HappyendよりBadend~後味の悪い話~

後味の悪い話や胸糞の悪い話、実在の殺人鬼などの紹介・まとめブログ

後味の悪い話まとめ10【陪審制度・この子のななつのお祝いに・手塚治虫の漫画】

陪審制度

686 名前:毒男板でヒラッタ 投稿日:02/10/05 01:39
育美ちゃんは小学校に上がる前にお父さんを亡くしてしまい
お母さんはその後再婚もせずに働きまくって育美ちゃんを高校は
もちろん、大学にまで入れてくれました。
でも、無理がたたって倒れてしまいました。
それでも身体が良くなるとまた働きはじめて、そしてまた倒れて・・・。
そんなことを繰り返しているうちについに起き上がれない身体に
なってしまいました。
そして自分がもう長くないと悟ったお母さんは
お守りを1つ育美ちゃんに手渡し、
「ごめんね育美。ひとりでも頑張るんだよ。
でも、どうしても辛かったり耐えられなくなったら
このお守りを開けなさい」と言いました。
しばらくしてお母さんは亡くなってしまいました。
育美ちゃんはお母さんに貰ったお守りをお風呂に入るとき以外は
肌身離さず持ち歩いていました。

その後、育美ちゃんは親戚に預けられたのですが、その親戚は
育美ちゃんを疎ましく思い、あからさまに邪魔物扱いしていたのです。
そして学校でも両親のいない育美ちゃんはいじめの標的になってしまい
辛い毎日を送ってました。
家でも学校でも邪魔物扱いされ、相談できる友達もいない育美ちゃんは
そのうち死ぬ事ばかり考えるようになってしまったのです。
そんな時育美ちゃんはお母さんの形見であるお守りの事を思い出しました。
「辛さに耐えられなくなったら中をあけなさい」
今がその時だと思った育美ちゃんはあの優しかったお母さんの温もりを思い出しながらお守りを開けてみました。
するとそこには1枚の紙が折り畳んで入っていました。
なんだこれだけ?と拍子抜けした育美ちゃんが
その紙を取りだして開いてみると。そこには・・・
震えた文字で「育美、死ね」と書かれていました。

689 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/05 01:49
>>686
くだらないツッコミを失礼承知でさせていただくと

両親がいないからって大学でイジメってあるんか?
それとも最近の大学生はそこまで幼稚なのか?

前にオカ板で呼んだのは、友達とプールにいったときに
おまもりをひらいてそれを読んだというものだったと思う。

690 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/05 01:54
>>689
そうそう、しかもプールに行ったのは中学生ぐらいだった。
コピペ改悪されて広まってるみたいね、たしか洒落怖スレの過去ログ集積に原典版があるはず。
今からちょっくら探しに行ってくる。




743 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/06 18:30

町のハズレに廃棄されている赤錆た鉄骨塔の真下には
一人の年老いた浮浪者が住み着いています。名前は知りません。
僕はコッソリ彼に鉄骨さんというニックネームを付けました。
その鉄骨塔のある辺りは僕の散歩のコースにあたり、
よく夕暮れ時にソコを通りかかると鉄骨さんは野良犬なんかを優しく撫で、
いい感じに嗄れた声で外国の歌を唄っているのを何度か聞いたことがあります。

鉄骨さんは、優しい眼をしていましたが、気が違っているらしくって、
鉄骨塔の真下で耳障りな雑音しか聞こえないガラクタのラジオに熱心に耳を傾け
何度も頷いたりしています。時にラジオに雄弁に語りかけます。
涙を流しながらラジオを激しく揺さぶったりもします。
子供の頭を優しく撫でるようにラジオの表面を愛撫したりもします。
散歩の途中、見ました。

今日、夕暮れ時、散歩の途中、鉄骨塔の辺り、子供達が幾人かタムロしていて、
子供達の真ん中に、鉄骨さんがダラリと寝そべっています。

子供達は、僕に気付くと、可愛らしい手を振り上げて、一斉に微笑みました。
血にまみれた手を振り上げて、微笑みました。
僕もつられて笑い、近づこうと思ったけれど、その前に、子供達は、
鉄骨さんのラジオを持ち上げ、大時代がかった重いラジオを皆で持ち上げ、
せーので地面に叩き付けた、鉄骨さんの頭の辺り。

ラジオが、鉄骨さんの頭に叩き付けられ、グシャリと音のする直前、
鉄骨さんの足がビクリと動いた風に見えたのは、多分、気のせいです。



789 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/08 14:09
「アリーマイラブ」って云うアメリカの弁護士モノのドラマを見ていて、
後味が悪い判決が出るエピソードがいくつかあったんだけど、
その一つが、医者が患者を安楽死させた事で「終身刑」の判決が下るとか云うもの。
安楽死が合法でない国なら有罪判決が下るのは解るけど、終身刑って。。。
これはメインのエピソードじゃなかったから詳細(患者の意思とか)は不明なんだけど、
少なくともその医者はわりと善良そうな人として登場してたし。
同じプロデューサーの「ザ・プラクティス」って法廷モノも、
状況証拠だけで陪審員が有罪にしちゃったりするのがあって、
有罪になった男の妻が、判決文を聞いてニヤリと笑っておしまい、とか。
アメリカの裁判の実情がどうかはわかんないけど、すごい嫌な気持ちになった。
そういやタバコ訴訟で個人に3兆円の損害賠償が認められたらしい。
陪審制度って怖い。

790 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/08 14:47
陪審員たちは「ここで俺達が認めたら、自業自得の強欲ババァに
三兆円もわたっちまうのか・・・おもしろくねぇ」とか考えないのか。
そういう意味では、常識的にはともかく、彼らなりに公正なのかな。

この子のななつのお祝いに

815 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/09 23:37
ファーゴっていう映画も外出ですか?
あれは後味悪い…

817 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/09 23:51
>>815
ファーゴは話もそうだけど、そのあとがねぇ・・・。

828 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 01:33
>>824
夫が店(車の中古屋のお店かだったか)の経営がうまくいかなくて
義理の父(待ちの実力者)から金をだまし取るために、妻の誘拐を犯人に頼むことに。
ほんとは夫が父から身代金をもらって犯人と交渉する筋書きだったが
父は俺の金だから俺が交渉すると犯人のところへ。
警察にも通報しちゃうのかな?筋書きがうまくいかなくて夫はオロオロ
結局、父は犯人に殺されてしまうんだけど、話が違うと起こった犯人は
妻も殺しちゃうんだよね、死体を処理するのに木材を裁断する機械に入れてるシーンは…
これ実際に起きた事件らしいけど、つまらん嘘が取り返しのつかない大事件に発展行く話。

830 名前:>>828 投稿日:02/10/10 01:48

雇った2人組の1人が、運悪くサイコ。
さらに偶然が積み重なり、連続殺人に発展しちゃう。





811 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/09 23:21
岩下志摩といえば・・・
角川映画の「この子のななつのお祝いに」

岩下志摩演じるなぞの美女。
その正体は、実はいきずりの男をホテルで殺す連続殺人犯。
その事件を調査する新聞記者がいて、その記者と真剣に愛し合うようになり、
男は真相にきずいても彼女をうけとめるけど、彼女はカレを殺してしまう。

男の後輩の記者が真相を追ううちに真相が明らかに。

彼女は、実の父へを殺すことだけを考えて、生きてきた。
というのも、
彼女が言うのには、彼女の父は、貧しい生活の自分と母を捨てて、
ベツの女と一緒になり、豊かな生活をしているという・・・
毎日、幼い自分の目の前で、父の写真に針をさす母。
そして、そのたびに「なんてひどい、なんてひどいお父さん」とささやき続けた。
そして、彼女の母は、彼女の7歳の誕生日に、一緒に寝ていた布団の中で手首を切って自殺した。
目が覚めて、となりの母の血まみれの姿を見てたちつくす幼い彼女。

そして、現在。とうとう彼女は父をおいつめる。
復讐を果たそうとしたとき、父から聞いた事実は意外なものだった。

813 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/09 23:30
あ、ぬけてた。彼女が男たちを殺すのはどうやら、
父への憎悪が男性全体にはけ口をもとめた・・?かんじだったかな。

続き
父の口からきいた事実。それは、

戦後、満州からの引き上げのため、父と母はかりそめの夫婦となった。
しかし、お互いにもうみよりがなと思っていた二人は、本当の夫婦同然に暮らし始めた。
そして、やがて子供が生まれる・・・

しかし、貧困の時代。飢えているのは人間だけではない。
赤ん坊は、チョット目を離した隙にネズミに顔をかじられて死んでしまう。

それからの生活は地獄。毎日ないてくらす母。そんな母を見てられない父。
そして、父は、もう出会えないと思っていたもともとの妻(戦前からの)に再会。
そして、母は、「私より、奥さんのほうがいいんでしょ?」といって、二人は別れることに。

しかし、母は恐ろしい女だった。やがて、元の奥さんと父との間には女の子が生まれた。
その子を母は誘拐したのだ。そして・・・
もうわかるだろう。その女の子こそ、彼女なのだ。母へのうらぎりの報復として父を憎悪し、
その憎悪の強さゆえ、愛した人さえ殺してしまった彼女。
しかし、それこそが母と思っていた人の・・・復讐だったのだ・・・

さて彼女は・・・・

スイマセン。おぼえてないんです・・・

816 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/09 23:38
私もテレビで見たヨ(同じときかも?)。なんつうか、あの得物が恐ろし過ぎ。
あとおかあさん(多分岸田今日子)の最期が。

818 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 00:38
>813
>赤ん坊がネズミに顔をかじられて死亡
読んでて思い出した。昔はそんなことが実際にあったそうだね。
食べ物がいっぱいある現代ではありえないことだろうが、
子どもの頃そんな話をきいた時は夜寝るのが怖かった。


2 名前:犬舌 ◆QmINU99WkM 投稿日:02/10/10 01:58
映画といえばロストホームも後味悪いよ
親父が会社首になった上に家は火事
親父の兄貴の家に居候したけど追い出され、
一家はホームレスになったつー話

839 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 12:01
>>832
猫も連れてくんだよね。
ゴミ箱からフライドチキンの食べ残しを拾ってきて与えたりしてたんだけど、
途中で逃げ出しちゃって母親が子供に「その方が猫にとって良いから」って言って
諦めさせるシーンに泣きそうになった。
結局あの家族はどうなるんだよ・・・ウワァーン


835 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 02:07
エイズが深刻な問題になっているアフリカ。
処女とセクースしたらエイズが治るとゆう噂が広まり、
あるエイズ患者の男が、3才の女の子をレイープ。
もちろん男のエイズが治るはずもなく、
女の子はエイズ感染してしまった。はあ~むなくそ悪いハナシ。

58 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/11 00:46
ある若い男が街で魅力的な女性をナンパした。
彼女はなかなかに積極的で、二人はホテルで一夜を共に過ごすことになる。
男は彼女との一夜を大いに楽しんだ。

翌朝、男が目覚めるとそこにはすでに女の姿はなかった。
もしやと思い荷物を調べてみたが、別に盗られたものは何もない。
先に帰ったのかな?
そう納得した男は顔でも洗おうかと洗面所に行き・・・その場に凍りついてしまった。
洗面所の鏡に真っ赤な口紅で、こんな伝言が書き殴られていたからだ。
「エイズの世界へようこそ!!」

手塚治虫の漫画

861 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/11 01:09
ある風の強い日、若い夫婦の乗った車が、
トンネルを出たところで横風を受けて横転するという事故が起きた。
車はかなりスピードを出していたようで、横転したあと数十メートル地面を滑ってから停止したという。
夫婦は意識を失っていたが一命は取りとめた。
さて、意識を取り戻した夫婦は私たちの赤ちゃんはどうなったかと周囲に尋ね始めた。
ところが、警察の話では事故車に乗っていたのは夫婦だけで赤ん坊はいなかったという。
赤ちゃんは事故直前には妻に抱かれていたということなので、
窓から放り出されたのかもしれないとあらためて捜索が行われた。
しかし、どんなに探しても赤ちゃんは見つからない。
やがて事故の検分が進むにつれて恐ろしい事実がわかった。
事故が起きた時に赤ちゃんは窓から放り出され、車体と地面の間に挟まってしまった。
そのまま車体が横滑りをしたので、赤ちゃんは地面に擦りつけられて「擦りきれて」しまったのだ。
車が横滑りした跡をよく調べると、所々に点々と赤ちゃんの指などが残されていた



859 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/11 00:58
ある男性が友人と酒を飲み、酔ったままかなりのスピードで車を運転して帰ってきた。
男性の妻はそんなに酔っているのに車を運転しては危ないと夫を注意したが、
彼はそんな話などまるでうわの空でいつのまにか眠ってしまう。
翌日、目を覚ました男性が仕事へ行くためにガレージへ行くと、
道路から車の下まで点々と続く血の跡がある。
いったい何なんだ、この血は?
不審に思った彼がしゃがみこんで車の下を覗きこむと・・・
なんと、上半身だけになった女性の死体がそこに絡み付いているではないか。
泥酔していた彼は人を轢いてしまったのにそのことに気づかず、家まで引きずってきていたのだ。



819 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 00:47
ブラックジャックでも爆弾魔だか過激派だかが事故ったかして
動けなくなってて顔をネズミに食われるってシーンがあった。
ガキのころ見てショックだった

829 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 01:47
>819
手塚治虫の短編で古代ギリシア(?)を舞台にした短編も後味が悪かった。

親父と姉弟の3人で暮らしていたところに軍隊の兵が来て親父を殺し、
無理矢理姉をさらって行ってしまう。
当然姉は怒り、その大将を幾度となく殺そうとするんだが毎回果たせず止められてしまう。
しかし、そばにいるとその男の優しさがだんだん分かってきて
しまいには姉はその男を愛してしまう。

場面変わって残された弟は復讐を神に祈っていた。
すると、神からの贈り物の1匹のねずみが風に乗って運ばれてくる。
「レミングス」という繁殖率の高い種類のねずみで、それを育て始める弟。
すると急速なスピードでねずみは増えていく。

またもや場面が変わり、大将が軍隊の裏切り者によって斬りかかられ負傷している。
倒れた大将は、姉に「お前は逃げろ」と語りかけるが
姉は拒み男の傍にいると誓う。想いを確かめ合う二人。
だがそこに一匹のねずみがテントに入ってくる。
姉は「レミングスがなぜここに?」といぶかしがるが
驚く間もなく、みるまに大群が室内に広がり二人は骨を残して食べられてしまう。
ねずみはテントだけでなく軍の陣に広がっていき、ついには全てを残さず
齧りつくしてしまう。
その後、弟が歩いてきて姉の帽子を拾った後どことも知れず消えていき、
END。

姉は男を愛しているのだからそのままでも問題なかったのに
復讐を実行した弟が(姉も結果的に殺してしまっているし)後味悪かった。




844 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/10 14:17

私が4歳くらいの時、家に甲斐犬混じりの雑種がいた。
玄関先につないで飼ってたんだけど、無駄吠えしない賢いヤツだった。
ある朝新聞配達のオバさんが撫でようとして、手の甲を噛まれてしまった。
オバさんは治療代だけで許してくれたのだが、
近所の誰かが保健所に通報したらしく、処分される事になった。
何も事情を理解できない私は、檻に入れられた犬に向かって
「はやく帰ってきてね」と手を振って見送った。
犬はしっぽをちぎれンばかりに振っていたのを憶えてる。

たぶん、犬のほうも、もう帰って来れないとは思ってもいなかったんだろう。

いまでも、あの愛想をふりまいていた瞳を思い出すと哀しくなる。
何故、あの時親は連れて行かれないよう抵抗しなかったのか・・・。

一体、誰がわざわざ保健所に通報したのか・・・