HappyendよりBadend~後味の悪い話~

後味の悪い話や胸糞の悪い話、実在の殺人鬼などの紹介・まとめブログ

後味の悪い話まとめ4【殺し屋アイスマン・バンディラの山・妖怪人間ベムの最終回】

「フロルヴィルとクールヴァル、または宿命」

358 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/19 17:08
タイトル忘れたけど、サドの小説。
ガイシュツだったらごめんなさい。
ある中年男性がいるのね。
身持ちの悪かったその人の元奥さんはすでに家出、
2人の間にできた放蕩息子も後を追うように家出してんの。
で、それから大分経ってから、その男性は再婚しようと考え、友人にかなり年下の女性を紹介されるのよ。

その女性はある家の前に捨てられていた捨て子だったんだけど、
その家の人(Aとする)に拾われてしっかり育てられたし、
何より美人で信心深かったので、男性は一目で気に入るんだけど、女性の方は拒否するの。
理由を尋ねると、「あなたのことは好きですが、私は罪深い女だから」とか何とか言う。
諦めきれない男性は、「詳しく話してくれ」と迫る。
女性が話した内容は、
 ●10代のころに恋愛をし、子供を産むが、相手には捨てられ、子供とも引き離された。
 ●それから大分経ってから知り合った年下男性に求婚されるが拒否していたところ、
  レイプされそうになり、刺し殺してしまった。
 ●その後、ある殺人事件の目撃者になり、その時の状況を警察に話し、
  犯人の女は死刑になった。その女はかたくなに容疑を否認していたし、
  他に容疑者となりうる人間もいたから、私の証言(事実とはいえ)さえなければ、
  彼女は死ななかったはず。
とゆうものでした。

でも、それを聞いても男性の気持ちは変わらず、結局2人は結婚するわけ。
で、幸せな結婚生活を送っていたある日、大昔に家出した男性の息子が帰って来るの。
「多くの不幸を体験して改心した。それにお父さんに伝えることがある。」と言うので、その内容を聞くと、
 ●昔、ある女性と恋愛をして子供まで産ませたが、捨ててしまった。
 ●その後、その子供を探し回ったが、子供はある女性をレイプしようとして殺されていた。
 ●その後、母親を探して会うことができたが、母親はある殺人事件の犯人として死刑になる直前だった。
  そして、「実はあなたには妹がいるが、私はあなたを溺愛するあまり産んですぐ捨ててしまった。
  これはあなたのお父さんの知らないことなので『あなたにはもう1人子供がいる。』と伝えてほしい。
  そして娘を捨てたのはAさんの家の前だ。」と言われた。
とゆうものでした。

つまり、その女性は自分の兄の子供を産み、実の子供を殺し、
実の母親を死刑に追い込み、実の父親と夫婦になってた、とゆうわけ。
で、信心深い彼女は、最後はダンナとその息子(つーか父と兄)の目の前で、銃で頭打ち抜いて自殺。

大学の時、授業で読まされたんだけどさ、後味悪かったな~。
これに限らず、サドの小説は後味悪いの多いからオススメ。
長々スマン。読んでくれた人ありがと。

360 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/19 19:18
●昔、ある女性と恋愛をして子供まで産ませたが、捨ててしまった。
●10代のころに恋愛をし、子供を産むが、相手には捨てられ、
 子供とも引き離された。
●その後、その子供を探し回ったが、子供はある女性をレイプしようとして殺されていた。
●それから大分経ってから知り合った年下男性に求婚されるが拒否していたところ、
 レイプされそうになり、刺し殺してしまった。

これは同一人物じゃない可能性もあり得るような。
彼女のネガティブな考えが後味をさらに悪くしちゃったのね。

362 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/19 20:33
それぞれ(父、兄、女性、殺された子)の年齢設定はどうなってるのか
かなり気になります…
364 名前:358 投稿日:02/03/20 03:08
あの後、無性にもう一度読み直したくなっちゃって、本屋に行って買ってしまいました。
岩波文庫から出ている「恋の罪」とゆう本に入っている
「フロルヴィルとクールヴァル、または宿命」とゆう話でした。
フロルヴィルが女性、クールヴァルがその父&ダンナの男性ね。
それぞれの年齢は
●フロルヴィル・・・・36歳
●クールヴァル・・・・55歳(つまりフロルヴィルは19歳の時の子供ね。)
●兄(セヌヴァル)・・・・フロルヴィルの1コ上
●子供(サン=タンジュ)・・・・フロルヴィル16歳の時の子供
             で、フロルヴィルに惚れたのが17歳の時
             だからそん時フロルヴィルは33歳くらい

でした。
まぁ、55歳の男性が36歳の嫁さんもらうのも、
17歳の少年が33歳の熟女(?)に惚れるのも、あり得ないことではないですよね。

記憶では、フロルヴィルの自殺のシーンで終わると思っていたけど、続きがありました。
その後、クールヴァルとセヌヴァルは永久に世を捨てた(いわゆる出家ね)そうな。
ラストは「人間が心の安らぎを見出せるのは墓の暗闇の中でしかない」とか、
「人間がこの世で平安を得ることなど永久にない」といったような
これまだ後味の悪いとゆうか救いのないとゆうか、暗~い言葉で〆られておりました。

>>360
同一人物じゃない可能性もあり得るっちゃあり得るんだろうけど、
ここ小説の中では「疑いなく同一人物」として書かれてました~。

恋の罪」にはこの他にも3つの短編が入っているけど、
これまた後味悪いんだ~。
お好きな人は本当オススメ。
でも、精神的に元気じゃない人は読まない方がいいかも。
マジでどよ~んとくる。

 

672 名前:長文スマソ 投稿日:02/04/24 21:53
小学生の時、市民会館でこども映画祭りというのがやっていた。
何でそんなのに行ったのは覚えていないのだが、
その時みたアニメ映画は今でもよく覚えているのだ。
それは日本が外国と戦争をしていたころ。
あるところに群れからはぐれた一頭のクジラがいた。
確か名前があったのだが忘れたんで仮名、太郎にしておく。
太郎は海鳥や魚の群れを見るたびに寂しいから友達になってと頼むのだが
「おめーはクジラだろが!!」と馬鹿にされるか、逃げられてしまう。
いつも彼はなぜ自分は一人なのかとホロホロ涙をこぼすのだった。
そんなある日、彼は自分とそっくりな子を見つける。
「ねえねえ、僕は太郎。君は?」
相手は何も答えない。

673 名前:長文スマソ 投稿日:02/04/24 21:54
それもそのはず、それは日本軍の船(潜水艦か軍艦)だったのだから。
しかし太郎の目にはその黒くて大きい体が自分と同じクジラだと思ったのです。
(まあ、ガキ向けのアニメだしな)
船は物資を運び終えて日本に帰る途中でした。
太郎は勝手にこの船を友達だと思い、ついていくことにした。
勿論、太郎のお喋りに答えてくれるはずはないけれど
船はただ一人、彼を拒みも傷つけたりもしなかったから。
いつも一緒のこのクジラに船の船員たちもいつしか気づくようになった。
「船長、このクジラいつもついてきますね」
船員達の声に、お決まりのマドロスパイプ加えたヒゲもじゃの船長は
愉快そうにパイプをくゆらすのであった。
674 名前:長文スマソ 投稿日:02/04/24 21:55
そんなある日、突如船がアメ公の潜水艦に見つかってしまったのだ。
「なんてこった、もう少しで日本だというのにっ!!」
船長の叫びも空しく、敵船の魚雷が船を掠める。
反撃する武器のないこの船では沈没も時間の問題である。
船室では最期の時を待つ船員達が、震えながら
天皇陛下バンザーイ」とか「花子(仮名)父ちゃんもうだめだー」など叫びあっている。
魚雷の第二波が来た。皆、死を覚悟した。
その時だ、船の間に割ってはいったものがある。太郎だっ!!
太郎は友達(船)がいじめられているものと思ったのだ。
魚雷は盾となった太郎に次々と当たっていく。
「いじめないで!僕の友達をいじめないで!!」
太郎の叫びも空しく魚雷は次々と打ち込まれる。
傷だらけで生き絶え絶えになった太郎は渾身の力を振り絞って、
アメ公の潜水艦に体当たりをしかけるのであった。
攻撃がやんだのに気づいた船員達は恐る恐る外にでていく。
彼らが目にしたのは今にも息絶えそうなボロボロの太郎の姿であった。
太郎は薄めを開けて船が無事な姿を確認する。
そして「よかった、君が無事で・・・」そういい残して暗い海の中に沈んでいくのだった。
「船長、あのクジラ馬鹿ですよね、敵の魚雷に突っ込んでいくなんて」
一番年若い航海士が泣きながらそう言った。
みんな何も言わなかった。あちこちで嗚咽があがっていた。
「帰ろう、日本へ。命を懸けてくれた彼のために」
太郎のいたところに敬礼すると、船長は舵をとるよう命令を下した。
夕暮れで赤く染まった海を、船は静かに進んでいった。

ハッピーエンドだと思ってたのに・・・。
これって原作あるんでしょうか(´д`)。

 

378 名前:美玉三郎 ◆clACoxQA 投稿日:02/03/22 22:20
名前忘れちゃったんだけど、
ある連続殺人鬼が後味の悪かった殺人について質問されたんだ。
そしたらその殺人鬼、今そこで殺されようとしてる被害者が必死で神に祈るので、1時間やるから思う存分祈れ。
で、1時間経ってもなにも起こらなかったらお前を殺すって言ったそうだ。
案の定、1時間経ってもなにも起こらず、その被害者は殺されたらしいが、
その殺人が一番後味が悪かったって言ってた。
その話を聞いた僕も後味が悪くなったよ。

397 名前:雪女 投稿日:02/03/24 00:05
>378
数百人は殺したと言われる殺し屋、通称「アイスマン」 
リチャード・カクリンスキーですよ
家庭内では良いパパで
家族はお父さんをビジネスマンと信じていました。

映画「シンプル・プラン

399 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/24 00:17
映画「シンプル・プラン
妊娠中の妻とともに平凡な日常を送っていた主人公は、
ある日兄とともに大雪原に墜落していたセスナ機?を発見する。
その中にはミイラ化したパイロットの死体と大金の入ったバッグを発見する。
やがて兄の悪友をも巻き込み、大金をめぐってお互いが疑心暗鬼になり人間関係はギクシャクしはじめる。
もしかしたら盗まれた金かもしれないということで主人公は兄と兄の悪友に黙っているようにクギを刺すが、
兄の悪友は大金が自分に回ってくることを見越して金遣いが荒くなる。
大金のことが漏れることを危惧した主人公は、兄の悪友をおどかしてそのことを黙らせようとするが、
口論のはずみで銃撃戦になりそいつを殺してしまう。
兄とともに殺人をうまく事故に見せかけ隠蔽するが、良心の呵責に耐えられなくなった兄は自殺。

ラスト近くで、主人公の知人の警察官がセスナ機の墜落の事件の調査結果を知らせる。
あのセスナは強盗が奪ったものであり、中に入っていた大金も盗まれたものだった。
しかも、番号はすべて控えられていて、使ったらわかるようになっているという。
絶望した主人公は、隠していた大金をすべて焼却する・・・。

途中にも色々とあるんだが、大まかなストーリーはこんな感じ。大金を手にした
ことで、平凡な生活がじわじわと蝕まれていく辺りがコワー

 

400 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/24 00:25
カレーつながりで便乗。
1~2年前にTVのニュースで見た事件だったかなあ。
幼い男の子が、レトルトパックのカレーを盗み食いした罰で
両親に酷い折檻をされて殺された事件。すごく後味悪かった。
その子は食事も満足に与えられず、常に虐待を受けていたそうな。
それ以来、自分はボンカレーが食べられません。
近所の人の証言ではガリガリに痩せこけて、町内を彷徨っていたそうな。
コンビニで食べ物を万引きした事もあったけど、
店員は可愛そうに思って警察沙汰にはせず、菓子パンをあげたとか。
つか、警察沙汰にしていれば、おまわりさんは子供の異変に気付いたと思う。
近所の人は見てるだけで何もしないってのも後味悪い。

 

549 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/15 16:54
ガイシュツかもしれないけど、昔読んだ雑誌に載ってた話。
時は近未来。科学が発達して人々の暮らしはますます快適に、豊かになった。
家庭に必ずある電話も変わった。
留守番電話だが、「多機能型臨機応変留守番電話」が主流になった。
これは、電話が独自の判断で留守番メッセージを臨機応変に対応する素晴らしいものである。
ある家庭で電話が鳴った。家人は誰も取らない。電話は独自の判断で会話に応じる。
「○○さんのお宅ですか。●●商事ですが、ご主人がお休みのようで…」
主人宛ての電話だ、ここは妻の声で対応する。
「連絡が遅れまして申し訳ありません。主人は急に熱を出してしまいました」
午後、また電話が鳴る。
「もしもし、奥さまはいらっしゃいますか?」
妻宛ての電話だ。電話は考えて、娘の声で出ることにした。

550 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/15 16:54
続)
「すいません、お母さん今買い物に行ってるんです」
夕方になり、娘のBFからも電話がかかってきた。
「○さん、今日の5時に約束してまだ来ないので心配で」
BFか、ここは父親の声のほうがいいだろう。
「田舎の祖母が急に亡くなりまして、母親と一緒に急遽帰省しましたが」
その後もこの家の電話はなかなか途絶えることはなかった。
電話はいささか疲れてしまった。いつになったらここの家人は帰ってくるのだろう。

そのころ、この家に昨夜強盗が押し入り一家を全員惨殺していった地獄絵図があった。
未だ誰にも気づかれず、電話に出る留守番電話の声を信じて、誰もそのことを知らない。
今日もまた、行方を捜す電話が鳴る。

 

568 名前:551 投稿日:02/04/15 21:09
えっとじゃネタバレってコトで<ダンサーインザダーク
主人公のセルマは先天性の目の病気をもっている。
同じ病気をもつ息子を治療するため、チェコから米国に渡ってきた。
彼女は寝る時間を惜しんで働いていたが、失明してしまい、工場を解雇される。
そんなとき、息子の手術費としてためた2000ドルを、
信頼していた、家主である警官に盗まれてしまう。
警官ともみ合いになったセルマは、彼を殺してしまう。
奪い返した手術費を何とか診療所へ届けたまでは良かったが、
セルマは「警官の金を盗んだ」というぬれぎぬまで着せられて逮捕される。
裁判の結果は絞首刑。
セルマの唯一の友であるキャシーは有能な弁護士をたて、
裁判をやり直すようセルマに言うが、
実は弁護士に支払うはずのお金は息子の手術費。
それを知ったセルマは、息子には母親よりも目(手術)が必要だと弁護士を解雇する。
勿論セルマの裁判はやり直されることなく、死刑執行の日は近づいてゆく。
当日、死刑執行台の上でセルマは息子の手術が成功したことを知らされる。
それに安堵したセルマ、首に縄をかけられながらも
「最後から2番目の歌」を歌う。

そこで突然底の部分が外れセルマ首吊り状態。
沈黙の中、カーテンが閉められTHE END。

ところどころセルマの現実逃避?として出てくる空想ミュージカルもまた、
泣けるというか……最後はもぉイイ、やめてくれってカンジ。
見終わった後、「なんでなんでなんでなんで???」が頭の中駆けめぐります。

バンディラの山

591 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/17 09:56
小学生の頃読んだマンガ。
主人公が幼い頃、主人公の家族は洪水だったか、
なんらかの自然災害で死んでしまう。
泣叫ぶ幼い主人公に、同じ村の人は、
「これもバンディラ様の意思なので仕方ない」
みたいな事を言う。
バンディラ様というのは、その地域の人達が信じている神様。

数年後、青年になった主人公は、
バンディラが住んでいるというバンディラの山に登山中に
瀕死状態になって、ある女の子に助けられる。
(家族を殺したバンディラを殺しに行く途中)
回復するまで、その女の子の住んでいる村で世話になっているうちに、
だんだんその子の事を好きなる主人公。
けど、その女の子はバンディラの巫女で、一生結婚できない。

主人公はある日村で、小さな男の子が、石を3つくらい積み重ねて、
それをバンディラ様だと言ってるのを見る。

そしてある朝起きると、彼女が家にいない。
外に出て、儀式を見る主人公。
その女の子は巫女なので、バンディラのために命を落とさないといけない。
寝かせられて、斧かなんかで首を切られようとする女の子を見て、泣き叫ぶ主人公。
けど、彼女はこれで幸せだと、素直に生け贄(?)になる。

最後のシーンは、主人公がやっとバンディラの山の頂上に着く所。
けど、頂上に神様はいなくて、村の男の子が作ってたのと同じように、
石が3つくらい積み上げてあるだけ。
そこで男の子は尽きてしまったような・・・?

子供心に悲しくなった。
「バンディラの山」だったかなぁ? タイトル。
作者は誰か覚えてないけど、絵がきれいだったのは覚えてる。

 

617 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/21 22:13
「おとうさんがいっぱい」という児童書が後味悪かったです。
主人公は小学生のトシオ。
ある日、トシオのお父さんが3人に増えてしまった。
お父さん達は、それぞれ自分が本物だと主張し、言い争いを始める。
この怪現象はトシオの家だけではなく、全国的に広まり始め、
困った政府当局は、子供に一人だけお父さんを選ばせることに決定し、
選ばれなかったお父さんは、護送車に乗せられて処分されることになった。
トシオはあみだくじでお父さんを一人決め、家庭にはまた幸せが戻ってきた。
そんなある日、トシオが玄関に行くと、そこにはもう一人のトシオがいた…。

こんな感じの話なんですが、お父さんを選ぶ特権(?)を与えられた子供達が調子に乗っていたせいか、
最後に自分達が選ばれる立場に逆転するあたりが薄気味悪くて。
説明がつたなくて後味の悪さが伝わらなかったかもしれませんが、
この本の中に収録されてる作品は、どれも児童書とは思えないほど気持ち悪いです。
星新一さんなどの不条理系小説が好きな方は、ぜひ御覧あれ。

 

653 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/23 17:57
父上の部屋へシャーペンの芯を失敬しに(買えよ)行ったとき本を見つけた。
「ぷっ、『演説に使える小話集』だって。なんじゃこりゃ」
その本に収録されていた話にこんな一編があった。
アメリカ南部の町、一人の警官が辺りを巡回していた。
一通り見回ってそろそろ帰ろうとしたとき、前を歩いてくる男に気がついた。
ひっきりなしに首を動かし、くぐもった声でブツブツ何か呟いている。
あきらかに挙動不審である。
薬をやってる変質者でなければいいのだが・・・
念の為職務質問をしてみようと思い警官は男に声をかける。
男が止まったのを確認し、近寄ろうとしたそのときだ。
男がニヤニヤした笑いを浮かべ上着の裏ポケットに手を突っ込んだではないか。
「殺られる!!」
警官は咄嗟に拳銃を抜くと何のためらいもなく男に向けて発砲した。

654 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/23 17:58
銃弾を胸に受けた男はドサッとその場に倒れやがて動かなくなった。
「あぶないところだった・・・」
警官は胸をなでおろしのポケットの中の凶器を調べることにした。
しかし予想に反して出てきたのはピストルではなかったのである。
それはボロボロになった古いメモ帳だったのだ。
警官はいぶかしげにそれを手にとり最初のページをめくった。
「この子は生まれつき重い病気で口がきけないのです。
 もしも困っていたら助けてあげてください。」
メッセージの下には男の家であろう住所と電話番号がかいてあった。
震える手で次のページをめくる。
「ぼくのかわりに電話をかけてください」「どうもありがとう」
そんなメッセージが1ページごとに書き綴られていたのである。
それは重度の障害をもつ息子を不憫に思う彼のお母さんが、
心をこめて書いたものであった。

演説にどう使えっちゅーんじゃ!!
知障は家からだすなってことか?!(´д`;)

 

657 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/23 19:04
夜中に放送してた洋画なんだけど、
貧乏な少年が、隣町あたりであこがれていたスポーツの試合が開催されるのを知る。
親から盗んだり、学校の費用をちょろまかしたりしてなんとかチケットを買えた。
夜中に家を抜け出し、友達と一緒に行く予定だったのだが、
タイミングが合わず抜け出せられなかった。
朝になり、寝坊したことに気付いた少年は急いで隣町へ向かう。

試合が行われる会場には人が溢れている。
試合までまだ時間がある。
親切なおじさんが、「隣の席とっておいてあげる」という。
その言葉に甘え、少年は近くの広場へ行き、寝転がる。

ふと気付くと・・・
少年は熟睡してしまい、試合はとっくにおわってしまっていた。
会場にはごみだけが残っている。

たしかこんなような話。
途中から見たし、どこの国の映画だかもわからんけど、後味悪かったよ。

 

661 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/24 15:58
10年ほど前に「世にも奇妙な物語」でやった「死ぬほど好き」が忘れられません。
ある日、主人公(男)の靴箱にラブレターが入っていた。
差出人は学園のアイドル。
まさかと思った主人公は死んだ振りをし、彼女の本音を探り出そうとする。
次第に話は膨らみ、親が留守だったので葬式までする事に。
予定では彼女の気持ちを友人が聞き出し、その後、棺から抜け出すはずだった。
ところが主人公は棺から抜け出そうとした時、足を滑らせて頭を打ち、気を失ってしまう。
その間に棺は釘を打たれ、火葬場へ運ばれる。
焼かれる寸前で意識が戻り、大声で叫ぶが周囲には聞こえない。
母親には聞こえたが「もう喋れるわけがない」と言い、そのまま焼かれてしまう。
外では彼女と友達が話していて、手紙の差出人は間違いなく彼女だとわかるが、
いつまで経っても主人公が出てこない。
親に尋ねると、「今焼いてる途中」と言われ、
火葬場を見ると煙突から黒い煙が上がっていた。(終)

妖怪人間ベムの最終回

671 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/24 19:55
妖怪人間
最後に人間になれたの?
684 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/24 23:18
>>671
最終回見ました。
結局人間には「ならなかった」。
自ら選んだと思う。

長い旅路の果てで、ついに人間になれるチャンスが。
しかし、
様々な妖怪から人間を守れるのは自分達だけだ、
と存在意義を見出せた彼らは再び旅に出る。

685 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 00:14
>671,>684
火事で妖怪人間が住んでいた家(?)が焼けてしまった。
しかし3人の死体は見つからなかった。
「彼等は君の住む町にいるかもしれない・・・」ってナレーションが
入って終り・・・だと聞いた事がある。これ本当?

695 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 03:50
>>685
本当、先々週に再放送してたの見てたよ。
化け物を退治したまではよかったが、
その3匹を町を騒がせてる犯人と勘違いした警察によって焼き討ちにあう。
逃げ場を失ってあきらめ顔でよりそう3匹。
あくる日、警察が焼け跡を調べると、ぼろぼろになった、
ベロの靴、ベラのマント、ベムの帽子が見つかる。
でナレーション
本当にあの3匹は死んでしまったのだろうか?
もしあなたの街で奇妙な事件が起こりそれがこっそりと解決されたなら、
それは妖怪人間のおかげだったにちがいない。
その時はこうお礼を言おう、
ありがとう妖怪人間ベム、ベラ、ベロと。
という感じ、読みにくくてごめんね

 

687 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 00:56
オスカーワイルドの「ナイチンゲールとばらの花」
好きな女にばらの花を贈ってやれないと嘆いてる若い学生。
その学生の事を大好きなナイチンゲール

ナイチンゲールは学生のために
自分の血で染めた赤いばらを作って学生の役に立てる事を喜んで絶命。
学生はそのばらを見つけて喜んで女の所へ行くが、
女はばらをばかにして手ひどく学生を振る。

学生は女に熱を上げていた自分にむしゃくしゃしてそのばらを道に放り捨てる。
ばらは道を通る馬車に轢かれて粉々になってしまった。

と、いう話。子供心に(‘・ω・`)ショボーン

 

702 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 18:20
2年ほど前隣町でたまたま見つけた古本屋にあったホラー漫画。
ホラーものはトホホなラストが多いが、これは特に・・・。
内容とかウロ覚えなんで違ってたりしたらスマソ。
主人公の少年の母親は原因不明の貧血で入院している。
その日も父に連れられて母のお見舞いにいく。
少年がちょっと部屋を後にして、戻ってきた時だ。
眠っている母を父が殺そうとしているではないか。
少年は必死に止めにはいるが父は笑って「見間違いだ」と言い訳をする。
しかし母を殺そうとした父の悪鬼の様な顔が
しっかりと目に焼きついて離れないのであった。
後に父親は突然失踪してしまう。

ちょうどそれより前、町では被害者の血を抜き取るという奇妙な殺人事件が頻発していた。
父と何か関係するのかと思った少年は、刑事と協力して事件の真相を追っていく。
それですったもんだあって(古)、犯人かと思われていた父が首無し死体で発見されたのだ。
悲しみにくれる少年は、遺品として父から自分宛の手紙を発見する。
恐る恐る開いてみると。
「この手紙を読んでいるということはおそらく、お父さんはこの世にいないだろう。
 いいか、よく聞いてくれ。町で起こっている犯行はお母さんの仕業だ。
 お母さんは血を吸う化け物(なんでそうなったかは不明)なんだ。
 お父さんは偶然、お母さんが病院を抜け出し人を襲うのを見てしまった。
 しかしこんなことを言っても誰にも信用されるまい。出来るなら自分の手で・・・」

少年は愕然とした。母が化け物など信じられるはずがない。
では父を殺したのは・・・。
困惑する頭を抱えながら、先を読み進める少年の目が見開いた。
「〇〇(少年の名前)お前には酷なことだと思う。お前にもお母さんと同じ
 化け物になる因子がある。遅かれ早かれお前も同じように・・・」

703 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 18:21
絶望の中、少年は母の病室へ行き着く。
穏やかな寝息を立てて眠る母の顔はいつもと変わらずに見えた。
口元に血が付着していなければ。
葛藤の中でついに意を決して母の胸に凶器を振り下ろす。
すると今まで穏やかだった母の顔がこの世のものでない醜悪な怪物の顔へと変わっていく。
腰を抜かす少年の前で、母であったものは瞬く間に干からび、
やがては砂になってさらさらとこぼれていった。
「おっ、お母さんが砂になった!!」
信じられない光景を目にした少年は
悲鳴に駆けつけた人々を跳ねのけその場を後にした。
それで父の手紙が警察に見つかるか何かして
少年は命を狙われ、深手を負って郊外の森へ逃げ込む。
「どうして・・・どうしてこんなことに・・・」
逃げる時に負った怪我によって少年の命の灯は今にも消えかかっていた。
小川のほとりでついに力つきて倒れこむ。
苦痛であえぐ少年の脳裏に在りし日の楽しい思い出がよぎる。
一面の花畑の中、父と母と手を繋ぎ楽しそうに笑う自分の姿だった。
幸せだった頃の思い出を振り返りながら、少年は息を引き取るのだった。

とかいう話だったような・・・。
文章力ないんで上手く説明できなくてスマソ。
もう一度読み返したいんだがタイトルも作者も
覚えてないんだよな・・・(´‐`)

貴志祐介の「青の炎」

729 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/27 13:30
貴志祐介の「青の炎」も後味悪かった……主人公が救われない。
高校生の主人公が、酷い義理の父親から実の母と妹を助けて幸せな家庭を築くため、
綿密な義理の父親殺人計画を立てる。
(妹は義理の父親の子・連れ子かどうかは忘れてしまいました)

高校生とは思えない、実に緻密に計算された殺人計画を立てる主人公にぞくり。
上手く義父を殺すことができた主人公だが、学校の友人に自分が犯人だと悟られてしまう。
そこで、主人公はその友人も殺す。今回も上手くやってのけることができたと安心した矢先……、
最後に主人公が犯人であるということに刑事が気づく。自主を勧める刑事。
この時点では、まだ他の人には主人公が犯人であるということがばれていない。
家族の幸せを守りたい主人公は、いつものように自転車で山道を飛ばし、
カーブにさしかかったところで対向車のトラックに向かって……。

 

809 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 19:13
サザエさんは結構後味悪い話がある。
お化け屋敷に入るカツオとマスオ。
首吊りの仕掛けをみて、二人とも「へっちゃらだい」と笑う。
そこへ駆け込んでくるお化けのアルバイトと警官。
「えいぎょう不振のため自殺です!」
首吊りは本物、しかもそのお化け屋敷の支配人だったというオチ。
サザエさんて、以外と自殺話多いんだよね…。

 

849 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/30 20:38
友達が失恋してから、ウツみたくなり、ご飯を食べなくなり、いつもくらい表情で、
振った男への未練や逆恨みや泣き言ばかり言うようになった。
はじめのうちは可哀相に思い、ループしっぱなしの話を聞いていたが、そのうち、
「私、死んでしまうかも…」と言い出した。霊も見えるとか声が聞こえるとか言い出した。
何ヶ月かそんな状態が続き、私もさすがに毎日のように夜中まで
彼女の話に付き合わされるのが嫌になり
「辛いから、死んだほうがマシ」といつものように言い出した友達に、
「死ぬ死ぬって言う人は、『私はこんなに精神的に弱いから、気を使って』っていう人も
 いるよね~」とつい嫌味を言ってしまった。
その時友達は、「そうかもね~」と言いながら笑っていたが、それから2日後、
本当にマンションの10階から飛び降りて死んでしまった。
もう10年ぐらい前の話だけれど、
今でも私が友達の背中を押してしまったようで、後悔している。

「天菩薩」という香港・中国合作映画

92 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 04:06:20
この季節になると思い出す、
子供のころ見せられた、戦争の悲惨さを訴えるアニメ映画
タイトルはちょっと不明です。
8月6日が誕生日のちよちゃんはその前日、お母さんに質問する。
「わたしは何時ごろ生まれたのー?」
「そうね、朝の8時15分くらいだったわよ」
翌朝、時計とにらめっこしながらその時をわくわくしてまつちよちゃん。
そして8時15分。
「ちよちゃん6つになりました~わ~いわ~い」
おおはしゃぎで庭をかけまわるちよちゃんとそれを優しく見つめる母。

直後閃光と轟音。
吹き飛ばされた家屋の下敷きになって血だらけになり、息も絶え絶えになりながら
「ちよ…ちゃん…6つ…に…なりまし…た…」
絶命。

 

969 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/06 02:36
>>963で思い出したが10年以上前に見た「天菩薩」という香港・中国合作映画。
実話を元にしたストーリーだそうですが。
1945年、中国四川省の奥地・少数民族イ族の集落に米軍機が墜落した。
行方不明になった乗組員の捜索のため(実は殺されていたのだが)米軍将校二人が奥地へと向かう。
しかし二人は「うまい儲け話がある」というガイドに騙され、袋詰めにされ誘拐。
一人は川に落ち行方不明(たぶん死亡)、残る一人はイ族の集落に連行される。
村まで連れてこられた軍人は奴隷として売られこき使われることとなった。
このイ族は、新中国成立まで奴隷制を維持する民族だった。

男は奴隷としてさげすまれ、酷使される。
脱走も試みたが周囲の険しい山に阻まれ失敗。
そのうち隣の部族の撃退に活躍し、同じ境遇の女奴隷と恋に落ち一子をもうけ、
それなりに幸福な生活を手に入れるが、身体的自由のない奴隷という境遇には変わりはない。

イ族の村に来て10年経ったある日、
解放軍の兵士として出世した旧知のイ族の男が村にやってくる。
アメリカに帰ることができる」というのだ。
主人公は「妻子もいるのに今さらここを離れることはできない」と拒否するが
解放軍から国外退去命令が出されていると言われ、
愛する妻や子を村に残し、迎えのジープに乗って山を下っていく。
見送る妻や子の眼は虚ろだった。

大略こんな話なんですが
いきなり奴隷にされて屈辱にまみれた日々を送ることをよぎなくされ、
(それまでのエリート将校の身分とギャップありすぎ!)
最後には家族と引き離されることになる
運命の女神にもてあそばれまくりストーリーが後味マズー。

奴隷にされた白人兄弟

887 名前:長文スマソ 投稿日:02/05/02 22:13
この前うちの母上が図書館で借りてきた本。
パラパラ読みなんで内容よく覚えてないですが
確か夏樹静子さんの短編だったような気が(少なくとも女性の作家さんだったような)
夫を送り出した後、妻は家事に打ち込んでいたが
今日は珍しく隣室に寝かしていた子供の泣き声が聞こえないのが気になった。
母親の姿が見えないとすぐにグズってしまう子なのに、
よっぽどぐっすり寝ているのかしら。家事の手をとめ様子を見に行くことに。
部屋の襖をあけて彼女が最初に目にしたもの
それは、顔がビニールにすっぽり覆われたわが子の姿であった。
恐らくベランダを開け放していたせいで、飛んできたビニール袋が
偶然寝ているこの子の顔に張り付き、叫ぶ間もなく呼吸を止めてしまったのだろう。
その顔は別人のように醜く鬱血し、すでに死後硬直も始まっていた。
やっと出来た我が子を溺愛していた夫がこのことを知ったらどうするだろう。
私の不注意のせいで、この子を殺したのは私なのだ・・・。
妻はふらふらと台所に戻ると、罪の重さに耐え切れず自殺を考えた。
が、不意に彼女の目に今朝夫当てにきた手紙が目に入った。
宛先人を見ると、少なくても自分の知ってる夫の交友関係の名前ではなかった。
朝は何の気なしにテーブルに放って置いたのだが
その時の彼女にはその心覚えのない宛先人のことがどうも気になったのである。
たまらず中を開けて見ると「会って欲しい」とただ一言・・・。

888 名前:長文スマソ 投稿日:02/05/02 22:58
幸い住所も近いし、夫が帰ってくるまで十分時間はある。
どうせ死ぬなら思い残すことなく死にたい。
宛先人の正体が気になった妻は死んだ赤子を残していくのを
心苦しく思いながらアパートを後にした(放置プレイかよ!!)
それでその宛先人を調べていくと(ここらの内容覚えてなくてモヤモヤする・・・)
なんと夫が自分を長年(浮気かなんか?)でだまし続けていたことが発覚!!
辺りが暗くなってきた頃、妻はそのままアパートに帰ってきた。
そしていつもと変わらず晩飯の支度を始めた。
無論、子供の死体は布団に寝かせたままだ。
しばらくして夫が上機嫌で紙袋をぶら下げて帰宅した。
「ほら、これあの子が喜ぶだろうと思って買って来たんだ。
同期の奴らにも散々親バカだって馬鹿にされてさあ・・・」
とろけそうな顔で土産を我が子に見せてやろうとする夫に
「遊び疲れていて寝てるから明日にして」
と妻は冷たく言うと、冷蔵庫からビールを取り出した。

889 名前:長文スマソ 投稿日:02/05/02 22:59
睡眠薬が効いてるようね・・・」
アルコールと睡眠薬の相乗効果で夫は
気分が悪くなったといって布団に入ると、たちまち深い眠りについた。
妻は夫の腕を持ち上げるとそこにすっかり冷たくなった子供の顔を押し込んだ。
これでいい。
次の日、目が醒めると夫は自分の下で冷たくなったわが子を発見するだろう。
死因も、泥酔した父親が気づかずに子供を窒息させられたとして処理されるに違いない。
それは長年自分を欺いていた夫に対しての一番効果的な復讐方法であった。
女って・・・女って(/д`;)
文章力なくてスマソ。
でも実際の作品はもっと面白いっす

 

963 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/05 22:31
思い出した話。
アフリカの原住民の村で虐待されていた
白人の兄妹が救出されたって話。

事故か何かで幼い白人兄妹だけが生き残り、村でこき使われながら育てられてたらしいのね。
ある程度成長してから妹は村の男たちに、昼・夜かまわずレイプされ、
かばおうとする兄は常に激しい暴行をうけていたらしい。
やっと救出され、帰国。
彼らの写真が載ってたけど、顔立ちはとても白人には見えなくてぎょっとした。

妹は現地で女の子を産んだそうだ。
あの子がどうしているかだけが心残りだ、とインタビューに答えていた。

うさんくさい本だったから、ネタかもしれないけど。
激しく鬱入りました。。。

966 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/06 01:00
>>963
俺もその話、聞いた事ある。
「アフリカの原住民」とかいう胡散臭い表現ではなく、
「アフリカの観光地の近くの村」とかそんな表現だったように思う。
以下、断片的に覚えてるエピソード。
・アザやミミズばれが、黒人には珍しかったようで、それを観察する名目で
 暴行を受けたこともあった。小さい子どもにナイフで切られたこともあったらしい。

・あるとき、兄が家の主人に「水を飲ませてくれ」と頼んだところ、
 「そんなに水を欲しがるなんて、お前は魚か。魚なら指はいらないだろう」と
 両手の指を潰された。

・村の近くを通りかかる警官に、何度か助けを求めたが、逆に妹がレイプされた。

・この二人の噂を聞いた大使館の人間が、調査し、ようやく二人は保護された。
 しかし、なぜこの兄妹が、黒人ばかりの村で育つハメになったのかは謎。
 兄妹自身、全く覚えていない。
 当時、アフリカで子どもを失った親がいないかどうか、現在調査中である、とのこと。

・現地では「消えた白人の兄妹」とかそんな通り名の都市伝説があった。

>うさんくさい本だったから、ネタかもしれないけど。
俺が読んだ本は、猟奇事件など実際に起きた異常な事件を扱った本だった。
エド・ゲイン」の話なども載っていたように記憶しているので、
あながちネタとも言いきれないのでは……。鬱氏