ。
それってこの映画じゃない?
隣人は静かに笑う (1998/米)

あらすじ テロリズムを研究する大学教授マイケル・ファラディー
ジェフ・ブリッジス)は、2年前、FBIのエージェントだった妻を殺され、
幼い息子・グラントと二人でワシントンD.Cの郊外で暮らしていた。
ある日、マイケルは、最近隣に越してきたラング家の息子・ブラッディが
花火で大けがを負ったのを発見して病院に運ぶ。駆けつけた両親、
オリバー(ティム・ロビンス)とシェリル(ジョーン・キューザック)は、
マイケルに深く感謝し、これが縁で両家の交際が始まる。
しかし、マイケルはオリバー宛の同窓会案内から疑念を抱き、
彼の学歴詐称の調査するうち、彼らがなにか企みを持ったテロリストではないかと
気付き始める・・・。

 

284 名前:ガイシュツ? 投稿日:02/03/09 11:48
後味の悪さといえば邦画「鬼畜」(主演緒形拳
内容はうろ覚えだが
貧乏で3人の子持ち男(緒形)は継母(岩下志麻)に言われるがままに
その連れ子を一人づつ始末していくと言う内容だった、
まず最初の犠牲は1才ぐらいの次男、
寝てる間に事故に見せかけビニールをかぶせて窒息死させる、
次は2.3才ぐらいの長女「今日は、父ちゃんと東京へ遊びに行こう」などと連れだし
「父ちゃんの名前言えるか?住所は?」と質問し解らない事を確認した後東京タワーに置き去りにする。
長男はどうなるかその内容はビデオ借りてみる事をぜひおすすしたい。

アル・パチーノの「クルージング」

299 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/11 05:15
映画でなら、アル・パチーノの「クルージング」
ホモばかりを狙った連続殺人が発生。
アル・パチーノ演じる担当刑事は、事件の手がかりを探るため、
ちゃんと女の恋人もいるノンケの身ながら、男たちの匂いむせかえるゲイの世界に潜入捜査を試みる。
夜な夜なゲイのディスコ、ゲイのクラブと足を運ぶ・・・
なんだかんだで事件も無事解決、ある日恋人が彼の部屋を訪れる。
彼はバスルームでシャワーを浴びているところだ。
彼女は自分の恋人が脱ぎ捨てた衣服のなかに、今まで見慣れなかった物を見つける。
ティアドロップ型のサングラス、皮のジャケット。
それは彼が潜入捜査していたハードゲイの世界に棲む男たちが身につけるファッションだった。
とミイラ取りがミイラになってしまった結末を暗示して終わり。

怖くは無いけど、なんだかな、という気持ちになったので、おすそ分けする。

 

306 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/11 23:14
若かりしピーター主演、「薔薇の葬列
ピーターは東京でゲイボーイとして楽しく(?)暮らしている。
彼にはパトロンがいて、どうやら二股かけられているみたい。
で、前半は結構コミカルにゲイボーイの日常やら描いてるんだが・・・。

後半、実はピーターには秘密があった。
東京に出てくるとき、母親を刺し殺していたのだ。
しかも、パトロンが実の父親であったことに気付く。
絶望したピーターは、その場にあったナイフで、自分の両目を衝動的に突き刺してしまいました。

おしまい。

しかも目を指した後、なぜか淀川長治が出てきて
「いや~、怖かったですね~。どうでしたか?」
みたいなこと言うんだ・・・.

 

 326 名前:  投稿日:02/03/15 23:19
タイトルは忘れたがNHK教育で放映してたトルコの映画。
主人公はトルコ人のヤモメ男。西ドイツ(当時)に出稼ぎに行き、小金を貯める。
ある日、故郷に帰ることになるが、出稼ぎ先で成功した証にとして、
貯めた金をはたいてメルセデスベンツを買いそれに乗って凱旋することにする。
道中、ベンツを武器に軟派して見たりするが、あえなく失敗。そのほかにも不運が続き、
ラストシーンでは故郷を目前にして、全財産であるベンツが農道で横転、廃車に。
男はなすすべもなく泣き崩れる。全体の雰囲気からして、日本でいうと寅さんシリーズのような、
いわゆるペーソス系のほろ苦お笑い映画としてつくられたもののようだったが、
あまりの悲惨さにとてもじゃないが笑えなかった。

 

346 名前:いずぴーまぃガイハンyo! 投稿日:02/03/18 16:54
なんか消防の頃に見た児童文学(中学年向け)で、
題名もわからないんだけど、かなり後味悪い。時代背景現代。
主人公の男のコ(小5くらい)、妹(小2くらい)、母の三人暮らし。
父は離婚かなにかでいないが、時々男が出入りしていた模様。
母はケバい夜の女で、男のコらは卵かけごはんばかり食べさせられている。
二人はいつも洗濯もしてない服を着せられていた。
突然母が帰ってこなくなる。二人はジャーに残ったご飯を少しずつ食べてしのぐ。
ある日学校から帰ると妹が泣いている。聞くと遊びにきた友達におやつが何もないから、
ご飯を出して上げようとジャーを開けたら、ごはんが緑色になっていたのだと言う。
火を使えない二人は生米を少しずつ噛んで食べる。
やがて二人はやせ細り全身に斑点ができ、小さな妹はかゆみに耐え兼ねて泣いている。
やがて妹は動かなくなる。
男の子は妹を背負い、涙を堪えながら小学校の教頭に助けを求めに行くのだった。(終わり)

二人が助かったのかどうかよくわからん上に、
親が蒸発してからも学校に通っていた二人の様子になぜ先生方が気づかなかったのかが謎。
ジャーを開けたらごはんがカビてて泣いてる妹の姿にかなりのショックを受けた。

 

350 名前:うにばーさる大阪 投稿日:02/03/18 22:30
4年位前かな~、NHKの夜ドラマで榎本章さんが検察官(判事だったカモ)の役だったやつ。(全四回)
内容が
『田舎から出て来た男が彼女にフラれ、その事をからかった男に暴行。傷害罪で訴えられるも不起訴となる。
 しかしその彼女が別の男と付き合ってもう自分は用済みだと気が付いた事や、
 田舎から迎えにきた母親の寝顔を見ているうちに、爆発!彼女の顔に残るような傷を負わせて、起訴される、、、』
てな話や

『下請けの町工場の社長が、少額の賄賂を送った事で起訴。
 「国会じゃ何百万も送ってのうのうとしてる人がいるのに!」と絶叫する奥さんの後姿、、、』
とか

『証券関係の超多忙な仕事をしてるが故に子供が出来ない奥さんが、隣家へ放火未遂で起訴される。
 子供が火遊びで火を着けたのを助けた!と言い張るがなにかおかしい。
 実は子供が火を着けそうになる寸前で、助けたのは本当だったが、
 多忙な暮らしで円形脱毛にかかり子供にソレを笑われ、
(カツラをおまるの中に投げ込まれるシーンはクるものがあった)
 子供を脅かそうと放火した』

なんて話。ものごつう来た~。
あとえのもっちとその大先輩役の、(忘れた)が、悲しい時に踊る『カモメの水兵さん』は
別の意味で、グッとくるものがあった。
(第四話は未見)

 

389 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/23 14:12
野坂といえば「蛍の墓」に同時収録されてた
自分の娘が2歳ぐらいになると、
戦争中死なせてしまった妹(享年2歳ぐらい)と重なって、
妹に攻められているような強迫観念にかられて次々殺してしまうお母さんの話が後味悪かったな~
(妹死なせてしまった理由は「蛍の墓」と同じ)
タイトルなんて言ったかな?
469 名前:  投稿日:02/03/26 11:40
>>389
ありましたねー。「ねずみ」だったかな?主人公の女性は、
ねずみに噛られて死んだ妹の文子(あやこ)の姿を自分の娘に重ね合わせ、ついには・・・という話。
取り調べ室での刑事の尋問→戦時中の回想という流れなので直接の描写はありませんが、
刑事が
「寝てる赤ちゃんにふとんをかぶせて殺した」と言ってます・・・。
最後は女性が刑事に向かい
「ねずみみたいに、私を殺してくださいね」と繰り返し念を押し続ける・・・欝。