HappyendよりBadend~後味の悪い話~

後味の悪い話や胸糞の悪い話、実在の殺人鬼などの紹介・まとめブログ

後味の悪い話まとめ6【カーペンターズ・ゲテモノ料理・幕屋の人形】

カーペンターズ

 

396 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/19 23:10
数年前に深夜番組でたまたまみた映画。イギリスっぽかった。
下宿を経営してる二人の老婦人がいるんだけど、ひょんなことから下宿してた男を殺しちゃうの。
死体の始末に困った二人は死体をばらばらにして一旦冷蔵庫に保存。
少しずつ(いや、けっこうな量であった)ミンチにして庭で買っている十数羽の鶏の餌に。
後はひたすらその鶏の産む卵を食べつづける。毎日毎日卵ばっかり。
二人と仲の良い、多分二人で取り合っている老紳士にもガンガン食わせる。
そのうちこの二人には何か隠し事があると感づき始めた老紳士、とうとう真実を探り当てる。
海の見えるがけの上で泣きながら語り合う三人。
結局老紳士も二人を告発することなく、三人で仲良く暮らすことに決定。
ラストシーンは卵&鳥料理満載のホームパーティーで近所中が招かれておりました。

 

427 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/21 13:00
小学生くらいの頃にに読んだ漫画なんだけど、確か女の子向けの怖い漫画。
なんか、ある姉妹が居て、滝の目の前にある部屋にいる。
すると、唐突に(確か)妹のほうが腕を掻き始める。ぶつぶつみたいのができてて、
蚊でもいるのかなって話になってたと思うんだけど、しばらくすると姉の方も腕を掻き始める。
んで、二人して「かゆい、かゆい」って無心に掻き続けてる。
で、二人が描きつづけてると腕だけじゃなく体中にぶつぶつができて、体中を無心に掻くのよ。
で、確か、
姉「掻いちゃだめ!」
妹「でもかゆいよ!!」
とか言ってずっと掻いてんのね。何かこれ以上掻いたらヤバイって雰囲気で。
ボリボリボリボリ掻き続けて、とうとう二人の体はずるりと剥けて頭蓋骨とか見えてる。
でも掻き続けてるのね、二人。
で、ここからが一番謎なんだけど。
もう顔の半分白骨が見えてるのに二人は掻き続けて、体もボロボロになってる。
そして体がぼろりと崩れた、その中から奇妙な生き物(丸っこいぶつぶつの球体に細い手足)が
それぞれの体から飛び出してきて
で、血と白骨のみになって崩れた二人の死体の上をまたいで、
その2対の生き物は手を繋ぎ、滝のなかに飛び降りていった。

終わり

っていう話なんだけどさぁ、消防のころに読んだってのを微かに覚えてるってだけで、
この話の正体がつかめなくてすごく後味悪いのよ。話に何の脈絡がないからなぁ・・・
誰かこの漫画読んだことある人いない??
しかしオレ文章力皆無だな・・・ゴメン(;´Д`)

 

492 名前:ココオモロイ 投稿日:02/06/28 05:28
ガイシュツかもしれんが、カーペンターズは近親相姦の間柄だったのは御存知か。
たしか兄弟でも結婚できる国で結婚式もあげたはず。
何の才能もなくデビュー頃まで太っていたカレンは両親にも疎まれ
自分に自信のないひどく内向的な少女だった。
そんなカレンにとって、小さな頃から音楽的才能にめぐまれた兄はずっと憧れの対象だった。
そう思って彼らの曲を聴くと俺はとてもやりきれなくなる。(大好きだが
カーペンターズをただの甘いポップスだと思うなかれ。

493 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 08:30
さすがに「知ってるつもり」にそういうエピソード出てきはしなかったが、
かわりにカレンはドラムの才能があって、裏方的ポジが自分に合ってて好きだった。
しかし真の才能はボーカルにあり、兄が前に出るように勧め、
成功を納めるも、プレッシャーに押しつぶされていった・・・と紹介されていました。
>>492さんの方が正しいんだろうな・・。
世間はどうあれ、私的には別に兄弟だろうと愛し合って結婚しても何も悪い事ないのになあ。
クサイの承知で云うけど、音楽で人を幸せにしているんだから。
ビング・クロスビーら、古き良き歌を歌ってきた現役歌手もカバーしてて、
古さや懐かしさを持った新しい歌がロックなどの革命的音楽で分断された世代を繋げていて
好感を持って聴いていましたよ。

 

ゲテモノ料理

 

495 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 10:14
ちょっと長いですが聞いてください。たぶんガイシュツではないと思う。
中国料理って一口に言っても、北京、四川、香港、福建、客家と色々あるわけだけれど、
いわゆる「ゲテモノ」を食わすのはやっぱ広東なわけよ。
で、ある日本人が広東地方に出張を命ぜられて。
中国で、出された飯を食わないというのは大変な無礼に当たるので
「とにかく何でも食え」と上司に念を押されて日本を飛び立ったんだって。

で、まあ何とか無事に二週間が過ぎたと。でも、最終日に中国人側から
「盛大なお別れパーティを開きたいので、是非参加してほしい」と要請があった時、
その日本人は嫌な予感がしたそうだ。虫の知らせってやつだね。
(つづく)

496 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 10:15
で、会場についたら、自分を含めた来賓の数が13人だった。
でも、中国では13っていうのは縁起の悪い数字じゃないからね。
料理はまあ普通で、美味しかったそうだよ。
ゲテモノって言ってもせいぜい蚊の目玉のスープくらいで。でもあれは結構美味しいものらしいよ。
そろそろお開きって感じになって、ほっと一息つこうとしたとき、
コックが厨房から巨大な盆にふたをかぶせたのを得意げに運んできたそうだ。
ふたが開けられた瞬間、その日本人は目を疑ったそうだよ。
盆の上では、13匹の生きたハツカネズミが蠢いていたんだからね。
で、周りの光景を見てもっと驚いたことには、他の中国人はうれしそうに
ネズミの尻尾をつまんで口の中に放り込んでいるんだって。
(つづく)
497 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 10:15
その日本人? もちろんやったさ。「何でも食え」と言われてきたものね。
目をぎゅっと閉じて、ネズミをこうやって口に入れた。
尻尾が口の外で暴れまわるものだからブチッと噛み切ってね。無理やり飲み込むと、
ネズミが食道を「カサコソカサコソ…」を駆け下がっていくのが感じられたんだって。
で、やっと胃の腑に落ち着いて、ああ良かったと思って目を開けたら、
そこでまたまた信じられない光景を目の当たりにしたそうだ。
何と中国人の奴ら、一度口に入れたネズミを生きたまま出してやがるんだ。
実はこのハツカネズミ、高級な席での爪楊枝代わりで、歯に詰まった食べかすを
取らせるために口に含むものだったらしいんだ。
可哀相なその日本人、お盆にこっそりと尻尾だけ戻しといたんだそうだ。
コックは、最初は確かに13匹いたはずのネズミが今は12匹と尻尾だけに
なっているのに首をかしげながら、厨房へ戻って行ったそうだよ。
(おしまい)

 

520 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/29 12:38
怖話本で昔読んだものです(小学生の頃だのでうろ覚えッス&外国モノ)
ある夫婦がが大きな古いお屋敷を購入した。
でもそこのお屋敷は曰く付きだったそう。
妻は屋敷の壁を這い上がる白い手を目撃したり、
彼らの子供(まだ赤ん坊)が原因不明の高熱にかかり、
医者に見せてもいっこうに治る気配がない。
ある晩いつものように妻は子供を寝かし付け、自分も床に付く。
深夜、子供が夜泣きをはじめましたがいつもと様子が違う。
母親は起きて子供の様子を伺うと、
彼女が以前目撃した白くてブヨブヨの手が子供の方に這ってきていた。

と、本に書かれていたのはココまで。
本によると元ネタはこの話に出てくる夫婦の知人か何かが友達に宛てた手紙だそう。
手紙に書かれていたのはそこまでで後は紛失してしまったらしいです。
彼らがその後どうなったのかとかは不明ナリ。
文力なくてスマソ!

545 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/01 16:25
>>520
レ・ファニュの「白い手の怪」だあね

 

 

534 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/30 20:27
身の回りで警察盲信してる人多くてビクーリするよ。
あいつらは死なない限り動いてくれないと思ってるから。
(ストーカー法が出来てましになったとは思うけど)
事件を未然にふせいだなんて、出世に何の関係もないらしいし。


535 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/30 20:29
車の事故でも相手逃げてちゃったら、車のナンバー見てない限り、犯人捕まらないよ。
これは自分が体験したことだけど、全く探してくれなかったし、すごい適当に扱われた。
警察は一応証拠品を現場から集めて行くけど、見もしないで倉庫に入れたっきりで
しばらくすると処分しちゃうらしい。
(友人の知り合いの警察官から聞いたし、警察知ってる人みんな同じ事言う。)
事故車修理依頼される車の板金屋さんとかも詳しく教えてくれた。
警察の人も事故ったらしく、その板金屋さんにぼやいたらしい。
犯人を捜すなんて警察の中では毛頭ないらしく、
上司に事故った時間(夜中)に出歩いてたことを逆に怒られたらしい。
事故ったら、まず相手のナンバー見るか、本気で犯人探す気あったら、
警察よりも先に証拠品(相手の車の破片)回収した方がいいらしいよ。
警察に持ってかれたら、取り戻すの面倒と思うし。
逆に、ナンバー見られてない自信があれば、絶対逃げよう・・・と思った。(w

547 名前:535 投稿日:02/07/01 20:00
私の場合、曲がろうとして後ろから激突された。
相手の車は当時はやったでっかいRV車でほとんど無傷。(目撃者の話から)
カンガルーバンパーって言うの?を付けていたらしい。
目撃者の話からも、現場のタイヤの後からも、ブレーキ掛けた跡が無く、多分酔っぱらい。
車の方は歩道にぶっ飛ばされ、電柱に激突。見ていた人は車の中の人、死んだと思ったらしい。
でも今の車は凄いね。けがは結局むち打ち程度。車は廃車だったけど(w

で、むち打ちで人身事故って事で警察逝ったけど、全然相手にされず。
「ナンバー見てないんでしょ?」って。
「でも人身ですよ?」って言ったら、
「でもあんた、生きてんじゃん。こんな事故、いくらでもあるんだから、死んでないとこっちも動かないよ」
って勢いで言われた。
警察よりも先に証拠品集めて、車種・色限定。
それを警察に言いに行くけど、「だからナンバーわかんないんでしょ?」って、怒鳴り返された。

後で聞いたけど、どこの警察も似たようなもんらしい。

 

566 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/04 09:05
>>541
ロアルド・ダールの「訪問者」だと思います。
ちょっと潔癖症っぽいお金持ちのおじさんが、
アフリカ旅行中に同じようにリッチそうな男性に出会う。
その富豪の御殿に泊めてもらうことになったおじさんは、
そこで美貌の妻とかわいい娘を紹介され、やる気まんまんに。
プレイボーイなので、どちらかが夜部屋にこっそり来るはず・・・とウハウハして待つけど誰も来ない。
ショボーンとして寝てると、女が忍び込んできて楽しい一夜を過ごすことができる。
でもその技と体は妻のようでも娘のようでもあってどちらだかわからない。
翌朝、車で送ってくれた主人の話から、重度の感染症(忘れました。ライ病?)にかかった長女が
城の上の塔に暮らしていることを知るおじさん。
「大丈夫、濃厚な接触がなければうつりませんから。」
とか言って去っていく富豪。おじさんボーゼン・・・

みたいな話でした。

 

鳥になった少年

 

593 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 03:52
「鳥になった少年」(白セン社)ひ○わ○ょうこの漫画だったかな?
この話も後味わるい…セツナイ後味の悪さ。
心の優しい少年が、自分を虐める両親から逃げる為に
ある日、誰かと待ち合わせをして遠くへ行こうとするんだけど…
その待ち合わせの当日に、少年に出て行って欲しくない両親が、
泣いて今までの仕打ちを詫びるんだよね。
で、少年は親が心を入れ替えてくれたって思って家に残る事を決意、約束の場所へは行かなかった。

だけど…その後も両親の仕打ちは全く変わらなかった。
(それどころか「こいつは家を出て行こうとした!」とか言って、前以上に虐めが酷くなってたかも?!)
…で、嘆き悲しんだ少年は丘から飛び降りて鳥になった…っていう話。

記憶が間違っていて内容が微妙に違っていたらごめん。

 

591 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 03:39
さっき読み終えた「ぼくはお城の王様だ」っていう児童書、
後味悪くて眠れないんだけどガイシュツ?
古くて薄暗い屋敷に父と息子が暮らしてて、
そこに母と主人公の少年が住み込みでやってくる(母親が家政婦)。
屋敷の息子は主人公を巧妙に精神的にいたぶるんだけど、大人は屋敷の
息子のことを信用するし、主人公の母親も明後日の方向の愛情でしか少年を見られない。
主人公は思い余って家出するが、屋敷の息子もついてきて散々降りまわされた挙句、
森で迷って、怪我をした息子の面倒を見たりしていたのに、
救助された時には全て主人公が悪いということに。
母親は屋敷の主人と結婚することになるし、息子と同じ寄宿学校に入れられることになるしで、
主人公は自由を求めて再び森に入り込み、自殺。
最後は屋敷の息子が主人公を発見した時に
「やった、やった!ぼくのせいなんだ!」と勝利観を味わうという締め

後味悪いけど、子供の頃のやりきれなさとか大人はわかってくれない感とか思い起こさせて、
名作だと思う。

 

 

577 名前:1/3 投稿日:02/07/04 23:35
昔、TVで見た映画。
偶然、お宝の隠し場所の地図を発見した数名の男たち。井戸の底にあると言う
財宝を探しに出かけた。ところが落盤事故が発生し、男たちは狭い空間に閉じ込められる。
時間が経つにつれ、男たちを飢えが襲う。だが、残っている選択肢はひとつだけ。

「誰かに犠牲になって貰うしかない。公平にくじ引きで決めよう」

くじを引き、当たった男は泣き叫ぶが、仲間に腕を切り落とされ、
それは全員の食料となった。

だが、皮肉なことにその直後、救助隊が現れる。衰弱はしているが無傷の男たちと、
片腕を無くし、「たった今」起こった悲惨な出来事を訴える一人の男。

「そいつは落盤で片腕を失い、そのショックでずっとそんなたわ言を言っているんだ」

友人の腕を食らった男たちは、自らの罪深い行為が発覚するのを恐れ、救助隊にそう言った。
腕を失った男は、「事故による精神錯乱」と判断され、精神科の病院に入院させられる。

578 名前:2/3 投稿日:02/07/04 23:36
数年後、片腕の男が退院した、との噂が流れ、彼の腕を食った仲間たちは、危惧を感じる。
そしてそれは現実となり、仲間の一人が片腕を切り落とされた屍体で発見された。
男たちは片腕の男の居場所を探すが、手がかりは男の娘ただ一人。
男たちは言葉巧みに娘をてなづけようとする。
「君の父上は、錯乱のために我々に復讐をするつもりなんだ。
 だが、僕らは彼を救いたい」

娘は父親の捜索に協力すると約束した。だが、片腕の男の行方は判らず、
一人を除いて全員が次々に殺害される。屍体は全て、片腕が切り落とされていた。

ただ一人残った男の元へ、娘から連絡が届く。父親の隠れ家を見つけた、と。
辺鄙な隠れ家へやって来た最後の男。隠れ家は殺人者にふさわしく、頑丈そうなつくりだけが
取り得の、家具ひとつ、窓さえ無い小屋。その時突然、重い扉が彼の後ろで音を立てて閉じる。
完全な密室となった小屋。男は半狂乱で扉の覗き窓から外を伺う。

579 名前:3/3 投稿日:02/07/04 23:36
そこから見えたのは、車椅子に乗った片腕の男とその娘。娘は無慈悲に、
残念だがそこから出してあげることは出来ない、と瞳に父と同じ狂気を宿して答えた
忌わしい過去と同じ密閉された空間。閉じ込められた男は絶叫する。
「そこには何も無いわ。水も、食料も。でも気の毒だから、これをあげる」

そう言って娘が覗き窓から差し出したのは、
鋭利に研がれた、
人の腕ぐらいは
易々と切断できそうな、

一本のナイフ。

 

漫画 ヒミズ

 

594 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 04:21
今日コンビニで立ち読みしたマンガが妙に後味悪かった。
病弱な姉と健康な妹っていう幼い姉妹がいて、
彼女達は父の実家で(父方の)祖母と叔母、そして父母と6人で暮らしていた。

姉は病弱ゆえ祖母と叔母に毛嫌いされてるが、対して妹は2人に甘やかされ放題。
母はそんな不等な扱いを受けている姉の方を不憫に思って、姉だけを溺愛する。
だけど本当は妹も、祖母や叔母より母に愛されたくて、母親にまとわりついたりするが、
溺愛されてる姉が羨ましくてつい意地悪を言ってしまう。
するとそんな妹の様子が、母には「甘やかされすぎたせいで、姉を思いやる気持ちもない
どうしようもない子」に映り、ますます母の気持ちは姉に傾いていく。

その後、父の浮気が発覚。しかし亭主関白な父は謝るどころか母に暴力をふるう。
ついに不満が頂点に達した母は、今まで祖母や叔母に家政婦のように扱われてきた
不満を一気にぶちまける。すると夫の家族からは、「出ていけ!」。

つづく

595 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 04:21
「謝ったら許してやる」と言う夫側、妹は母に出て行ってほしくないので
必死になって「おばあちゃんやパパに謝って」とお願いする。
しかし母は自分は悪くないと言って、夫の家族の味方をする妹を
「実の子なのに、私の味方をしてくれないのね」と冷たい目でにらむ。
そして母は出て行くことになったが、連れていったのは姉だけだった。
2人が出て行った後、ショックの余り、妹はふさぎがちになる。
すると途端に「なつかなくなって、かわいげがなくなった」と
祖母と叔母は妹をかわいがらなくなった挙げ句、
父の再婚に差し支えるから施設に預けようと相談し始める。

話はそこで終わるんだけど、母と妹のこの2人の
微妙な心の擦れ違いがなんとも切ない。
母は結局、夫の実家で迫害されてた姉も自分も自由になって、
全て円満で解決したと思ってるんだけど、実は一番の被害者だったのは妹っていうオチ。
読み終わった後、なんかこう掴み所のない変な気分になったよ。

 

620 名前:101 投稿日:02/07/07 00:59
昔見たドラマで、嫌なのがありましたね。
サスペンス物で、とある3人組がそれぞれ恨みを持つ人間を殺すんですが、
Aが恨む人物を、B・Cが殺し、その間にAは完璧なアリバイを作る。
Bが恨む人物は、A・Cが殺し、その間にBは完璧なアリバイを作る。
ところが、Cが恨む人物をA・Bが殺そうとした時、トリックを見破り
待ち伏せしていた主人公(刑事)に2人は逮捕されてしまう。

確か主演は、松方弘樹だったような。

で、何が後味悪いかと言うと、
実は、Cは数年前、フィアンセを目の前で殺されていて、
その犯人はミュージシャンのDだったのだが、大麻で幻覚症状を見ているときに
殺人を犯したため、責任能力無しとして無罪判決を受けていた。
その後Dは、ミュージシャンとしての才能を認められ、
ハリウッド映画の音楽製作に参加するためアメリカに渡る事になった。
その記者会見の席で、数年前の殺人事件の事を聞かれたとき、
「もう済んだ事ですからね。」と笑って答えていた。
Cは、襲われた自分をかばって目の前で殺されたフィアンセの顔を思い出し、怒りに震える。
「殺してやる!」

ところが前述の通り、主人公の邪魔が入り、Dは助かる。
「ひぃー!」と無様な声をあげて主人公に助けを求めるD。
当然主人公はDを見捨てると思っていたが・・・・・。

結局、A・Bがつかまり、主人公はDに
「大丈夫ですか!?」
とか言って気遣っている始末。

やがて、アリバイ作りのため別の場所にいたCも主人公に逮捕されてしまう。
 

当時まだ幼かった俺は、テレビの前で、

ふざけんな! 主人公! てめぇなんか人間のクズだ、ボケ!

と怒ってました。

長々すいません。
後味悪い話というと未だに思い出すドラマです。

タイトル覚えてる人いますか?

ちなみに犯人グループの3人は、たまたま乗り合わせたバスが、
バスジャックにあい、犯人に殺されかけながら、全員無事救出された事があり、

それ以来親友として付き合っている、という話でした。

 

632 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/10 02:12
>>629とは違う人ですが、変わりにお答えします。
原作は松本清張なんですね。
「事故」
都内の住宅地で運送会社のトラックが民家の門を壊す事故が発生。
担当の保険会社社員・高田(金田明夫)は、直ちに事故の処理に当たった。
トラックを運転していたのは、宮島(松田洋治)という男で、警察はスリップと居眠り運転による二重事故と断定。
被害を受けた家の主・山西省三(鶴見辰吾)と、その妻で事故当時家にいた美保(斉藤慶子)が
柔軟な姿勢を見せたことから、高田の処理交渉はすんなり終了した。
ところが、その6日後、新潟県湯沢町の下り坂で、宮島が再び事故を起こして死亡。
翌日、隣接する群馬県水上町の林道では、東京在住の探偵所所長で田中久子(十朱幸代)という女性の絞殺死体が発見された――。

5ヶ月前、妻・久子と2人で探偵事務所をやっていた田中幸雄古谷一行)は、
山西美保という女から夫・山西省三の浮気調査の依頼を受けていた。
山西は、父親の会社で重役をやっており、7年前秘書課にいた美保と結婚。
だが、美保は、不妊治療の末ようやく出来た子供を流産したことから、山西の浮気に悩まされ始めた。

さっそく、調査を行った田中は、山西が美保の親友で、秘書課の同期の
阿部祐子(蜷川みほ)と浮気しているのを確認、その事実関係を美保に報告した。
怒り心頭の美保は、その場で捜査費用を精算したが、たまたま姿を見せた久子の顔を見るや、
急に田中に2人を別れさせて欲しいと懇願。田中は、山西と祐子の密会を追って行動を開始した。
だが、田中は、山西らの様子を一緒に窺っていた美保がしがみついてきたのがきっかけで、関係を持ってしまった。
還暦が近いにもかかわらず、愛欲のドロ沼にはまり込んだ田中は若い美保の積極的なアプローチもあって、
ついに泊りがけの旅行にまで行ってしまう。
田中と久子が結婚したのは25年前。
前妻に浮気され離婚した田中と、男に騙されて子供を堕ろした久子は、互いに人生をやり直そうと決意。
久子がやっていた探偵事務所を手伝い始めた田中は、子供を作らぬまま何となく現在に至っていた。

そんなある日、久子が、山西から美保の浮気調査の依頼をされた。
山西は、自分の浮気を棚に上げ、美保の行動に疑いを抱いたのだ。
これを知った田中は、何も知らずに相談してくる久子の話を聞く一方で、美保との情事を楽しみ続ける。
だが、美保との関係は、思わぬ騒ぎがきっかけで露見した。
山西の出張中に田中が訪れた山西家の門にトラックが激突。
田中は、何事かとついドアを開け、外を見てしまったのだ。

山西家のドアから顔を出す自分の写真を、いきなり久子に見せられた田中は、ア然となった。
トラックの激突は、実は猫探しの調査で貸しがある宮島を使った久子の作戦だったのだ。
久子は、田中が美保にのめり込んでいると見抜き、美保への復讐を宣言する。
開き直った田中は、美保との結婚も考えるが、山西との結婚で玉の輿に乗った美保の答えは暖味。
また、浮気を知った宮島に美保が強請られていると知った田中は、いよいよ追いつめられた。

久子が浮気の報告書をまだ山西に送っていないと知った田中は、
美保との関係を続けたい一心で、久子と宮島の殺害を実行。
だが、田中はその時、まだ久子、そして、美保の心の内を知らなかった――。

633 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/10 02:12
ラストはだいたいこんな感じ。
→久子の報告書には「浮気などしていない」・・・田中は取り返しのつかないことをしてしまったと号泣。
しかし宮島をトラックごと崖から落とし、久子を山中に放置する。
田中のアリバイは美保が作ってあったので久子の保険金が下り、
田中は美保に会おうとするがなんだか冷たくあしらわれる。
なんと美保は妊娠していたのだ!!!また、不審に思った高田により警察が動き始める。
久しぶりに美保から田中に連絡がある。「また旅行に行きたい」と。

田中との待ち合わせ場所に向かう列車の中で美保は回想する。
辛かった不妊治療の日々。やっと妊娠したとき。そして駅のホームで電車を待っていたときぶつかってきた女。
その女のせいで美保は流産してしまう。そして浮気調査の依頼に行ったときその女と偶然出会う。
美保が流産した原因は久子だったのだ!
夫の浮気が発覚したとき簡単に「別れれば」なんて言った田中と、自分の家庭を壊した久子に、
美保は初めから復讐するつもりだったのだ。
警察に尾行されていることも知らず、美保は田中と車で山中に向かう。
睡眠薬で田中を眠られた美保は田中が自殺に見せかけて死ぬように細工し一人山を降りる。
駆けつけた刑事により田中は助けられる。
美保は夫と田中の血液型が偶然同じだったことから田中さえ殺せば、
幸せだった2年前に戻すことができると信じていたのだ・・・。
取調室ですべてを知った田中は泣きながら言う。
「彼女に伝えてください。産んでくれと。もう誰も殺さないでくれ・・・」

 

652 名前:640 投稿日:02/07/12 11:51
わかった、とりあえず書いてみる。
つまらなかったらすまそ。
主人公は普通に生きることを望む中学生の少年。
父親は行方不明で、母親と二人の貧乏暮し。
ある日、母親が男と一緒に家を出て行き、ひとりぼっちになってしまう。
そこに、主人公の父親が金をせびりにふらりと表れる。少年はその父を殺し、埋めてしまう。

父を殺してしまったことに加え、そんな両親から生まれてきた自分は
どうせろくな大人にならないから、と、少年は「一年後に自殺すること」を決める。
それまでの時間を、「世間の悪い奴を殺す」ために使おうと考える。

学校にも通わず、毎日「悪い奴」を探すために、包丁を持って街を歩く少年。
同級生や、少年に思いを寄せる少女が心配して様子を見に来たりもするが、
ある日を境に少年は家にも戻らなくなってしまう。
野宿をしながら「悪い奴」を探すが、見つからない。
けっきょくお金も底をつき、何もできないまま「自殺するため」に帰路につく少年。

廃屋のような家、同級生や少女たちが待っていた。
少女は自首してやりなおそう、自分はずっと待っているから、と少年に告げる。
その少女との「普通の未来」もありえるのかな、と思い始める少年。

しかし、次の朝早く目を覚ました少年の前に立つ「怪物」がこう告げる。

 「決 ま っ た こ と な ん だ よ」

 「そ う か 決 ま っ た こ と な の か」

そうつぶやいて、少年はヤクザから手に入れた銃の引き金を引く。

 

幕屋の人形

 

686 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/13 20:18
乱歩なら、「防空壕」も後味悪い。
防空壕」は、戦時下で防空壕に逃げ込んだ男が、
後から逃げ込んできた女と二人っきりになる。
生きるか死ぬかの瀬戸際に、なーんかそんな気分になって、女とセクースする。

女は若くて美人で、セクースも最高。
男は女が忘れられなくなって当てもなく探し歩く。

ようやく女の情報を見つけて尋ねると、
そんな女はいないと老婆に教えられ、とうとう男は
あれは幻だったかと不思議に思いながら諦める。

最後にエピローグとして、老婆の会話が。

老婆の元に、男が若い女を訪ねてきた。
そんな女は知らない。
でも話を聞いてみると、防空壕の中で
セクースした女を探してるらしい。
その女は知ってる。自分だ。

何を勘違いしたか、男は自分を若くて美人と思いこんでる。
事実を知らせるのは忍びないので、一夜の夢のまま秘密にしておいた。
バレないように冷や汗掻きましたよ…おほほほほ…

っつー話し。
女には後味悪くないけど、男には後味悪いと思われ。

 

670 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/13 00:37
んじゃ、こんなのは?
自分は途中でオチ見えたけど、後味悪かったと思う。
両親に厳しく育てられた男がいた。
いい年して他人とロクなコミュニケーションを取れず、ましてや異性相手には顔を真っ赤にしてしまう始末。
親が決めた許婚がいたがそれは実の従姉妹で、男は彼女を愛してはいなかった。
許婚を置いて六年間もパリに遊学していた男は、とある店で美しいマネキンを見つける。
笑う事も怒る事もしない自己を持たない人形は、彼にとって正に理想の女性像だった。
異常だという自覚はあったが、男はマネキンを買い求め、そのマネキン相手にまぁイチャイチャと。
そのうちに国に帰る事になったが、帰国してもフィアンセには冷たく当たり、婚約を破棄してしまう。
男がマネキンに偏愛している事を知った元フィアンセは、
それが男の趣味なのだろうとマネキンの服装や髪型、表情などを真似して気を惹こうとした。

ある日、男がいつものようにマネキンを愛撫しようと手を触れると、まるで生きているような感覚がする。
笑いながら近寄ってくるマネキン。
男は驚きのあまり、持っていた拳銃を撃った。
刹那あがった悲鳴が男を現実に引き戻すと、目の前には血に濡れた元フィアンセの姿があった。

「幕屋の人形」っつ-話だったかな。

 

694 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/14
19:17
痴呆の方がいる老人施設に勤めてます。
ある日1人の利用者が2泊3日の短期入所してきました。
今まで老いた妻が介護してきてはじめての入所でした。
一泊目が順調に過ぎた朝、朝食の時間に彼は町を指差して何かを訴えます。
言語障害があるためなかなかわかりませんでしたが、
どうも「かえりたい」と訴えているようでした。
施設に勤めた事がある人はわかると思いますが
朝食の時間は介助しないといけない人がいたり、
盗食や異食などのトラブルがあったりですごくバタバタします。
私はその人の訴えを適当に「はいはい」と流し、業務に追われていました。
そんなやり取りがあった15分くらいあとに、その人と同じテーブルに座ってる方が
「あの人、へんやで」と言うのです。
みると、食事が詰まったのか、白目をむいて意識がない!
必死で人工呼吸や心臓マッサージしましたが
その人はそのままなくなってしまった。
訴えをきちんと聞いてあげれば良かったと思いました。
そして知らせを聞いて駆けつけた奥様が
「もう少し頑張って家で見てあげればよかった」
と話すのを聞いた時やるせない気持ちになりました。

 

788 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/21 17:55
近所で実際にあった事で後味の悪い話1
崩れかけた家に身寄りの無いお婆さんが1人で暮らしてたんだけど、
ものすごい貧乏暮らしで電気もガスも無い家だったわけ。
マキで火をおこして炊事をして、お風呂は近くの川で行水。
当然冬なんかは寒くて入れないから、近くに行くととんでもない異臭がする。
でも特に危害を加えられるわけでもないので、近所の人は見て見ぬふりしてた。

で、ある日お婆さんが家で死んでいるのが見つかったんだけど、
死因は栄養失調による衰弱死とか老衰とか噂されてた。
おばあさんは薄くて汚い布団に包まって死んでたんだけど、
枕元には書き置きと郵便通帳があって、その書き置きには
『私がいつ死んでもいいように、自分の葬式代を貯めておきます。
 申し訳ありませんが、私の貯金で葬式を出して下さい。』
というような事が書き記してあった。

ところが2,3日後に親戚と名乗る人が出てきて、お金を全部持って行っちゃった。
当然お婆さんは葬式も出してもらえず、
しかも死体は地元の国立大学の付属病院に二束三文で売られてしまった。

このとき俺は小学生だったけど、なんだか寂しくなったね。。。

 

田宮虎彦「異端の子」

 

782 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/21 05:43
昔読んだ小説
イギリスかフランスの田舎町で、二人の男女が恋仲になる。
やがて男は女に飽きるが、女のほうが執拗で別れてくれない。
結局男は女を殺害し、死体を隠して逃亡。
数年後、外国で成功して財産を作った男は偽名を使って故郷に戻り、
近所の人を招いてパーティを行い、自分の成功を得意げに語る。
話の最中、男の背後に、かつて彼が殺して捨てた女の幽霊が現れる。
パーティの参加者の内の何人かは異変を感じるが、肝心の男は全くそれに気づかずに
飲み食いしながら自慢話を続ける・・・

愛した男に殺された上に化けて出ても気づかれないという哀れな女の話。
タイトル忘れちゃったんだけど。

 

766 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/20 22:04
戦中か、戦後すぐくらいの話。
両親と二人の子ども(姉11歳くらい、弟8歳くらい)が都会から
田舎に移り住んでくる。(疎開だったかもしれない)
田舎のことなので、地元民はこの貧しい一家に白い目を向け、
村八分に近い状態になる。姉弟も学校でいじめられる。
ある日、父親が思想犯の疑いをかけられ警察にしょっ引かれてしまう。
村人たちの敵意は頂点に達する。その午後、学校から帰る途中の
姉弟の前に村の男たちが現れる。彼らは驚く姉の顔に袋をかぶせ、
むちゃくちゃに殴りつけながら、下着を脱がせ暴行する。
姉は殴られた回数を数えていたが、やがて気を失う。

当時の田舎とはいえ、あまりな出来事に警察が乗り出し、
暴行した男たちは逮捕される。だが彼らは反省することなく
「懲らしめるためにやった」「悪いのはあの一家だ」と言い張る。

 

767 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/20 22:05
田宮虎彦「異端の子」
次のような意味の文で結ばれている。
(村の男たちの強弁に)「大人でも自分のしたことをこのように
意味付けるのは珍しくない」。
この末文や暴行の描写が、妙に淡々としてて、それがかえって
陰惨な印象。

15,6歳のころ読んで激しく鬱になりますた。

 

後味の悪い話まとめ5【デッドリーフレンド・人狼・子供を預かる責任】

エドワード・ゴーリー作「不幸な子供」

24 名前:しゅるしゅる 1/2 投稿日:02/05/08 21:14
>20 小池真理子「しゅるしゅる」
主人公は小さな広告代理店を経営している女性。
最近、不運続きである。
恩人の死で仕事は全くうまくいかなくなり、
学生時代からの恋人には別れを告げられる。
おまけに彼のために無理して買った一戸建ては欠陥住宅
とうとうある日、主人公は体調を崩して倒れてしまう。

主人公を優しく看病したのは、お手伝いの女性だった。
暖かい陽光の差す部屋で彼女の作ったお粥を食べているうちに、
主人公は逆境を乗り越える気力を取り戻す。
親子ほど歳が違うせいか、彼女とは今までゆっくり話したこともなかった。
主人公は看病のお礼にと、その純朴そうなお手伝いに羊羹をすすめ、
一緒にお茶をすする。

 

25 名前:しゅるしゅる 2/2 投稿日:02/05/08 21:15
ひとしきり身の上話をした後、「是非話したいことがある」とお手伝いは切り出した。
お手伝いの住んでいるマンションでは、入居者が必ず死ぬ部屋があるのだそうだ。
彼女はその部屋で、しゅるしゅると音を立てる「小さな黒い毛糸玉」を見たという。
入居者が死ぬと部屋を出ていき、新しい入居者が来ると、まるでどこかでじっと
待っていたかのように、それは再び入ってくる。

主人公は、次第に気味が悪くなってくる。
「ねえ、どうしてそんな話を私にするの?」

「十日くらい前、玄関の脇で、何か見覚えのある小さな黒いものがうずくまっている
 のが見えたんです。それはしゅるしゅるとぐろを巻くように回って、洗面所の窓の
 隙間から、するりとこのお宅に入っていきましたんでございますよ。
 …こういうことは是非ともお耳に入れておくべきことですからねぇ」

思わず固まる主人公を尻目に、お手伝いは
「これ、全部頂いてしまってよろしいでしょうか」
幸せそうに羊羹を頬張る……。

  以上です。文章上手じゃなくてすみません。
  黒い「しゅるしゅる」より、お手伝いさんのほうがよっぽど怖いよー。

 

36 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 15:34
エドワード・ゴーリー作「不幸な子供」
短い話ですので、原作のままお楽しみ下さい。ガイシュツでしたら申し訳ありません。
あるところに シャーロット・ソフィアという女の子がおりました。
シャーロットの両親は優しくて お金持ちでした。
シャーロットはお人形を持っていて ホーテンスと名づけておりました。
ある日、軍隊の大佐だったお父さまが、アフリカ行きを命ぜられました。
七か月後、原住民の謀反が起きて お父さまが殺された、と報せが届きました。
お母さまはやつれ衰え、やがて息をひきとりました。
ただ一人血のつながった叔父さまは、落ちてきた煉瓦に脳天を砕かれてしまいました。
シャーロット・ソフィアは一族の弁護士の手に委ねられました。
弁護士はただちに シャーロットを寄宿学校に入れました。
学校でシャーロットは 先生たちからしてもいないことで 罰せられました。
ホーテンスはほかの生徒たちに 八つ裂きにされてしまいました。
昼のあいだシャーロット・ソフィアは できるだけ隠れておりました。
夜は眠らずに しくしく泣いておりました。
もう我慢できなくなり 夜が明けるのを待って 学校から逃げ出しました。
シャーロットはじきに気を失い 舗道に倒れました。
一人の男がやって来て 両親の写真が入ったロケットを奪っていきました。
別の男が反対方向からやって来て シャーロットを連れ去りました。
男はシャーロットを 卑しい場所に連れていきました。
そうして 飲んだくれのごろつきに売りとばしてしまいました。
シャーロット・ソフィアは 造花作りの内職をさせられました。
わずかな食べ残しと 水道の水で食いつなぎました。
ごろつきは時おり 幻覚に襲われました。
シャーロットはどんどん目が悪くなっていきました。
そうこうするうちに、実は生きていたお父さまが 帰国なさいました。
お父さまは毎日 シャーロットを探して 車で街をまわりました。
とうとう ごろつきが発狂しました。
もうほとんど目が見えなくなっていたシャーロット・ソフィアは、表に飛び出しました。
そしてたちまち 車に轢かれてしまいました。
お父さまは車を降りて 瀕死の子供を目にしました。
あまりの変わりように、お父さまはそれが自分の娘とはわかりませんでした。
おしまい

私の中で「後味の悪い 海外絵本第一位」です。
ネット上で全文書き出すのはマナー違反でした。すみません。
しかし、この作品は「絵」もすばらしいです。
文章に興味を持った方は、ぜひ図書館等でお確かめになってください。

 

子供を預かる責任

 

55 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 21:23
10年くらい前か、ある小学生のクラスで子豚を育てるという番組があった。
最初はまあ、ほのぼのとみんなで豚を育ててゆくのだが、
最後にその豚は普通に食肉用として出荷されることに・・・。
もちろんはじめからそういう約束だったようだが、
トラックにのせられる際に逃げ出した豚を「逃げろ!逃げろ!」と追い立てる子供たちと、
それを普通に捕まえて送り出す教師と業者の映像が忘れられない。
この後も奇跡や恩赦はなし。肉にされるだけだから、消息も知れず。
いろんな生き物のおかげで生きている、と教えるためにしろ
こういう方法でなくてもよかろうし、業者だって面倒な仕事だったろう。
誰のために、何のためにやった番組なのか、いまだに腑に落ちない。

 

37 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 16:52
20年以上前にサスペンス劇場か何かの再放送で見たドラマで、
タイトルも出演者も不明なんですがやたらと後味が悪いものがありました。
ある夫婦(A)が大掃除をしていて自分の子供(小学生ぐらい)のめんどうもみれない状態の時に
近所の夫婦(B)に「買い物に行くから、子供をあずかってほしい」と言われる。
「自分の子供の面倒もみれない状態だから」と断るが、
B夫婦は「少しの間だけ」と無理矢理子供を押し付けて出かけてしまう。
B家の子供はA家の子供と遊んでいたが、水の事故かなんか(記憶あやふや)で死んでしまう。
B夫婦は、A夫婦に責任があるとして、裁判を起こす。
しかも、B夫婦は自分が無理矢理子供をあずけたのに裁判では、
A夫婦の方から「子供をあずかる」と言ってきた、「心配ない、まかせて下さい」と言ったと証言する。
A夫婦は反論するが、マスコミはB夫婦の証言を全面的に信用しA夫婦を「無責任」と非難する。
A家の妻は、近所の人からも白い目でみられるようになる。
続く

39 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 17:03
>>37の続き
その内、A家に無言電話がかかってくる。
はじめは、「なんだろう?」程度に思っていた妻だが、それはたびたびかかってくる。
そして、それは、次第に「無責任!」「人殺し!」と一方的に言って電話をきるイヤガラセになってゆく。
ストレスがたまっった妻はある時イヤガラセの電話に対して「あなたは誰です!」と、聞き返す。
すると、電話の相手は
「正義の人だ」
と答えた。
A家の妻は、夫と相談して電話番号を、変更することにする。
A家には、電話がかかってこなくなった。
落ち着く妻。
しかし、再びどこからかイヤガラセの電話がかかってくる。
頭をかかえる妻、電話のベルは鳴り続ける……
長文スマソ
20年以上前に見たものなのに未だに頭のスミの方に嫌~な気持ちが残ってます。

41 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 17:23
>>37、39
昭和58年に三重県で起こった隣人訴訟と似てるね
→隣人訴訟
 A夫婦とB夫婦は隣人同士で子供が同じ幼稚園に通っていたこともあり親しかった。
 ある日両夫婦の子供が家の前で遊んでいた時、A(奥さん)が買い物に出かけるために
 子供を連れて行こうとしたが子供が拒否。B夫婦は家の掃除をしていたのだが親切心から
 「子供をそのまま遊ばせて買い物に出かけたらどうですか?子供は大丈夫でしょう」
 という趣旨のことを言って声をかけた。
 そこでA(奥さん)は「よろしくお願いします」というようなことを言って一人で買い物に。
 その後B夫婦が目を離した隙に子供たちは近くの池に行きA夫婦の子供(3歳)が水遊びをしているうちに溺死。
 子供の葬儀の後、A夫婦はB夫婦と話し合おうと家を訪れるが、B夫婦は頑なに会おうとしない。A夫婦は
 意思疎通不十分なままB夫婦と池の管理責任のあった県などを訴えた
42 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 17:38
41の続き
→判決は
  A夫婦:過失8割(子供の監督が極めて不十分)
  B夫婦:過失2割(声をかけたのに子供から目を離すという落ち度)
  で、結局B夫婦に526万円の損害賠償の支払いが命じられた。
  判決後、新聞などのマスゴミが「無償の善意に賠償責任」「好意で子供を預かっても責任」
 「隣人の好意に厳しい判決」という見出しで報じたこともあり、
 報道されたその日から A夫婦のところに匿名の電話や手紙が殺到。
 その殆どが非難と嫌がらせで、「お前は死んだ子供をたねに強請る気か」とか
 「欲張り」「人でなし」といった非難・罵倒が多かった。
  A夫婦は、何も損害賠償をとる目的だけで訴えたわけではなく、
 
紛争を公正かつ納得の行く形で解決したいと願って裁判を利用したにもかかわらず、
  心無い世間の反応にやる気をなくし、裁判を取り下げ。間もなく
 
B夫婦の方にも「A夫婦が裁判を取り下げたのに控訴するつもりか!」と
 
激励から非難の電話・手紙が来るようになったので、結局両夫婦とも裁判を取り下げる形で終わった。
44 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/09 17:52
マスコミからの情報が必ずしも事実だというわけじゃない、
っていう良い例だ。
情報ってこわい。

 

 

69 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:12
童話「屠殺ごっこ」その1
西部フリースランド(オランダ)にあるフラネッケルという名前の小都市で、
5歳か6歳ぐらいの女の子と男の子、まあそういったような
歳のいかない子どもたちが遊んでいました。

やがて、子どもたちは役割を決めて、
1人の男の子に、おまえは牛や豚をつぶす人だよと言い、
もう1人の男の子には料理番だよと言い、
またもう1人の男の子には、おまえは豚だよ、と言いました。
それから女の子にも役をこしらえて、
1人は女のお料理番になり、もう1人はお料理番の下働きの女になることにしました。
この下働きの女は腸詰めをこしらえる用意として、豚の血を小さい容器に受ける役目なのです。

役割がすっかり決まると、豚をつぶす人は、
豚になるはずの男の子につかみかかってねじ倒し、小刀でその子の喉を切り開き、
それからお料理番の下働きの女は、自分のちいさな容器でその血をうけました。

そこへ、市の議員がはからず通りかかって、このむごたらしい様子が目に入ったので、
すぐさまその豚をつぶす人をひったてて、市長さんの家へ連れて行きました。
市長さんはさっそく議員を残らず集めました。

議員さんがたは、この事件を一生懸命相談しましたが、
さて、男の子をどう処置していいのか見当がつきません。
これが、ほんの子どもごころでやったことであるのは、分かり切っていたからです。

ところが、議員さんのなかに賢い老人が1人あって
それなら、裁判長が、片手に見事な赤いりんごを
片手にライン地方で通用する1グルテン銀貨をつかんで、
子どもを呼び寄せて、両手を子どもの方へ一度に突き出して見せるが良い。
もし子どもがりんごを取れば、無罪にしてやるし、
銀貨の方を取ったら、死刑にするがよいと、うまい知恵を出しました。

そのとおりにすることになりました。
すると、子どもは笑いながらりんごをつかみました。
子どもは何にも罰を受けないですみました

71 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:15
童話「屠殺ごっこ」その2
ある時、お父さんが豚をつぶすところを、子どもたちが見ました。
やがて、お昼過ぎになって、子どもたちが遊戯をしたくなると、
ひとりが、もうひとりの小さい子どもに、
「おまえ、豚におなり。ほくは、豚をつぶす人になる」と言って、
抜き身の小刀を手にとるなり、弟の喉を、ぐさりと突きました。

お母さんは、上のお部屋で、赤ちゃんをたらいに入れて、お湯をつかわせていましたが、
この子どものけたたましい声を聞きつけて、すぐ駆け下りてきました。
そして、この出来事を見ると、こどもの喉から小刀を抜き取るが早いが、
腹立ちまぎれにそれを、豚のつぶしてであったもう1人の子の心臓へ突き立てたものです。

これが原因で、妻は心配が嵩じて、やぶれかぶれになり、召使いの者たちが
いろいろなぐさめてくれるのも耳に入らず、首をくくってしまいました。

夫が畑から帰ってきました。そして、この有様を残らず見ると、
すっかり陰気になって、それから間もなく
この人も死んでしまいました。

 

72 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:19
童話「親不孝な息子」
昔、ひとりの男が妻と戸口の前にすわり、
鶏の丸焼きを前において、ふたりで食べようとしていました。
すると年老いた父親がやってくるのが見えました。
男は、父親にあげたくなかったので、あわてて鶏を隠しました。

年老いた父親はやってきて、水を一杯飲むと、帰っていきました。
さて息子が鶏の丸焼きをテーブルに戻そうと手をのばすと、
それは大きなひきがえるになっていました。
そして男の顔に飛びつくと、そこにひっついたまま、離れなくなりました。
そして誰かがそれを取ろうとすると、そいつの顔へ跳びかかりでもするように
憎々しげな目でにらみつけました。そこで誰もさわろうとはしませんでした。

そして親不孝な息子はこのひきがえるに毎日餌をやらなくてはなりませんでした。
そうしないとひきがえるは男の顔を食べてしまいました。
そんなわけで男は世の中をふらふらと歩きました。

 

寄生虫で死亡

 

110 名前:85 投稿日:02/05/17 18:48
>109
「素顔のままで」
まったくの他人同士だったナルミとアキナが夜の公園で知り合う。
ナルミは絵本作家になるのが夢、アキナはダンサーになるのが夢。
2人は意気投合して仲良しになる。アキナには好きな男がいた、
しかしナルミもその男が好きになってしまった。
ナルミの為に、アキナはその男を諦め身を引いた。
しかしナルミとその男との結婚は長く続かずに、離婚。
その時、ナルミはお腹にその男の子供を身篭っていた。

そしてナルミは子供を産んで、そのままあぼーん。(元々、何かの病気だった)
アキナは親友ナルミと(自分が本当はとても愛していた)男の間に出来た子供を
引き取って1人で育てていくのだった・・・。終り。

ちょっと違うかも知れないけれど、大体はこんな感じ。
アキナの人生をナルミが散々引っ掻き回して、お荷物残して逝っちゃうのが後味悪。
可哀想すぎる、アキナ!

 

89 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/17 00:16
これは実際にあった話です。
昭和61年9月、関東地方の農村地帯に住む会社員N氏(48)は、
ある日右腰と太ももに痛みを感じ、針灸(しんきゅう)治療などを受けたが、
病状は悪化するばかりで、ついには腰が腫れ上がって動けなくなった。

昭和62年5月、N氏は日本でも10本の指に入る一流病院、○○○病院に入院した。
病院のエックス線検査で肺に影が見つかり、同年9月、呼吸困難でN氏は死亡した。
同病院は当初炎症かガンの疑いを持っていたが、病状の急激な悪化に疑問を持ち、病理解剖を行ったところ、
体内のあらゆる筋肉組織に体長1~3ミリの白っぽい半透明の線虫が、びっしりと付着していた。

標本を分析し、この寄生虫は「芽殖孤虫(がしょくこちゅう)」とわかった。
腰などの「しこり」は、この寄生虫の固まり(コロニー)だったのである。

芽殖孤虫は、通常は蛇やミジンコなどに寄生していると見られているが、
詳しい宿主やライフサイクルは一切不明。人間の体内に入ると、
植物が次々と芽を出すように急速に増殖し、あらゆる内臓や筋肉、細胞を喰い荒らす、恐ろしい寄生虫である。
特効薬はなく、外科的摘出も数が膨大で不可能。
一度寄生されると、自分の体が虫に喰われていくのをじっと待つしかない。
つまり、致死率は100パーセント。

この寄生虫で死亡した人は史上12例、日本ではこのN氏を含めて6例。

 

アメリカ映画 デッドリーフレンド

 

167 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/27 14:32
米映画でショート・プログラムってタイトル(だったと思う)。
コンピューターオタクの苛められっ子が主人公(名前を忘れたのでのび太とする)で、
お決まりの通り、何かと彼を擁護してくれる素敵な幼馴染みの女の子(以後しずかちゃん)がいる。
ある日、このしずかちゃんが事故で死んでしまうんだけど、
のび太は彼女が忘れられず、墓を暴き、
彼女の遺体の脳に自分が制作していたペットロボット
(神転生のジャックフロストの頭だけverという感じ)
の回路を生め込み、蘇生させようとする。

もちろん死人が生き返る道理は無いのだが、
それでもしずかちゃんは知能程度の低い自律肉人形として一応蘇生する。
のび太がソレに生前のしずかちゃんの面影を求め、少しずつ彼女を教育して行くと、
努力の甲斐あって再生しずかちゃんは次第に自我を持ち始め、のび太の心の拠り所になって行く。
(言わば悪趣味なちょびっツ展開ですね)
そんなある日、例によってジャイアンスネ夫に苛められたのび太は、
それをしずかちゃんに愚痴り、
「あんな奴等、死んじゃえば良いんだ」と漏らしてしまう。
予想通り、しずかちゃんはのび太の望みを叶える為に
ジャイアンスネ夫を惨殺し、それはのび太の知る所となる。
のび太は自分が死者を冒涜し、あまつさえ怪物を作ってしまった事にやっと気がつき、
泣きながらしずかちゃんを破壊、焼却炉で燃やしてしまう。

168 名前:続き 投稿日:02/05/27 14:34
ここまででも十分「ぅあ…」な話なんだけど、まだちょっと続く。
後味が悪いなりにしんみりとした雰囲気の中、
のび太が焼却炉の前で立ち尽くしていると突如その蓋が開き、
半壊しずかちゃんがのび太を焼却炉の中に引きずり込んで”The End”。
その時のしずかちゃんの顔は半分皮膚が剥がれ落ち、
その下からは骸骨ではなくベースとなったロボットの顔が覗いて
ガチガチと歯を鳴らしているといった演出でした。

 

 

179 名前:読み難いです。スマソ 投稿日:02/05/28 21:41
10数年前に放送されたドラマなんだけど、タイトルが思い出せない。
たしか主人公は細川俊之演じるサラリーマンだったと思う。
幸せに暮らしてた細川ファミリーが、何故だかいきなり、
何処かの戦場にワープしてしまい、愛する家族が次々と爆撃で死んでいく。
当の細川氏も爆撃に遭い、片腕を失う。
腕の痛みに耐えながら、横に伏せて難を逃れた男にココはいったい何処なんだ?と尋ねると、
第2次世界大戦中の日本だと返答が来る。
結局、いきなり戦時中にタイムスリップして、家族も失い、
元の世界に戻る事も出来ず片腕で生きていかなければならないという状況に、呆然とする細川氏
で、ここでドラマは終わり。
消防の時に観て、物凄く後味悪くて具合悪くなった。

184 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/29 00:01
>179
それたぶん、山田太一作「終わりにみた街」だね。
オレも消防の時、テレビ見た覚えがある。主演も細川だった。なべおさみも出てたかな。
でね、大人になってから原作読んだけど、もっと恐かったよ。今でも文庫本手元にある。
でね、最後ちょっと違って、主人公は爆撃を受けて気を失って、荒野で意識が戻るんだけど,
朦朧とした意識の中、蜃気楼のムコウになにやら見なれた建造物(の残骸らしきもの)を見つける。
それはどうやら、戦争の爆撃で朽ち果てた東京タワーなんだな。で、オカシイなと気付く。

自分がタイムスリップした第二次大戦中には東京タワーは存在しない。
そこで、ああ爆撃を受けたときに自分が再びタイムスリップした事を直感的に悟る。

で瀕死の重傷で、もう余命いくばくもない事もわかってるんだけど、とにかく今の状況をできるだけ把握したい。
で、となりで倒れている同じく死にかけてる男に聞くんだ。「今は千九百何年ですか?」って、
男は命絶え絶えのなかかすれるような声で答えようとする「せんきゅうひゃくはちじゅ・・・」
ってここで絶命しちゃうんだ。

で、「なに??1990年代ですらなく、80年代なのか・・・・!!」
(この作品は1980年代に書かれたものだから)
と愕然としながら、得も知れぬ絶望感を漂わせながらしんじゃうんだ。コエーはなしだったよ。
山田氏の作品のわりには。

 

映画 人狼

 

316 名前:石川けむみん ◆DaspoI6. 投稿日:02/06/08 09:19
昔一人の女の子がいて、母親に七年も会っていませんでした
女の子は鉄の服を着せられて、絶えずこう言い聞かされていました
服が擦り切れたら、きっと母さんへ会いに行けるよ
女の子は必死に服を壁へ擦り付けて、破こうとしました
とうとう服が破け、ミルクとパン、それにチーズとバターを少し貰って、
母親の元へ帰る事になった女の子は、森の中で狼に出会い、何を持っているのかと聞かれました
ミルクとパン、それにチーズとバターを少しと答えると、
狼は分けてくれないかと言い、母さんへのお土産が要るからと女の子は断りました
狼はピンの道と針の道の内どちらから行くのかと聞き、女の子がピンの道を行くと答えると、
自分は針の道を急ぎ、女の子の母親を食べてしまいました
やがて女の子は家に着きました
母さん、開けて
戸を押してご覧。鍵は掛かっていないよ。狼がそう応えました


317 名前:石川けむみん ◆DaspoI6. 投稿日:02/06/08 09:46
それでも戸が開かないので、女の子は穴を潜って家の中へ入りました
お母さん、お腹がぺこぺこよ
戸棚に肉があるからお上がり
それは、狼が殺した母親の肉でした
棚の上に大きな猫が来て、こう言いました
お前が食べているのは母さんの肉だよ
母さん。棚の上に猫が居て、私が母さんの肉を食べている、そう言ってるわ
嘘に決まってるさ。そんな猫には、木靴を投げてやるがいい
肉を食べた女の子は、喉が渇いてきました
母さん、私、喉が渇いたわ
鍋の中の葡萄酒をお飲み
すると、小鳥が飛んで来て、煙突にとまって言いました
お前が飲んでいるのは母さんの血だよ。母さんの血を飲んでるんだよ
母さん。煙突に小鳥がとまって、私が母さんの血を飲んでいる、そう言ってるわ
そんな鳥には、頭巾を投げてやるがいい
肉を食べ、葡萄酒を飲み終えた女の子は、母親に向かって言いました
母さん、何だかとっても眠くなったわ
こっちへ来て、少しお休み


318 名前:石川けむみん ◆DaspoI6. 投稿日:02/06/08 09:56
女の子が着物を脱いで寝台へ近付くと、お母さんは頭巾を顔の方まで被って、奇妙な格好をして寝ていました
母さん、なんて大きな耳をしているの
だからお前の言う事が聞こえるのさ
母さん、なんて大きな目をしているの
これでなけりゃお前が良く見えやしないからさ
母さん、なんて大きな爪なの
これでなけりゃお前を上手く、掴めやしないからさ
母さん、なんて大きな歯をしているの

 

333 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/11 17:14
童話が出てるけど、ドラマから「ピュア・ソウル~君が僕を忘れても~」
アルツハイマーにかかった30代の女性と家族の話。
全体では良かったんだけど最後が切なかった・・・。
実家が大工をしているデザイナーのカオルは
ふとしたことがきっかけである男性と出会う(役名忘れた。ゴメン)
第一印象は最悪でもう会う事はないと思った二人だが、
実はその男性はカオルの実家に大工見習いにやってきて働くことになった男性だった。
当然の事ながら気が合わず反発しあう二人だったが、お互いのいろいろな面を知りひかれあっていく。

そして、カオルの親の反対やなにかを乗り切り二人は結婚。
しかしその頃からカオルは待ち合わせの時間を忘れたりと言うことが重なる。
病院へ行くとアルツハイマー痴呆症であると診断される。
ショックを受けるカオル。そして離婚も考えるが、旦那は「それでもお前を愛してる。」という。
やがて二人の間には子供が出来るが、当然周囲からは生むのを反対される。
けれどカオルのたっての希望とそれを叶えたいという旦那の説得により子供を出産する。
しばらくは病状も悪化せず暮らすが、ある時その子供が熱を出してしまう。
急いで病院へ行こうとするカオルだったがその道を忘れてしまい病院へだどりつけない。
その場は警察の人か何かに助けられて無事に事なきを得るも、
自分一人の力で子供を助けられないと言う事実にショックを受けるカオル。
そして、「子供には自分は死んだと伝えて下さい。」と言う書き置きを残して
旦那にも何も告げずに自分一人の意志で療養所へ。
当然旦那は連れ戻しに行こうとするがその時にはもうカオルには誰だかわからなくなっていた・・・。
旦那は悲しむが、カオルが病院内でいつも絵を描いているスケッチブックを見つける。
そしてそこには何十枚にも渡って書かれている自分の顔が・・・。
「カオルは俺のことを忘れた訳じゃないんだ。俺達の心はいつまでもつながっている。」
そう思い、カオルの為に子供を大切にしていこうと決める旦那。

そしてこの後、ラストはカオルが海で遊んでいるシーンが出てくる。
そこへ旦那と子供が来て「あのお姉ちゃんと一緒に遊んでもらえ。」と子供にいう旦那。
そして、夕暮れの海で相手が自分の子供だと言うことも分からずにその子といるカオル。
・・・なんか上手く伝えられないけどミョ~に切ないって言うかそういう印象だった。
なんか書いてて違うかもしれないと思ってきたのでsage。

 

350 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/16 09:23
私にはすごく好きな人がいます。同じ会社で働いているMさんという人です。
ルックスも性格も人柄も良く、自分とはつりあわないとわかっていましたが、
すごく好きでした。。
ある日の会社での飲み会の日、Mさんも参加すると聞いて私も参加することにしました。
とても盛り上がっていましたが、やはりMさんは他の女性にもてていて、
その場にいるのが嫌になり、帰ることにしました。
帰り道、イライラした気持ちで街を歩いていると、女性に声をかけられました。
とてもかわいらしい女性でした。「○○ホテルはどこですか?」と聞きました。
私はすごくイライラしていて、どうせ男の人のところに行くのだろう、
ちょっと悪戯してやろうと思い、そのホテルとはまったく逆方向の道を教えました。
後で気づいて無事に到着することもできるだろう。そんな軽い気持ちでした。

また道を歩きはじめると今度は男の人に呼び止められ、振り返るとMさんがいたのです。
「君が先に帰ってしまったから、友人に協力してもらって、
 携帯で呼び出されたフリをして抜けてきたんだ。どこかでもう一杯しないか」
私はさっきのイライラなどどこかへ行ってしまいました。
ものすごくうれしかったです。店にいこうとした瞬間、後ろで突然、

キキ―――――――!!!!!

という鋭いブレーキを切る音と、どすっ、という鈍い音がしました。
人だかりもできています。もしかして、と思い見に行ってみると、
先ほどの女性が頭から血をたくさん流して倒れていました。鳥肌が立ちました。
私が間違った道を教えたから・・・・。その後、Mさんとお店に行きましたが、
罪悪感で飲めるような状態ではありませんでした。
「誘って悪かったね」Mさんは気を遣い、言ってくれました。

翌朝、朝刊には大きな見出しに「道路に飛び出し、女性死亡」と書いてありました。
内容を読むと、彼女は彼女の母がホテルで心臓発作を起し、ホテルに向かっていたが、
方向がまったく逆方向だったので不審だった。彼女の母は大丈夫だったが、
ひどくショックを受けた、ということでした。私はひどくショックを受けました。
あの時、あんなくだらないことをしなければ・・・・

 

 

後味の悪い話まとめ4【殺し屋アイスマン・バンディラの山・妖怪人間ベムの最終回】

「フロルヴィルとクールヴァル、または宿命」

358 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/19 17:08
タイトル忘れたけど、サドの小説。
ガイシュツだったらごめんなさい。
ある中年男性がいるのね。
身持ちの悪かったその人の元奥さんはすでに家出、
2人の間にできた放蕩息子も後を追うように家出してんの。
で、それから大分経ってから、その男性は再婚しようと考え、友人にかなり年下の女性を紹介されるのよ。

その女性はある家の前に捨てられていた捨て子だったんだけど、
その家の人(Aとする)に拾われてしっかり育てられたし、
何より美人で信心深かったので、男性は一目で気に入るんだけど、女性の方は拒否するの。
理由を尋ねると、「あなたのことは好きですが、私は罪深い女だから」とか何とか言う。
諦めきれない男性は、「詳しく話してくれ」と迫る。
女性が話した内容は、
 ●10代のころに恋愛をし、子供を産むが、相手には捨てられ、子供とも引き離された。
 ●それから大分経ってから知り合った年下男性に求婚されるが拒否していたところ、
  レイプされそうになり、刺し殺してしまった。
 ●その後、ある殺人事件の目撃者になり、その時の状況を警察に話し、
  犯人の女は死刑になった。その女はかたくなに容疑を否認していたし、
  他に容疑者となりうる人間もいたから、私の証言(事実とはいえ)さえなければ、
  彼女は死ななかったはず。
とゆうものでした。

でも、それを聞いても男性の気持ちは変わらず、結局2人は結婚するわけ。
で、幸せな結婚生活を送っていたある日、大昔に家出した男性の息子が帰って来るの。
「多くの不幸を体験して改心した。それにお父さんに伝えることがある。」と言うので、その内容を聞くと、
 ●昔、ある女性と恋愛をして子供まで産ませたが、捨ててしまった。
 ●その後、その子供を探し回ったが、子供はある女性をレイプしようとして殺されていた。
 ●その後、母親を探して会うことができたが、母親はある殺人事件の犯人として死刑になる直前だった。
  そして、「実はあなたには妹がいるが、私はあなたを溺愛するあまり産んですぐ捨ててしまった。
  これはあなたのお父さんの知らないことなので『あなたにはもう1人子供がいる。』と伝えてほしい。
  そして娘を捨てたのはAさんの家の前だ。」と言われた。
とゆうものでした。

つまり、その女性は自分の兄の子供を産み、実の子供を殺し、
実の母親を死刑に追い込み、実の父親と夫婦になってた、とゆうわけ。
で、信心深い彼女は、最後はダンナとその息子(つーか父と兄)の目の前で、銃で頭打ち抜いて自殺。

大学の時、授業で読まされたんだけどさ、後味悪かったな~。
これに限らず、サドの小説は後味悪いの多いからオススメ。
長々スマン。読んでくれた人ありがと。

360 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/19 19:18
●昔、ある女性と恋愛をして子供まで産ませたが、捨ててしまった。
●10代のころに恋愛をし、子供を産むが、相手には捨てられ、
 子供とも引き離された。
●その後、その子供を探し回ったが、子供はある女性をレイプしようとして殺されていた。
●それから大分経ってから知り合った年下男性に求婚されるが拒否していたところ、
 レイプされそうになり、刺し殺してしまった。

これは同一人物じゃない可能性もあり得るような。
彼女のネガティブな考えが後味をさらに悪くしちゃったのね。

362 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/19 20:33
それぞれ(父、兄、女性、殺された子)の年齢設定はどうなってるのか
かなり気になります…
364 名前:358 投稿日:02/03/20 03:08
あの後、無性にもう一度読み直したくなっちゃって、本屋に行って買ってしまいました。
岩波文庫から出ている「恋の罪」とゆう本に入っている
「フロルヴィルとクールヴァル、または宿命」とゆう話でした。
フロルヴィルが女性、クールヴァルがその父&ダンナの男性ね。
それぞれの年齢は
●フロルヴィル・・・・36歳
●クールヴァル・・・・55歳(つまりフロルヴィルは19歳の時の子供ね。)
●兄(セヌヴァル)・・・・フロルヴィルの1コ上
●子供(サン=タンジュ)・・・・フロルヴィル16歳の時の子供
             で、フロルヴィルに惚れたのが17歳の時
             だからそん時フロルヴィルは33歳くらい

でした。
まぁ、55歳の男性が36歳の嫁さんもらうのも、
17歳の少年が33歳の熟女(?)に惚れるのも、あり得ないことではないですよね。

記憶では、フロルヴィルの自殺のシーンで終わると思っていたけど、続きがありました。
その後、クールヴァルとセヌヴァルは永久に世を捨てた(いわゆる出家ね)そうな。
ラストは「人間が心の安らぎを見出せるのは墓の暗闇の中でしかない」とか、
「人間がこの世で平安を得ることなど永久にない」といったような
これまだ後味の悪いとゆうか救いのないとゆうか、暗~い言葉で〆られておりました。

>>360
同一人物じゃない可能性もあり得るっちゃあり得るんだろうけど、
ここ小説の中では「疑いなく同一人物」として書かれてました~。

恋の罪」にはこの他にも3つの短編が入っているけど、
これまた後味悪いんだ~。
お好きな人は本当オススメ。
でも、精神的に元気じゃない人は読まない方がいいかも。
マジでどよ~んとくる。

 

672 名前:長文スマソ 投稿日:02/04/24 21:53
小学生の時、市民会館でこども映画祭りというのがやっていた。
何でそんなのに行ったのは覚えていないのだが、
その時みたアニメ映画は今でもよく覚えているのだ。
それは日本が外国と戦争をしていたころ。
あるところに群れからはぐれた一頭のクジラがいた。
確か名前があったのだが忘れたんで仮名、太郎にしておく。
太郎は海鳥や魚の群れを見るたびに寂しいから友達になってと頼むのだが
「おめーはクジラだろが!!」と馬鹿にされるか、逃げられてしまう。
いつも彼はなぜ自分は一人なのかとホロホロ涙をこぼすのだった。
そんなある日、彼は自分とそっくりな子を見つける。
「ねえねえ、僕は太郎。君は?」
相手は何も答えない。

673 名前:長文スマソ 投稿日:02/04/24 21:54
それもそのはず、それは日本軍の船(潜水艦か軍艦)だったのだから。
しかし太郎の目にはその黒くて大きい体が自分と同じクジラだと思ったのです。
(まあ、ガキ向けのアニメだしな)
船は物資を運び終えて日本に帰る途中でした。
太郎は勝手にこの船を友達だと思い、ついていくことにした。
勿論、太郎のお喋りに答えてくれるはずはないけれど
船はただ一人、彼を拒みも傷つけたりもしなかったから。
いつも一緒のこのクジラに船の船員たちもいつしか気づくようになった。
「船長、このクジラいつもついてきますね」
船員達の声に、お決まりのマドロスパイプ加えたヒゲもじゃの船長は
愉快そうにパイプをくゆらすのであった。
674 名前:長文スマソ 投稿日:02/04/24 21:55
そんなある日、突如船がアメ公の潜水艦に見つかってしまったのだ。
「なんてこった、もう少しで日本だというのにっ!!」
船長の叫びも空しく、敵船の魚雷が船を掠める。
反撃する武器のないこの船では沈没も時間の問題である。
船室では最期の時を待つ船員達が、震えながら
天皇陛下バンザーイ」とか「花子(仮名)父ちゃんもうだめだー」など叫びあっている。
魚雷の第二波が来た。皆、死を覚悟した。
その時だ、船の間に割ってはいったものがある。太郎だっ!!
太郎は友達(船)がいじめられているものと思ったのだ。
魚雷は盾となった太郎に次々と当たっていく。
「いじめないで!僕の友達をいじめないで!!」
太郎の叫びも空しく魚雷は次々と打ち込まれる。
傷だらけで生き絶え絶えになった太郎は渾身の力を振り絞って、
アメ公の潜水艦に体当たりをしかけるのであった。
攻撃がやんだのに気づいた船員達は恐る恐る外にでていく。
彼らが目にしたのは今にも息絶えそうなボロボロの太郎の姿であった。
太郎は薄めを開けて船が無事な姿を確認する。
そして「よかった、君が無事で・・・」そういい残して暗い海の中に沈んでいくのだった。
「船長、あのクジラ馬鹿ですよね、敵の魚雷に突っ込んでいくなんて」
一番年若い航海士が泣きながらそう言った。
みんな何も言わなかった。あちこちで嗚咽があがっていた。
「帰ろう、日本へ。命を懸けてくれた彼のために」
太郎のいたところに敬礼すると、船長は舵をとるよう命令を下した。
夕暮れで赤く染まった海を、船は静かに進んでいった。

ハッピーエンドだと思ってたのに・・・。
これって原作あるんでしょうか(´д`)。

 

378 名前:美玉三郎 ◆clACoxQA 投稿日:02/03/22 22:20
名前忘れちゃったんだけど、
ある連続殺人鬼が後味の悪かった殺人について質問されたんだ。
そしたらその殺人鬼、今そこで殺されようとしてる被害者が必死で神に祈るので、1時間やるから思う存分祈れ。
で、1時間経ってもなにも起こらなかったらお前を殺すって言ったそうだ。
案の定、1時間経ってもなにも起こらず、その被害者は殺されたらしいが、
その殺人が一番後味が悪かったって言ってた。
その話を聞いた僕も後味が悪くなったよ。

397 名前:雪女 投稿日:02/03/24 00:05
>378
数百人は殺したと言われる殺し屋、通称「アイスマン」 
リチャード・カクリンスキーですよ
家庭内では良いパパで
家族はお父さんをビジネスマンと信じていました。

映画「シンプル・プラン

399 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/24 00:17
映画「シンプル・プラン
妊娠中の妻とともに平凡な日常を送っていた主人公は、
ある日兄とともに大雪原に墜落していたセスナ機?を発見する。
その中にはミイラ化したパイロットの死体と大金の入ったバッグを発見する。
やがて兄の悪友をも巻き込み、大金をめぐってお互いが疑心暗鬼になり人間関係はギクシャクしはじめる。
もしかしたら盗まれた金かもしれないということで主人公は兄と兄の悪友に黙っているようにクギを刺すが、
兄の悪友は大金が自分に回ってくることを見越して金遣いが荒くなる。
大金のことが漏れることを危惧した主人公は、兄の悪友をおどかしてそのことを黙らせようとするが、
口論のはずみで銃撃戦になりそいつを殺してしまう。
兄とともに殺人をうまく事故に見せかけ隠蔽するが、良心の呵責に耐えられなくなった兄は自殺。

ラスト近くで、主人公の知人の警察官がセスナ機の墜落の事件の調査結果を知らせる。
あのセスナは強盗が奪ったものであり、中に入っていた大金も盗まれたものだった。
しかも、番号はすべて控えられていて、使ったらわかるようになっているという。
絶望した主人公は、隠していた大金をすべて焼却する・・・。

途中にも色々とあるんだが、大まかなストーリーはこんな感じ。大金を手にした
ことで、平凡な生活がじわじわと蝕まれていく辺りがコワー

 

400 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/24 00:25
カレーつながりで便乗。
1~2年前にTVのニュースで見た事件だったかなあ。
幼い男の子が、レトルトパックのカレーを盗み食いした罰で
両親に酷い折檻をされて殺された事件。すごく後味悪かった。
その子は食事も満足に与えられず、常に虐待を受けていたそうな。
それ以来、自分はボンカレーが食べられません。
近所の人の証言ではガリガリに痩せこけて、町内を彷徨っていたそうな。
コンビニで食べ物を万引きした事もあったけど、
店員は可愛そうに思って警察沙汰にはせず、菓子パンをあげたとか。
つか、警察沙汰にしていれば、おまわりさんは子供の異変に気付いたと思う。
近所の人は見てるだけで何もしないってのも後味悪い。

 

549 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/15 16:54
ガイシュツかもしれないけど、昔読んだ雑誌に載ってた話。
時は近未来。科学が発達して人々の暮らしはますます快適に、豊かになった。
家庭に必ずある電話も変わった。
留守番電話だが、「多機能型臨機応変留守番電話」が主流になった。
これは、電話が独自の判断で留守番メッセージを臨機応変に対応する素晴らしいものである。
ある家庭で電話が鳴った。家人は誰も取らない。電話は独自の判断で会話に応じる。
「○○さんのお宅ですか。●●商事ですが、ご主人がお休みのようで…」
主人宛ての電話だ、ここは妻の声で対応する。
「連絡が遅れまして申し訳ありません。主人は急に熱を出してしまいました」
午後、また電話が鳴る。
「もしもし、奥さまはいらっしゃいますか?」
妻宛ての電話だ。電話は考えて、娘の声で出ることにした。

550 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/15 16:54
続)
「すいません、お母さん今買い物に行ってるんです」
夕方になり、娘のBFからも電話がかかってきた。
「○さん、今日の5時に約束してまだ来ないので心配で」
BFか、ここは父親の声のほうがいいだろう。
「田舎の祖母が急に亡くなりまして、母親と一緒に急遽帰省しましたが」
その後もこの家の電話はなかなか途絶えることはなかった。
電話はいささか疲れてしまった。いつになったらここの家人は帰ってくるのだろう。

そのころ、この家に昨夜強盗が押し入り一家を全員惨殺していった地獄絵図があった。
未だ誰にも気づかれず、電話に出る留守番電話の声を信じて、誰もそのことを知らない。
今日もまた、行方を捜す電話が鳴る。

 

568 名前:551 投稿日:02/04/15 21:09
えっとじゃネタバレってコトで<ダンサーインザダーク
主人公のセルマは先天性の目の病気をもっている。
同じ病気をもつ息子を治療するため、チェコから米国に渡ってきた。
彼女は寝る時間を惜しんで働いていたが、失明してしまい、工場を解雇される。
そんなとき、息子の手術費としてためた2000ドルを、
信頼していた、家主である警官に盗まれてしまう。
警官ともみ合いになったセルマは、彼を殺してしまう。
奪い返した手術費を何とか診療所へ届けたまでは良かったが、
セルマは「警官の金を盗んだ」というぬれぎぬまで着せられて逮捕される。
裁判の結果は絞首刑。
セルマの唯一の友であるキャシーは有能な弁護士をたて、
裁判をやり直すようセルマに言うが、
実は弁護士に支払うはずのお金は息子の手術費。
それを知ったセルマは、息子には母親よりも目(手術)が必要だと弁護士を解雇する。
勿論セルマの裁判はやり直されることなく、死刑執行の日は近づいてゆく。
当日、死刑執行台の上でセルマは息子の手術が成功したことを知らされる。
それに安堵したセルマ、首に縄をかけられながらも
「最後から2番目の歌」を歌う。

そこで突然底の部分が外れセルマ首吊り状態。
沈黙の中、カーテンが閉められTHE END。

ところどころセルマの現実逃避?として出てくる空想ミュージカルもまた、
泣けるというか……最後はもぉイイ、やめてくれってカンジ。
見終わった後、「なんでなんでなんでなんで???」が頭の中駆けめぐります。

バンディラの山

591 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/17 09:56
小学生の頃読んだマンガ。
主人公が幼い頃、主人公の家族は洪水だったか、
なんらかの自然災害で死んでしまう。
泣叫ぶ幼い主人公に、同じ村の人は、
「これもバンディラ様の意思なので仕方ない」
みたいな事を言う。
バンディラ様というのは、その地域の人達が信じている神様。

数年後、青年になった主人公は、
バンディラが住んでいるというバンディラの山に登山中に
瀕死状態になって、ある女の子に助けられる。
(家族を殺したバンディラを殺しに行く途中)
回復するまで、その女の子の住んでいる村で世話になっているうちに、
だんだんその子の事を好きなる主人公。
けど、その女の子はバンディラの巫女で、一生結婚できない。

主人公はある日村で、小さな男の子が、石を3つくらい積み重ねて、
それをバンディラ様だと言ってるのを見る。

そしてある朝起きると、彼女が家にいない。
外に出て、儀式を見る主人公。
その女の子は巫女なので、バンディラのために命を落とさないといけない。
寝かせられて、斧かなんかで首を切られようとする女の子を見て、泣き叫ぶ主人公。
けど、彼女はこれで幸せだと、素直に生け贄(?)になる。

最後のシーンは、主人公がやっとバンディラの山の頂上に着く所。
けど、頂上に神様はいなくて、村の男の子が作ってたのと同じように、
石が3つくらい積み上げてあるだけ。
そこで男の子は尽きてしまったような・・・?

子供心に悲しくなった。
「バンディラの山」だったかなぁ? タイトル。
作者は誰か覚えてないけど、絵がきれいだったのは覚えてる。

 

617 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/21 22:13
「おとうさんがいっぱい」という児童書が後味悪かったです。
主人公は小学生のトシオ。
ある日、トシオのお父さんが3人に増えてしまった。
お父さん達は、それぞれ自分が本物だと主張し、言い争いを始める。
この怪現象はトシオの家だけではなく、全国的に広まり始め、
困った政府当局は、子供に一人だけお父さんを選ばせることに決定し、
選ばれなかったお父さんは、護送車に乗せられて処分されることになった。
トシオはあみだくじでお父さんを一人決め、家庭にはまた幸せが戻ってきた。
そんなある日、トシオが玄関に行くと、そこにはもう一人のトシオがいた…。

こんな感じの話なんですが、お父さんを選ぶ特権(?)を与えられた子供達が調子に乗っていたせいか、
最後に自分達が選ばれる立場に逆転するあたりが薄気味悪くて。
説明がつたなくて後味の悪さが伝わらなかったかもしれませんが、
この本の中に収録されてる作品は、どれも児童書とは思えないほど気持ち悪いです。
星新一さんなどの不条理系小説が好きな方は、ぜひ御覧あれ。

 

653 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/23 17:57
父上の部屋へシャーペンの芯を失敬しに(買えよ)行ったとき本を見つけた。
「ぷっ、『演説に使える小話集』だって。なんじゃこりゃ」
その本に収録されていた話にこんな一編があった。
アメリカ南部の町、一人の警官が辺りを巡回していた。
一通り見回ってそろそろ帰ろうとしたとき、前を歩いてくる男に気がついた。
ひっきりなしに首を動かし、くぐもった声でブツブツ何か呟いている。
あきらかに挙動不審である。
薬をやってる変質者でなければいいのだが・・・
念の為職務質問をしてみようと思い警官は男に声をかける。
男が止まったのを確認し、近寄ろうとしたそのときだ。
男がニヤニヤした笑いを浮かべ上着の裏ポケットに手を突っ込んだではないか。
「殺られる!!」
警官は咄嗟に拳銃を抜くと何のためらいもなく男に向けて発砲した。

654 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/23 17:58
銃弾を胸に受けた男はドサッとその場に倒れやがて動かなくなった。
「あぶないところだった・・・」
警官は胸をなでおろしのポケットの中の凶器を調べることにした。
しかし予想に反して出てきたのはピストルではなかったのである。
それはボロボロになった古いメモ帳だったのだ。
警官はいぶかしげにそれを手にとり最初のページをめくった。
「この子は生まれつき重い病気で口がきけないのです。
 もしも困っていたら助けてあげてください。」
メッセージの下には男の家であろう住所と電話番号がかいてあった。
震える手で次のページをめくる。
「ぼくのかわりに電話をかけてください」「どうもありがとう」
そんなメッセージが1ページごとに書き綴られていたのである。
それは重度の障害をもつ息子を不憫に思う彼のお母さんが、
心をこめて書いたものであった。

演説にどう使えっちゅーんじゃ!!
知障は家からだすなってことか?!(´д`;)

 

657 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/23 19:04
夜中に放送してた洋画なんだけど、
貧乏な少年が、隣町あたりであこがれていたスポーツの試合が開催されるのを知る。
親から盗んだり、学校の費用をちょろまかしたりしてなんとかチケットを買えた。
夜中に家を抜け出し、友達と一緒に行く予定だったのだが、
タイミングが合わず抜け出せられなかった。
朝になり、寝坊したことに気付いた少年は急いで隣町へ向かう。

試合が行われる会場には人が溢れている。
試合までまだ時間がある。
親切なおじさんが、「隣の席とっておいてあげる」という。
その言葉に甘え、少年は近くの広場へ行き、寝転がる。

ふと気付くと・・・
少年は熟睡してしまい、試合はとっくにおわってしまっていた。
会場にはごみだけが残っている。

たしかこんなような話。
途中から見たし、どこの国の映画だかもわからんけど、後味悪かったよ。

 

661 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/24 15:58
10年ほど前に「世にも奇妙な物語」でやった「死ぬほど好き」が忘れられません。
ある日、主人公(男)の靴箱にラブレターが入っていた。
差出人は学園のアイドル。
まさかと思った主人公は死んだ振りをし、彼女の本音を探り出そうとする。
次第に話は膨らみ、親が留守だったので葬式までする事に。
予定では彼女の気持ちを友人が聞き出し、その後、棺から抜け出すはずだった。
ところが主人公は棺から抜け出そうとした時、足を滑らせて頭を打ち、気を失ってしまう。
その間に棺は釘を打たれ、火葬場へ運ばれる。
焼かれる寸前で意識が戻り、大声で叫ぶが周囲には聞こえない。
母親には聞こえたが「もう喋れるわけがない」と言い、そのまま焼かれてしまう。
外では彼女と友達が話していて、手紙の差出人は間違いなく彼女だとわかるが、
いつまで経っても主人公が出てこない。
親に尋ねると、「今焼いてる途中」と言われ、
火葬場を見ると煙突から黒い煙が上がっていた。(終)

妖怪人間ベムの最終回

671 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/24 19:55
妖怪人間
最後に人間になれたの?
684 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/24 23:18
>>671
最終回見ました。
結局人間には「ならなかった」。
自ら選んだと思う。

長い旅路の果てで、ついに人間になれるチャンスが。
しかし、
様々な妖怪から人間を守れるのは自分達だけだ、
と存在意義を見出せた彼らは再び旅に出る。

685 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 00:14
>671,>684
火事で妖怪人間が住んでいた家(?)が焼けてしまった。
しかし3人の死体は見つからなかった。
「彼等は君の住む町にいるかもしれない・・・」ってナレーションが
入って終り・・・だと聞いた事がある。これ本当?

695 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 03:50
>>685
本当、先々週に再放送してたの見てたよ。
化け物を退治したまではよかったが、
その3匹を町を騒がせてる犯人と勘違いした警察によって焼き討ちにあう。
逃げ場を失ってあきらめ顔でよりそう3匹。
あくる日、警察が焼け跡を調べると、ぼろぼろになった、
ベロの靴、ベラのマント、ベムの帽子が見つかる。
でナレーション
本当にあの3匹は死んでしまったのだろうか?
もしあなたの街で奇妙な事件が起こりそれがこっそりと解決されたなら、
それは妖怪人間のおかげだったにちがいない。
その時はこうお礼を言おう、
ありがとう妖怪人間ベム、ベラ、ベロと。
という感じ、読みにくくてごめんね

 

687 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 00:56
オスカーワイルドの「ナイチンゲールとばらの花」
好きな女にばらの花を贈ってやれないと嘆いてる若い学生。
その学生の事を大好きなナイチンゲール

ナイチンゲールは学生のために
自分の血で染めた赤いばらを作って学生の役に立てる事を喜んで絶命。
学生はそのばらを見つけて喜んで女の所へ行くが、
女はばらをばかにして手ひどく学生を振る。

学生は女に熱を上げていた自分にむしゃくしゃしてそのばらを道に放り捨てる。
ばらは道を通る馬車に轢かれて粉々になってしまった。

と、いう話。子供心に(‘・ω・`)ショボーン

 

702 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 18:20
2年ほど前隣町でたまたま見つけた古本屋にあったホラー漫画。
ホラーものはトホホなラストが多いが、これは特に・・・。
内容とかウロ覚えなんで違ってたりしたらスマソ。
主人公の少年の母親は原因不明の貧血で入院している。
その日も父に連れられて母のお見舞いにいく。
少年がちょっと部屋を後にして、戻ってきた時だ。
眠っている母を父が殺そうとしているではないか。
少年は必死に止めにはいるが父は笑って「見間違いだ」と言い訳をする。
しかし母を殺そうとした父の悪鬼の様な顔が
しっかりと目に焼きついて離れないのであった。
後に父親は突然失踪してしまう。

ちょうどそれより前、町では被害者の血を抜き取るという奇妙な殺人事件が頻発していた。
父と何か関係するのかと思った少年は、刑事と協力して事件の真相を追っていく。
それですったもんだあって(古)、犯人かと思われていた父が首無し死体で発見されたのだ。
悲しみにくれる少年は、遺品として父から自分宛の手紙を発見する。
恐る恐る開いてみると。
「この手紙を読んでいるということはおそらく、お父さんはこの世にいないだろう。
 いいか、よく聞いてくれ。町で起こっている犯行はお母さんの仕業だ。
 お母さんは血を吸う化け物(なんでそうなったかは不明)なんだ。
 お父さんは偶然、お母さんが病院を抜け出し人を襲うのを見てしまった。
 しかしこんなことを言っても誰にも信用されるまい。出来るなら自分の手で・・・」

少年は愕然とした。母が化け物など信じられるはずがない。
では父を殺したのは・・・。
困惑する頭を抱えながら、先を読み進める少年の目が見開いた。
「〇〇(少年の名前)お前には酷なことだと思う。お前にもお母さんと同じ
 化け物になる因子がある。遅かれ早かれお前も同じように・・・」

703 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/25 18:21
絶望の中、少年は母の病室へ行き着く。
穏やかな寝息を立てて眠る母の顔はいつもと変わらずに見えた。
口元に血が付着していなければ。
葛藤の中でついに意を決して母の胸に凶器を振り下ろす。
すると今まで穏やかだった母の顔がこの世のものでない醜悪な怪物の顔へと変わっていく。
腰を抜かす少年の前で、母であったものは瞬く間に干からび、
やがては砂になってさらさらとこぼれていった。
「おっ、お母さんが砂になった!!」
信じられない光景を目にした少年は
悲鳴に駆けつけた人々を跳ねのけその場を後にした。
それで父の手紙が警察に見つかるか何かして
少年は命を狙われ、深手を負って郊外の森へ逃げ込む。
「どうして・・・どうしてこんなことに・・・」
逃げる時に負った怪我によって少年の命の灯は今にも消えかかっていた。
小川のほとりでついに力つきて倒れこむ。
苦痛であえぐ少年の脳裏に在りし日の楽しい思い出がよぎる。
一面の花畑の中、父と母と手を繋ぎ楽しそうに笑う自分の姿だった。
幸せだった頃の思い出を振り返りながら、少年は息を引き取るのだった。

とかいう話だったような・・・。
文章力ないんで上手く説明できなくてスマソ。
もう一度読み返したいんだがタイトルも作者も
覚えてないんだよな・・・(´‐`)

貴志祐介の「青の炎」

729 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/27 13:30
貴志祐介の「青の炎」も後味悪かった……主人公が救われない。
高校生の主人公が、酷い義理の父親から実の母と妹を助けて幸せな家庭を築くため、
綿密な義理の父親殺人計画を立てる。
(妹は義理の父親の子・連れ子かどうかは忘れてしまいました)

高校生とは思えない、実に緻密に計算された殺人計画を立てる主人公にぞくり。
上手く義父を殺すことができた主人公だが、学校の友人に自分が犯人だと悟られてしまう。
そこで、主人公はその友人も殺す。今回も上手くやってのけることができたと安心した矢先……、
最後に主人公が犯人であるということに刑事が気づく。自主を勧める刑事。
この時点では、まだ他の人には主人公が犯人であるということがばれていない。
家族の幸せを守りたい主人公は、いつものように自転車で山道を飛ばし、
カーブにさしかかったところで対向車のトラックに向かって……。

 

809 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 19:13
サザエさんは結構後味悪い話がある。
お化け屋敷に入るカツオとマスオ。
首吊りの仕掛けをみて、二人とも「へっちゃらだい」と笑う。
そこへ駆け込んでくるお化けのアルバイトと警官。
「えいぎょう不振のため自殺です!」
首吊りは本物、しかもそのお化け屋敷の支配人だったというオチ。
サザエさんて、以外と自殺話多いんだよね…。

 

849 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/30 20:38
友達が失恋してから、ウツみたくなり、ご飯を食べなくなり、いつもくらい表情で、
振った男への未練や逆恨みや泣き言ばかり言うようになった。
はじめのうちは可哀相に思い、ループしっぱなしの話を聞いていたが、そのうち、
「私、死んでしまうかも…」と言い出した。霊も見えるとか声が聞こえるとか言い出した。
何ヶ月かそんな状態が続き、私もさすがに毎日のように夜中まで
彼女の話に付き合わされるのが嫌になり
「辛いから、死んだほうがマシ」といつものように言い出した友達に、
「死ぬ死ぬって言う人は、『私はこんなに精神的に弱いから、気を使って』っていう人も
 いるよね~」とつい嫌味を言ってしまった。
その時友達は、「そうかもね~」と言いながら笑っていたが、それから2日後、
本当にマンションの10階から飛び降りて死んでしまった。
もう10年ぐらい前の話だけれど、
今でも私が友達の背中を押してしまったようで、後悔している。

「天菩薩」という香港・中国合作映画

92 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/08(火) 04:06:20
この季節になると思い出す、
子供のころ見せられた、戦争の悲惨さを訴えるアニメ映画
タイトルはちょっと不明です。
8月6日が誕生日のちよちゃんはその前日、お母さんに質問する。
「わたしは何時ごろ生まれたのー?」
「そうね、朝の8時15分くらいだったわよ」
翌朝、時計とにらめっこしながらその時をわくわくしてまつちよちゃん。
そして8時15分。
「ちよちゃん6つになりました~わ~いわ~い」
おおはしゃぎで庭をかけまわるちよちゃんとそれを優しく見つめる母。

直後閃光と轟音。
吹き飛ばされた家屋の下敷きになって血だらけになり、息も絶え絶えになりながら
「ちよ…ちゃん…6つ…に…なりまし…た…」
絶命。

 

969 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/06 02:36
>>963で思い出したが10年以上前に見た「天菩薩」という香港・中国合作映画。
実話を元にしたストーリーだそうですが。
1945年、中国四川省の奥地・少数民族イ族の集落に米軍機が墜落した。
行方不明になった乗組員の捜索のため(実は殺されていたのだが)米軍将校二人が奥地へと向かう。
しかし二人は「うまい儲け話がある」というガイドに騙され、袋詰めにされ誘拐。
一人は川に落ち行方不明(たぶん死亡)、残る一人はイ族の集落に連行される。
村まで連れてこられた軍人は奴隷として売られこき使われることとなった。
このイ族は、新中国成立まで奴隷制を維持する民族だった。

男は奴隷としてさげすまれ、酷使される。
脱走も試みたが周囲の険しい山に阻まれ失敗。
そのうち隣の部族の撃退に活躍し、同じ境遇の女奴隷と恋に落ち一子をもうけ、
それなりに幸福な生活を手に入れるが、身体的自由のない奴隷という境遇には変わりはない。

イ族の村に来て10年経ったある日、
解放軍の兵士として出世した旧知のイ族の男が村にやってくる。
アメリカに帰ることができる」というのだ。
主人公は「妻子もいるのに今さらここを離れることはできない」と拒否するが
解放軍から国外退去命令が出されていると言われ、
愛する妻や子を村に残し、迎えのジープに乗って山を下っていく。
見送る妻や子の眼は虚ろだった。

大略こんな話なんですが
いきなり奴隷にされて屈辱にまみれた日々を送ることをよぎなくされ、
(それまでのエリート将校の身分とギャップありすぎ!)
最後には家族と引き離されることになる
運命の女神にもてあそばれまくりストーリーが後味マズー。

奴隷にされた白人兄弟

887 名前:長文スマソ 投稿日:02/05/02 22:13
この前うちの母上が図書館で借りてきた本。
パラパラ読みなんで内容よく覚えてないですが
確か夏樹静子さんの短編だったような気が(少なくとも女性の作家さんだったような)
夫を送り出した後、妻は家事に打ち込んでいたが
今日は珍しく隣室に寝かしていた子供の泣き声が聞こえないのが気になった。
母親の姿が見えないとすぐにグズってしまう子なのに、
よっぽどぐっすり寝ているのかしら。家事の手をとめ様子を見に行くことに。
部屋の襖をあけて彼女が最初に目にしたもの
それは、顔がビニールにすっぽり覆われたわが子の姿であった。
恐らくベランダを開け放していたせいで、飛んできたビニール袋が
偶然寝ているこの子の顔に張り付き、叫ぶ間もなく呼吸を止めてしまったのだろう。
その顔は別人のように醜く鬱血し、すでに死後硬直も始まっていた。
やっと出来た我が子を溺愛していた夫がこのことを知ったらどうするだろう。
私の不注意のせいで、この子を殺したのは私なのだ・・・。
妻はふらふらと台所に戻ると、罪の重さに耐え切れず自殺を考えた。
が、不意に彼女の目に今朝夫当てにきた手紙が目に入った。
宛先人を見ると、少なくても自分の知ってる夫の交友関係の名前ではなかった。
朝は何の気なしにテーブルに放って置いたのだが
その時の彼女にはその心覚えのない宛先人のことがどうも気になったのである。
たまらず中を開けて見ると「会って欲しい」とただ一言・・・。

888 名前:長文スマソ 投稿日:02/05/02 22:58
幸い住所も近いし、夫が帰ってくるまで十分時間はある。
どうせ死ぬなら思い残すことなく死にたい。
宛先人の正体が気になった妻は死んだ赤子を残していくのを
心苦しく思いながらアパートを後にした(放置プレイかよ!!)
それでその宛先人を調べていくと(ここらの内容覚えてなくてモヤモヤする・・・)
なんと夫が自分を長年(浮気かなんか?)でだまし続けていたことが発覚!!
辺りが暗くなってきた頃、妻はそのままアパートに帰ってきた。
そしていつもと変わらず晩飯の支度を始めた。
無論、子供の死体は布団に寝かせたままだ。
しばらくして夫が上機嫌で紙袋をぶら下げて帰宅した。
「ほら、これあの子が喜ぶだろうと思って買って来たんだ。
同期の奴らにも散々親バカだって馬鹿にされてさあ・・・」
とろけそうな顔で土産を我が子に見せてやろうとする夫に
「遊び疲れていて寝てるから明日にして」
と妻は冷たく言うと、冷蔵庫からビールを取り出した。

889 名前:長文スマソ 投稿日:02/05/02 22:59
睡眠薬が効いてるようね・・・」
アルコールと睡眠薬の相乗効果で夫は
気分が悪くなったといって布団に入ると、たちまち深い眠りについた。
妻は夫の腕を持ち上げるとそこにすっかり冷たくなった子供の顔を押し込んだ。
これでいい。
次の日、目が醒めると夫は自分の下で冷たくなったわが子を発見するだろう。
死因も、泥酔した父親が気づかずに子供を窒息させられたとして処理されるに違いない。
それは長年自分を欺いていた夫に対しての一番効果的な復讐方法であった。
女って・・・女って(/д`;)
文章力なくてスマソ。
でも実際の作品はもっと面白いっす

 

963 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/05 22:31
思い出した話。
アフリカの原住民の村で虐待されていた
白人の兄妹が救出されたって話。

事故か何かで幼い白人兄妹だけが生き残り、村でこき使われながら育てられてたらしいのね。
ある程度成長してから妹は村の男たちに、昼・夜かまわずレイプされ、
かばおうとする兄は常に激しい暴行をうけていたらしい。
やっと救出され、帰国。
彼らの写真が載ってたけど、顔立ちはとても白人には見えなくてぎょっとした。

妹は現地で女の子を産んだそうだ。
あの子がどうしているかだけが心残りだ、とインタビューに答えていた。

うさんくさい本だったから、ネタかもしれないけど。
激しく鬱入りました。。。

966 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/06 01:00
>>963
俺もその話、聞いた事ある。
「アフリカの原住民」とかいう胡散臭い表現ではなく、
「アフリカの観光地の近くの村」とかそんな表現だったように思う。
以下、断片的に覚えてるエピソード。
・アザやミミズばれが、黒人には珍しかったようで、それを観察する名目で
 暴行を受けたこともあった。小さい子どもにナイフで切られたこともあったらしい。

・あるとき、兄が家の主人に「水を飲ませてくれ」と頼んだところ、
 「そんなに水を欲しがるなんて、お前は魚か。魚なら指はいらないだろう」と
 両手の指を潰された。

・村の近くを通りかかる警官に、何度か助けを求めたが、逆に妹がレイプされた。

・この二人の噂を聞いた大使館の人間が、調査し、ようやく二人は保護された。
 しかし、なぜこの兄妹が、黒人ばかりの村で育つハメになったのかは謎。
 兄妹自身、全く覚えていない。
 当時、アフリカで子どもを失った親がいないかどうか、現在調査中である、とのこと。

・現地では「消えた白人の兄妹」とかそんな通り名の都市伝説があった。

>うさんくさい本だったから、ネタかもしれないけど。
俺が読んだ本は、猟奇事件など実際に起きた異常な事件を扱った本だった。
エド・ゲイン」の話なども載っていたように記憶しているので、
あながちネタとも言いきれないのでは……。鬱氏

 

 

後味の悪い話まとめ3【キノの旅/人を喰った話・隣人は静かに笑う】

キノの旅 「人を喰った話」

6 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/15 17:46
名前:無名草子さん 投稿日:01/10/30 20:13
「ぼく食べないよ」みたいな感じの題名。
嫌われもののライオン(他の動物を食べるから)がある日家に帰るとイチゴの入ったかごが置いてある。
「こんなぼくにも優しくしてくれる人がいるんだ」と感激するライオン。
親切な人はそれからも度々色んな果物を置いていってくれるようになる。
だけどその親切な人は、ライオンが狩りに出掛けている間に訪れるので会えない。
そこである日、ライオンは出掛けないで家で待っていることにした。
いつも置いていってくれる果物のお礼に、やぎのシチューを作って。
ところが、その日に限っていつまで待っても親切な人は現れない。
お腹が空いてきてシチューを食べたくなるけど、
「このシチューはあの人のために作ったんだ。来てくれるまで食べない」と我慢する。
でもとうとう親切な人は現れずにライオンは餓死してしまう。

いつも果物を置いていってくれていた人は、シチューの具になっているやぎでした。

というはなし。小学校の図書室にあった。読んでてすごく悲しくなった。

 

15 名前:7 投稿日:02/02/15 20:10
「人を喰った話」
キノ(主人公)は旅の途中、通りかかった雪深い山中で三人の男達と出会った。
話してみると彼らは旅の途中で吹雪に遭ってしまい立ち往生しているという。
食料もとうに尽きており、男達は飢えで立ち上がる事もおぼつかないほど衰弱しきっていた。
見かねたキノは男達が回復するまでの間食料を調達してやる事にする。
男達はキノに何度も礼を言い、涙を流しながらキノが取ってきた食料を食った。
何日かそんな事を続け、男達は徐々に体力を取り戻しキノともすっかり打ち解けた。
そんな頃、キノは男達に呼ばれてやってきたトラックの荷台で突然銃を向けられる。
男達の正体は実は奴隷商人であり、体力も回復してきたので
死んだ商品の補充としてキノを連れて行くという。
その後銃撃戦の末なんとか男達を撃ち殺し、ふとトラックの荷台を開けてみると
中には無数の白骨と前頭部をくり抜かれた頭蓋骨が転がっていた。
…こんな話なんだけど、どうも上手くまとめられんかったよ。
スマソ

 

31 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 11:27
うろ覚えですが白土三平「戦争」ネタ。
第二次大戦中の話。
チェコナチスに侵略され、チェコに進駐しているナチスは連合国に向けて爆弾を投下していた。
しかし爆弾は不発弾ばかり。
不思議に思ったナチス将校は不発弾の中身を確かめた。なんと爆弾の中身は全て砂だった。
実はこの爆弾はチェコ人捕虜に作らせていたのである。
数日後、チェコ人の工員達は全員銃殺された。
銃殺される瞬間まで、彼等は満面の笑みを
浮かべていた・・・。

 

37 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 13:49
絵本ネタね
ある森の奥深くに、ひっそり佇む1件の洋館がありました。
その洋館には「恐い怪物」が住んでいるという噂があり、
森に生きる生き物達は誰も近寄りませんでした。

しかし、好奇心のある数匹の生き物達は、
「怪物」の正体見たさに仲間を引き連れて、洋館に行ってしまいます。
道中、生き物達は恐怖故、もしくは脅かすつもりなのか、
自分達も折り重なるかのようにして「怪物」の擬態をします。
(ブレーメンの音楽隊みたいに)

なんとか洋館に辿り付くと、
中に入って「怪物」探し始めまするのですが、どんなに探しても「怪物」は現れません。
みんなが諦めかけたそんな時です、暗闇の向こうから何かが飛んでくきました。
「怪物!?」
みんな思いました。
しかし、みんなの前に姿を現したそれは、小さな、それでいて可愛らしい小鳥だったのです。
「怪物」、そう思われていた者の正体は何を隠そうこの小鳥だったのです。
疑いも晴れ、安心したみんなは擬態を解こうと、上の者から順に降りようとします。
ですが、一向に離れられません。
みんなの身体が、重なったまま一つになってしまい、離れられなくなってしまったのです。
くっついてまった身体は、どうしても離す事は出来ず、結局森に帰れなくなってしまった生き物達は
洋館の中で小さな小鳥と一緒に、ひっそりと暮らすことになってしまいました。

怪物を探すつもりが、自分達が怪物になってしまうという話です。
小学生に頃に何度も読み返した絵本だったのですが、記憶はあやふや~
とりあえず、後引くお話でした

Oヘンリーの後味の悪い話

39 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:15
O・ヘンリが出てたけど、ヘンリーで後味悪いのはあったな。
泥棒か何かで刑務所に入った男が出所する。
しかし行く当ても金もなく、男はどうすればいいのかわからない。
冬の寒さは体に堪え、降り出した雪が更に男を凍えさせる。

そこで男は思いついた。
適当な悪さをして、もう一度捕まればいい。
刑務所に入れば、屋根の付いた部屋で、温かい食事と毛布がもらえる。

そうだ、何か悪事をはたらこう。

だが、なかなかうまくいかない。
何とか悪さをしようとするが、失敗してしまう。

そうこうしているうちに、すっかり夜になってしまった。
男が焦りを覚えたとき、賛美歌の声が聞こえてくる。

その音色に耳を傾けている時、ふと気づいた。
そうだ、今日はクリスマスだ。
これは神様の贈り物かも知れない。
俺が悪事を働かないように、人生をやり直せるように。
悪い事はもう止めよう。
真面目になって生きていこう。

そして、そんな希望を見つけた男の肩を叩く者がいた。
振り返った男に掛けられた言葉は。

「もしもし、先ほどからこの辺りを不審者が
うろついていると通報があったんだが、
署まで一緒に来てくれないかね。」


45 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:52
>39
O.ヘンリーってそんなのも書いてたのか…。とりあえず詳細は知らんが、
その男は悪さをしていないのだから、すぐに解放してもらえるのでは?
カツ丼の一杯もおごってもらえるといいね>外国の警察がカツ丼出すか。ゴルァ
ところで、私もヘンリーで後味悪い話を思い出した……私が呼んだ文庫では
「最後の一葉」と同じ収録になってた話でタイトルは忘れたけど、
ストーリーは以下の通り(ところで…最後の一葉も結構後味悪くない?)

46 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:54
とあるところにパン屋をやっているオールドミスの女店主がいた。
その女店主は、毎日のように彼女の店にパンを買いに来る、ハンサムな男性客に
淡い恋心を抱くようになった。
ところでその男性客がいつも買うパンというのが、彼女の店で一番安いパンなのである。
「きっとあの人は貧乏で、苦労しているんだわ」
と思った女店主は、ある日親切心から、その安くて固くて味気ないパンを
ちょっとでもおいしくしてあげようと、真ん中に切れ目を入れ
そこにジャムを塗りこんであげた。外見上はいつもの安いパンだけど、
即席ジャムパン一丁上がりである。少しでも男の役に立てたと、女店主は喜んだ。しかし…。
47 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 14:54
数日後、その男が怒鳴りこんできた。女店主は何故彼が怒っているのか見当もつかない。
怒りに狂う彼に代わって、同行の友人が説明してくれた。
彼は画家(じゃないかもしれない。設計技師だったかな?)なのだが、
今度のコンクールに出品する作品を寝食を惜しんで製作していた。
製作の都合上、下書きをするのだが、その下書きを消すのにはここの安いパンを使っていた。
(つまり消しゴムがわりにパンを使っていた)
ところが先日、いつものようにここで買ったパンで下書きを消そうとしたら、ジャムがついていて、
彼の完成間近の作品はめちゃめちゃになってしまったという。
男は友人が説明する間にも怒りが収まらず「このおせっかいめ!」と女店主を罵倒する。
友人は、気が済んだだろうと、なんとか彼をなだめ、二人して店を出ていった。
後に残された女店主は、彼が店にくるようになってから、
しゃれっ気を出してつけるようにした髪飾りを粉々に打ち砕くのだった…。

O.ヘンリーってこんな話ばかりかよ!

宮部みゆきの後味悪い話

55 名前:宮部みゆきから 投稿日:02/02/16 15:46
時は江戸の頃。
世は奢侈禁制が敷かれ、贅沢と見られる事は厳しく取り締まられていた。
多くの者がその煽りを食らったが、中でも飾り職人はめっきり仕事が減ってしまい、
食うや食わずの日々を過ごしていた。

かんざし職人の男も、例に漏れず苦しい生活を送っていた。
男には病弱の妻があった。
いつか妻と二人で自分たちの小さな家を持ち、楽な暮らしをさせてやりたい、
高価でなくとも綺麗な着物を着せてやりたい、そんなささやかな夢を持った男だった。

一生懸命働いて、真面目に日々を過ごしていれば、いつかは叶う夢であった。
禁制が出来るまでは。

今の世では、叶わぬ夢だ。
それどころか、かんざしを作る客も減り、毎日の生活もおぼつかない。
妻の体は日に日に弱っていくのが、よくわかる。
救いの手は、どこにもないように思えた。

56 名前:宮部みゆきから 投稿日:02/02/16 15:46
しかし、ある日一つの依頼が男に舞い込んだ。
年老いた老人が、娘の嫁入り道具にと、かんざしの制作を依頼してきたのだ。
豪華な結婚式を挙げられないまでも、せめて代々伝わる宝石を使って、
立派なかんざしを持たせてやりたいのだと言う。
世間に知られては困るので、こっそりと娘に持たせてやりたいと。

それは今の世では考えられない品物だった。
男も初めは怪しんだが、老人の身なりや言葉、そして娘への愛情を信じる事にした。

秘密裏ゆえに大枚の報酬。
これで妻にやっと薬を買ってやれる。
何より久々の仕事だ。
職人としての腕を振るう事が出来る。

それは男にとって幸せな日々であった。

57 名前:宮部みゆきから 投稿日:02/02/16 15:46
男がやる気を出している事は、妻にも伝わっていた。
妻の具合もいくらか良くなったようで、もう一度幸せの日々が舞い戻ってきたようであった。
最後の仕上げをする時。
男の職人心が揺らされた。

二度と巡ってこないかも知れない力作を作るチャンス。
ならば、自分が作ったとの証として、かんざしに名を彫りたい。

老人も喜んで承諾してくれた。
それどころか、素晴らしい仕上がりに気をよくして
代金を上乗せしてくれた。

男には、この幸せがいつまでも続くように思えた。

明くる日。
街は一つの噂で持ちきりだった。
若い娘が仇討ちを果たしたという。
作られたばかりの美しいかんざしを使って。
男の名が彫られたかんざしを使って。

男の元に役人が訪れたのは、それから間もなくの事であった。

ラストはうまくまとめられなかったので省略してます。
あの後味の悪さが出せなかった…

かんざしに名前を彫るのを止めてくれれば、男は捕まらなかったのに…。

真面目で実直な老人も自分の都合しか考えてないドキュソだったって話しです。

 

 

63 名前:Xファイル ◆WciPaDNY 投稿日:02/02/16 18:15
ある田舎町の草原で、埋められた嬰児の死体が発見され、
モルダーとスカリーが派遣される。
赤ん坊は、人間の姿を留めていない程の奇形だった。
発見現場で調査するモルダーたちを、近くの家から三人の男達が見つめている。
地元の保安官の話だと、三人は兄弟で、両親を事故で失ったあと、
人里離れたその草原でひっそり暮らしているらしい。
地元の人とも交流せず、未だに電気も通っていない家で、自給自足の原始的な生活を送っているとか。
モルダーたちが調べた結果、やはりその三兄弟が怪しい。
まさか女性が拉致監禁されているのでは!? 無理な出産後の女性の様態が心配される。
近隣の警察の応援を待たずに、モルダーとスカリーは三兄弟の家に向かった。

三兄弟が農作業のため外に出た隙を見て、モルダーたちは家の中に侵入する。
部屋の中は、20年以上前から時間が止まっているかのようだった。
床に落ちていた新聞には、エルビス・プレスリー死亡を伝える記事が載っている。
壁には両親が健在だった頃の一家の写真が飾られていた。

そして、ついに部屋の隅に横たわる女性を発見する。
彼女は手足を切断され、無惨な状態で床板に縛り付けられていた。
突然現れたモルダーたちに錯乱状態の女性は、獣じみた声で叫び出す。
「あなたを助けに来たんです!!もう大丈夫よ!家に帰してあげるから!」
必死で女性を宥めようとするスカリーに、モルダーが言った。
「いや、ここが彼女のHOMEなんだ…彼女は彼らの母親だ…」(つづく)

64 名前:Xファイル ◆WciPaDNY 投稿日:02/02/16 18:15
写真の中の母親の顔は、目の前の女性のものだった。母親は事故で死亡してはおらず、
兄弟は怪我を負った彼女を家に連れて帰り、ずっと一緒に暮らしていた。
埋められた赤ん坊は、三兄弟とその母親の間に出来た子供だった。
長男とは年の離れた次男と三男も、死んだ父親と母親ではなく、
実は長男と母親の間の子供らしいことがわかる。
家から出るのを嫌がる母親を、なんとか説得しようとするスカリー。
「あなたは緊急に医療処置が必要です!いくら息子さん達でもこんなこと許さ…」
「あんた、子供いないだろ」
母親は勝ち誇ったかのような笑みを浮かべながら言った。
「あんたも子供を産めばわかるさ。我が子のやることは何でも許せるんだ。
 あたしの息子達はいい子ばかりだよォ」

侵入者に気付いた三兄弟が家に戻ってきて、モルダーたちに襲いかかる。
どうにか次男と三男を始末するが、気付くと長男がどこにもいない。
母親の姿も消えていた。一応事件解決(?)ということで、モルダーたちは現場を立ち去る。
(つづく)

65 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/16 18:17
夜、車一台通らない閑散とした田舎道に、無人のクラッシックカーが一台止まっている。
かすかに蓋が開いたトランクの中から、睦言のように優しく言い聞かせる女性の声が聞こえる。
「新しい土地で一からやり直せばいいさ…」
トランクの蓋が開き、中から男が身を起こした。カーステレオから流れるオールディーズをバックに、
男は車で暗闇の中へ走り去った
トランクに乗せた母親と一緒に。
─────────────────────────────
プロローグの出産シーン、奇形児の遺棄死体、
年不相応の薄いワンピースを着て横たわる母親の肢体、ワンピースから伸びた切断された手足、
原始生活+遺伝+近親相姦の果ての異形の一家……全てがトラウマっす。
挙げ句の果てに、このエンディング。
中盤にも、母親と息子達の性行為を示唆するシーンがあって…オエエエエエエエエ~。
Xファイルには、他にも後味悪い話が結構あるけど、自分にはこれが最強ス。ちなみに#403 「ホーム」です。

 

88 名前:僕のヒーロー 投稿日:02/02/17 14:14
うちは俺が6歳・弟が3歳の時から家が荒れだして、母親が失踪、父親もたまにしか家に帰ってこなくなった。
帰ってきた時はなぜか毎日、てんやもんの鍋焼きうどんを食わされた。
父親はその頃クスリをやりだしたらしく、どつき回されたあげく、
家を出ようとしたらドアに釘が打ち付けてあって出られなかった。
でも子供心に「何か事情があって釘を打ってるんだ」とか思って、
外に訴える様な事はせず、家にずっといた(その頃学校行ってなかった気がする)。

ある日父親も家に帰って来なくなって、家に残ってた食材でしばらく飢えをしのぎだしたが、
食い物がどんどん無くなってくるんだよね。
ゴミ箱からカビの生えたお菓子を取り出して食ってて、弟が腹壊してゲーゲー吐き出してからやっと母親の愛人が家に現れた。
当時はもう、ヒーローかとか思ってその愛人について母親のとこに行った。
でもこれって、今思えば異常な状況だったんだなあ・・・と。このニュースを見て知りました。

歌野晶午(うたの しょうご)の「正月十一日、鏡殺し」

ロ板からこぴぺ 投稿日:02/02/22 15:51
昔みた中学生日記だったとおもうんだけど・・・
両思いになってせっかく付き合いはじめた中学生カップル。
でも女の子が転校してしまうことになる。
でも最初の頃は電話とか手紙とか頻繁にやりとりするんだけど、
そのうち女の子の方から<電話の回数を減らしましょう>とか、
<手紙だけにしましょう>とかって手紙がくるようになり、男の子の方が手紙を出してもかえってこなくなる。
その間、なぜか映像にちょこちょこピエロがでてくるんです。
女の子が転校したさきの町でだんだんなじんでいき、楽しそうにしてるのと、
逆にだんだん落ち込んでいく男の子。
その映像が交互に切り替わる時にピエロが真っ暗な場所で踊ってる場面がはさまれる。

最後に、男の子が送った最後の手紙が男の子の声で読まれる場面があるんだけど、
<・・・それでも君が、大好きでした・・・大好きでした・・・>とエコーがかかった声のバックは、踊るピエロ。
そのピエロの映像もだんだん小さくなっていき、最後に黒の画面になり、<中学生日記・終>とでてた。

ながくなってすまん。でも、すごく記憶にのこってるんです。
だれかおぼえてない?

 

150 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/24 23:17
1980年代に見たドラマ
ある家族がタイムスリップして、太平洋戦争下の東京に行ってしまう。
家族は東京大空襲が起こることをしっているので、いろいろ迷った挙句みんなでビラを作り、
「空襲が起こる」ということをふれてまわるが、
その時に空襲が起こる。空襲は歴史より早く起こってしまう。
爆発のショックで家族はもう一度タイムスリップしてしまい、
現代に戻って来るが、そこは核戦争で焼け野原になった現代だった・・・。
左腕を失って、瓦礫の中で気づいた父が、
横に倒れている瀕死の見知らぬおじさんに「今は何年ですか?」とたずねると
「せん、きゅうひゃくはちじゅう・・・・」と言って、そこで息絶えてしまう。

ラストお父さんは「え?はちじゅう何年ですか?あなた、あなたーーー」
と言ってラスト。エンドロールになってしまいました。

この親子は無事に帰ることができるだろうか?歴史は変えられるだろうか?
ということにばかり注目して、同情していた視聴者が、
突然現代にもどってきたはずが、その現代がなくなってしまった。
つまり、自分だってひとごとじゃないぞ・・・と思い知らされる
大変後味の悪いラストでした。

 

235 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/06 17:26
思い出したけど、作者も題名も思い出せない話。
旦那さんが単身赴任かなにかで、姑・嫁・孫の三人で暮らしている家族。
嫁姑の仲は悪い。特に嫁は、働きもせず色々なウィッグや服で着飾り趣味に遊ぶ
姑を嫌っている。最近その姑が床に伏せりがちなのも気にくわない。

ある日嫁が爆発し、孫(自分の子。●子)が遊びに行ってる間に伏せっている姑の部屋に突撃する。
文句を言うものの、寝たふりをして顔も向けない姑に激昂し花瓶で殴打して殺してしまう。
台所で呆然とする嫁。何時間たったのか、ふと物音に振り向くと殺したはずの
姑が這いながら必死の形相で迫ってきていた!

236 名前:235 投稿日:02/03/06 17:29
「まだ生きていた!」驚愕する嫁。そばにあった漬物石を頭に叩きつけ、トドメをさす。
息を荒くしながら、棚から取ろうとして手を滑らせた漬物石が
頭に当たってしまったというように見える状況をつくり、警察に電話する。
さっそく到着する警察。しかしその状況に騙されず、他殺の可能性に気づく。
その時、家の中を捜索していた警察官が「布団の中で子供が死んでいる」と報告してきた。
実は、最初に嫁が花瓶で殺したのは自分の娘●子だった。
●子はお婆ちゃんに「最近私が遊びに行くと、嫁の機嫌が悪くなる。
お小遣いをあげるから私のウィッグをかぶって寝ているフリをしていてちょうだい」と頼まれていたのだ。
激怒している母親に真相を打ち明けることもできず、
布団の中で震えているうちに花瓶で殴られたというわけだ。

真相を悟り、自分が殺したのは愛する我が子だと知った嫁は……発狂した。

隣人は静かに笑う

264 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 13:10
3年近く前に読んだ小説で後味が悪いのあったっけ
タイトルは覚えてないんですけど内容はこんなんだったと思います
RPGの世界を疑似体験出来るシステムが開発されて主人公がそれに参加します
それでその世界で仲間を見つけ共に進んで行きました
途中で死んでしまう仲間もいましたが
擬似世界のことなので現実の世界では生きていると思っていたと思います
詳細は覚えてないのですが何かがあって主人公は擬似世界で死ぬと現実でも死んでしまうと
疑ったのか知ったかしたはずです
それでボスを倒し現実世界に戻った主人公は共に戦った仲間の生死を確認しようとするのですが
取り合ってもらえず真相はわからないまま終わるというものでした
説明がわかり難い上にお願いまでするのは気が引けるのですが
これのタイトルをご存知の方いらっしゃいませんか?

265 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 13:24
>264
岡嶋二人の『クラインの壷』かなぁ・・・
あれ、どんよりと後味悪いね。

278 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/09 00:01
遅レスだが>>264は「クリス・クロス」ではないか?ライトノベルだが。

 

 

271 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 16:06
タイトル思い出せないんだけど・・・
だんだん罠にはまって、悪人にされてしまう主人公のも後味悪かった。
覚えている事は
 ・息子が一人いた。妻は亡くなってしまった。
 ・妻は警察組織に殺されたと主張している。
 ・隣に親切な夫婦が引っ越してくる、しかしその夫婦は組織のスパイ。
 ・ラストは主人公が子供(自分の息子?)に近付こうとすると警察に狙撃されて死亡(?)。
ずっと「陰謀のセオリー」だと思っていたけど
最近違うらしい・・・と気付いた。スレ違いでスマソ。
どうしても知りたい。映画板でも聞いてこようかな・・・。

273 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/08 19:22
>>271
違ってたらゴメソ。
それってこの映画じゃない?
隣人は静かに笑う (1998/米)

あらすじ テロリズムを研究する大学教授マイケル・ファラディー
ジェフ・ブリッジス)は、2年前、FBIのエージェントだった妻を殺され、
幼い息子・グラントと二人でワシントンD.Cの郊外で暮らしていた。
ある日、マイケルは、最近隣に越してきたラング家の息子・ブラッディが
花火で大けがを負ったのを発見して病院に運ぶ。駆けつけた両親、
オリバー(ティム・ロビンス)とシェリル(ジョーン・キューザック)は、
マイケルに深く感謝し、これが縁で両家の交際が始まる。
しかし、マイケルはオリバー宛の同窓会案内から疑念を抱き、
彼の学歴詐称の調査するうち、彼らがなにか企みを持ったテロリストではないかと
気付き始める・・・。

 

284 名前:ガイシュツ? 投稿日:02/03/09 11:48
後味の悪さといえば邦画「鬼畜」(主演緒形拳
内容はうろ覚えだが
貧乏で3人の子持ち男(緒形)は継母(岩下志麻)に言われるがままに
その連れ子を一人づつ始末していくと言う内容だった、
まず最初の犠牲は1才ぐらいの次男、
寝てる間に事故に見せかけビニールをかぶせて窒息死させる、
次は2.3才ぐらいの長女「今日は、父ちゃんと東京へ遊びに行こう」などと連れだし
「父ちゃんの名前言えるか?住所は?」と質問し解らない事を確認した後東京タワーに置き去りにする。
長男はどうなるかその内容はビデオ借りてみる事をぜひおすすしたい。

アル・パチーノの「クルージング」

299 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/11 05:15
映画でなら、アル・パチーノの「クルージング」
ホモばかりを狙った連続殺人が発生。
アル・パチーノ演じる担当刑事は、事件の手がかりを探るため、
ちゃんと女の恋人もいるノンケの身ながら、男たちの匂いむせかえるゲイの世界に潜入捜査を試みる。
夜な夜なゲイのディスコ、ゲイのクラブと足を運ぶ・・・
なんだかんだで事件も無事解決、ある日恋人が彼の部屋を訪れる。
彼はバスルームでシャワーを浴びているところだ。
彼女は自分の恋人が脱ぎ捨てた衣服のなかに、今まで見慣れなかった物を見つける。
ティアドロップ型のサングラス、皮のジャケット。
それは彼が潜入捜査していたハードゲイの世界に棲む男たちが身につけるファッションだった。
とミイラ取りがミイラになってしまった結末を暗示して終わり。

怖くは無いけど、なんだかな、という気持ちになったので、おすそ分けする。

 

306 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/11 23:14
若かりしピーター主演、「薔薇の葬列
ピーターは東京でゲイボーイとして楽しく(?)暮らしている。
彼にはパトロンがいて、どうやら二股かけられているみたい。
で、前半は結構コミカルにゲイボーイの日常やら描いてるんだが・・・。

後半、実はピーターには秘密があった。
東京に出てくるとき、母親を刺し殺していたのだ。
しかも、パトロンが実の父親であったことに気付く。
絶望したピーターは、その場にあったナイフで、自分の両目を衝動的に突き刺してしまいました。

おしまい。

しかも目を指した後、なぜか淀川長治が出てきて
「いや~、怖かったですね~。どうでしたか?」
みたいなこと言うんだ・・・.

 

 326 名前:  投稿日:02/03/15 23:19
タイトルは忘れたがNHK教育で放映してたトルコの映画。
主人公はトルコ人のヤモメ男。西ドイツ(当時)に出稼ぎに行き、小金を貯める。
ある日、故郷に帰ることになるが、出稼ぎ先で成功した証にとして、
貯めた金をはたいてメルセデスベンツを買いそれに乗って凱旋することにする。
道中、ベンツを武器に軟派して見たりするが、あえなく失敗。そのほかにも不運が続き、
ラストシーンでは故郷を目前にして、全財産であるベンツが農道で横転、廃車に。
男はなすすべもなく泣き崩れる。全体の雰囲気からして、日本でいうと寅さんシリーズのような、
いわゆるペーソス系のほろ苦お笑い映画としてつくられたもののようだったが、
あまりの悲惨さにとてもじゃないが笑えなかった。

 

346 名前:いずぴーまぃガイハンyo! 投稿日:02/03/18 16:54
なんか消防の頃に見た児童文学(中学年向け)で、
題名もわからないんだけど、かなり後味悪い。時代背景現代。
主人公の男のコ(小5くらい)、妹(小2くらい)、母の三人暮らし。
父は離婚かなにかでいないが、時々男が出入りしていた模様。
母はケバい夜の女で、男のコらは卵かけごはんばかり食べさせられている。
二人はいつも洗濯もしてない服を着せられていた。
突然母が帰ってこなくなる。二人はジャーに残ったご飯を少しずつ食べてしのぐ。
ある日学校から帰ると妹が泣いている。聞くと遊びにきた友達におやつが何もないから、
ご飯を出して上げようとジャーを開けたら、ごはんが緑色になっていたのだと言う。
火を使えない二人は生米を少しずつ噛んで食べる。
やがて二人はやせ細り全身に斑点ができ、小さな妹はかゆみに耐え兼ねて泣いている。
やがて妹は動かなくなる。
男の子は妹を背負い、涙を堪えながら小学校の教頭に助けを求めに行くのだった。(終わり)

二人が助かったのかどうかよくわからん上に、
親が蒸発してからも学校に通っていた二人の様子になぜ先生方が気づかなかったのかが謎。
ジャーを開けたらごはんがカビてて泣いてる妹の姿にかなりのショックを受けた。

 

350 名前:うにばーさる大阪 投稿日:02/03/18 22:30
4年位前かな~、NHKの夜ドラマで榎本章さんが検察官(判事だったカモ)の役だったやつ。(全四回)
内容が
『田舎から出て来た男が彼女にフラれ、その事をからかった男に暴行。傷害罪で訴えられるも不起訴となる。
 しかしその彼女が別の男と付き合ってもう自分は用済みだと気が付いた事や、
 田舎から迎えにきた母親の寝顔を見ているうちに、爆発!彼女の顔に残るような傷を負わせて、起訴される、、、』
てな話や

『下請けの町工場の社長が、少額の賄賂を送った事で起訴。
 「国会じゃ何百万も送ってのうのうとしてる人がいるのに!」と絶叫する奥さんの後姿、、、』
とか

『証券関係の超多忙な仕事をしてるが故に子供が出来ない奥さんが、隣家へ放火未遂で起訴される。
 子供が火遊びで火を着けたのを助けた!と言い張るがなにかおかしい。
 実は子供が火を着けそうになる寸前で、助けたのは本当だったが、
 多忙な暮らしで円形脱毛にかかり子供にソレを笑われ、
(カツラをおまるの中に投げ込まれるシーンはクるものがあった)
 子供を脅かそうと放火した』

なんて話。ものごつう来た~。
あとえのもっちとその大先輩役の、(忘れた)が、悲しい時に踊る『カモメの水兵さん』は
別の意味で、グッとくるものがあった。
(第四話は未見)

 

389 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/03/23 14:12
野坂といえば「蛍の墓」に同時収録されてた
自分の娘が2歳ぐらいになると、
戦争中死なせてしまった妹(享年2歳ぐらい)と重なって、
妹に攻められているような強迫観念にかられて次々殺してしまうお母さんの話が後味悪かったな~
(妹死なせてしまった理由は「蛍の墓」と同じ)
タイトルなんて言ったかな?
469 名前:  投稿日:02/03/26 11:40
>>389
ありましたねー。「ねずみ」だったかな?主人公の女性は、
ねずみに噛られて死んだ妹の文子(あやこ)の姿を自分の娘に重ね合わせ、ついには・・・という話。
取り調べ室での刑事の尋問→戦時中の回想という流れなので直接の描写はありませんが、
刑事が
「寝てる赤ちゃんにふとんをかぶせて殺した」と言ってます・・・。
最後は女性が刑事に向かい
「ねずみみたいに、私を殺してくださいね」と繰り返し念を押し続ける・・・欝。

 

後味の悪い話 2【ブキーポップ ペパーミントの魔術師】

「ブキーポップ」シリーズの「ペパーミントの魔術師」

 

27 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 10:14
物理学会の発表会場にて。
緊張のあまり「励起」を、発表の間中「勃起」と読んでいた。
発表の後から担当教授に言われて気がついた。
「出せば収まるんだから、同じようなもんだ。気にスンナ」とも。
後味が悪いというか、気まずいだよな。

 

34 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/01/16 18:38
ライトノベル「ブキーポップ」シリーズの「ペパーミントの魔術師」が後味悪かった。
緑色の肌をした主役の軋川十助は、人の心に干渉するアイスを作り出す能力を持つ職人だった。
保護者が死んだ事をきっかけに大企業のアイス会社の社長に抜てきされ、
玲という名の女性とコンビを組む。彼の作るアイスは大反響を呼んだ。
しかし彼を生み出した組織に目をつけられ、暗殺されかかり、
公衆の面前で彼の青い血を撒き散らしてしまう。
その事がきっかけでイメージが悪くなった会社は解散してしまう。
何もかも失った十助は最後に、組織に記憶を操作され、自分の味を失った玲に
アイスを食べさせ、玲の心の傷を癒す。独りになった十助はピエロの格好をし、
今もどこかで誰かにアイスを食べさせる「都市伝説」になった・・という話。

別に後味悪くないな・・(鬱

 

37 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 19:32
別に分からなくはないだろ。
ただ、せっかく玲が回復したのに、
何で十助は独りぼっちになったのか?
最後に十助がやるアイス怪人は、
癒しアイスを出すのか邪悪なアイスを出すのか?
それが分からないと後味がいいとも悪いとも分からない。


38 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 20:46
なんか、アニメの「ゲゲゲの鬼太郎」の昔のやつでそんな話あったような。
かまぼこ作りが上手な妖怪が、成り上がってかまぼこ会社の社長になるんだけど、
結局気味悪がられて会社倒産。またひとりぼっちに戻っていくというやつ。
「うまけりゃ何でもいいじゃん!買ってやれよ~!」
と、子供心に憤った覚えアリ…
 

キーキーって泣き声で山で遊ぶ毒虫小僧がカワイイ

 

52 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/16 23:10
世にも奇妙な~であった話。
やくざが、ひょんな事で自分の藁人形を手に入れてしまう。
藁人形の肩とかを針で刺すと、自分の肩も痛くなっちゃう。
で、ある犯罪を犯して逃亡しないといけなくなるんです。
マンションの一室で逃亡生活をおくるんですけど、ふと
自分の人形を金庫に入れておけば安全である、って事に気付く。

「やったこれで自分は絶対安全だ」
安全の為に鍵は壊して、台所の流しにすててしまう。

そして・・・
腹が減ってきた主人公は外に買い物に逝こうとしてドアを開けるんだけど、外は鉄板がふさいでいる。
まさかっ、っと窓を開けてみてもそこには鉄板が。
結局自分で自分を閉じ込めてしまったんです。

以上うろ覚えだけど、個人的に後味がわるかった話です。

 

85 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/17 02:18
有名な話かもしれんが、
日本の某テロ宗教団体の信者だった若い女性が、教団を脱退しようと施設から脱走。
しかし女性はつかまってしまい、手足を切り取られ、香港の見世物小屋に売られてしまった。

後日、その事実を知った女性の両親が、
香港の見世物小屋の主人から、手足のない娘を買い取った、という話。

聞いたのはテロが起きる何年も前だった。
当時はまさかと思っていたが、本当にあんな事件を起こす団体だったとは。

 

72 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/17 00:07
俺、毒虫小僧が一番トラウマ。
小学校の時に1回読んだだけなんけど忘れられない。
まぁ話的にはカフカ
いじめられっこが不気味な幼虫を見つけて自分に置き換えて可愛がるんだけど
そいつに刺されるの。
刺された所から肉が腐って溶けて手足もグチャグチャになって落ちちゃう。
医者に見せても原因不明でニオイも酷くて家族に疎まれ、
終いには死んだ事にしようってんで家族にニセの葬式まで出されちゃう。
で、結局さなぎに変身→孵化、幼虫とおんなじ姿の巨大な毒虫に。
最終的にはいじめっ子を全員殺して家族も襲って親父に猟銃で撃たれる。
川に落ちて海まで流されていくラストは生きてんだか死んでんだか解からんけどかなり嫌だった。
「キーキーって泣き声で山で遊ぶ毒虫小僧がカワイイ」という後輩がいて引いた。


103 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/17 12:10
他スレからのコピペ
家族が外出先で死ぬって、その日の朝はどんな会話してたんだろう。
昔雑誌で見た実話。すごーく仲むつまじく30年やってた夫婦がある朝はじめてケンカした。
奥さんは出かけるだんなさんの背中に向かって、
「帰ってこなくていい!」って叫んだそうだ。
出勤した旦那さんは、会社行く途中でトラックに潰されて逝っちゃった。
奥さん自殺したそうです。
そういう自分も、朝母親とケンカして、「あなたが諸悪の根源なのよ!」って
叫んだ。その日の昼、母が心不全で自室で死んでるのを見つけた。この世で最後の会話がコレ。
最悪だあね。新年から思い出して激鬱だ。たぶん一生引きづるんだろうな。

うがぁぁぁー。いやすぎる

 

ロボトミー手術

 

109 名前:可哀相なイヌ。 投稿日:02/01/17 17:20
友人から聞いた話です。
深夜に*ノ塚駅から、家まで歩いていると
後ろの方で「キキーっ!ドンっ」と音がしたので振り向くと
道に飛び出した犬を車がはねた直後。
一瞬の間があったあと、車は急発進で逃げました。
「可哀相に…」と思っていたら
飼い主らしきホステスっぽい女性が、そのはねられた犬の所にいき
素手でつかんで「あーあっ」と言いながら近くのゴミ置き場に放り投げました。
泣きもせず、淡々としたその行動に友人は恐ろしくなったそうです。

 

129 名前:1 投稿日:02/01/18 01:05
消防の頃読んだ話なので作り話かと思い込んでたが、
調べてみたら実話だった、嫌過ぎるロボトミー(脳外科手術)の話。
以下ちと長いがコピペ。
昭和33年6月5日、坂本一仁は河口湖畔で生まれた。
銀行員だった父親は仕事と家庭を放り出して行方がわからなくなっていた。
母岩瀬幸子(24)は一度は一仁を堕ろそうとしたが、割烹旅館で働きながら一仁を産んだ。
生後3ヶ月の頃、母は上京し、新宿のクラブに勤めた。一仁は甲府の祖母と2人で育った。
母は学齢になったら一仁と暮らすのを夢見ていた。母はホステスをやめ、池袋でスナックをやっていた。
昭和40年4月、一仁は上京し日之出小学校に入学した。しかし、5月に知恵遅れとして
大塚台小学校特殊学級に転校させられた。
一仁は目をパチパチするようになり、1年生の終わり頃、一仁は数秒から10数秒、
瞬間的に意識をなくす発作を起こした。
昭和42年1月19日、担任教師の紹介で、都立梅ヶ丘病院に通院した。投薬を受けたが、
1人で通学し、問題なく友達と遊んだ。
11月23日、全身けいれんの発作を起こした。翌8月に2度目の発作を起こし、
梅ヶ丘病院に入院した。なじめず、1週間で退院した。母は池袋に近い病院を希望し、
東大分院精神科外来を紹介された。

 

131 名前:2 投稿日:02/01/18 01:06
分院で検査をしたが検査結果に疑問があると、東大脳外科を紹介された。
一仁は検査を嫌がった。それで検査には全身麻酔が必要だと入院する事になった。
11月22日、一仁は入院した。25日、脳外科の長、佐野圭司教授が大勢の弟子を連れて回診した。
佐野は一仁のカルテに「難治性てんかんでステレオ(定位脳手術)適応」と書いた。検査の前日、
1回の回診で検査入院をしたはずの一仁がロボトミー手術を受ける事になってしまった。
病院はいつまでも一仁を退院させなかった。母はやっと一仁を退院させ、分院に通院させた。
投薬で症状は落ち着いて来た。
昭和44年11月27日、朝11時、東大脳外科からの突然の電話で一方的に入院を言われた。
母は一仁を早退させ、病院に連れて行った。
12月2日、頭蓋骨に穴を空けて脳波を調べるなどの検査を受けた。6時間以上かかるつらい検査だった。
12月11日、一仁はロボトミーをされ、12月30日、歩く事もできず母に背負われて退院した。
発作も続いていた。昭和45年1月3日、朝から何度も発作を起こした。母は病院に連絡した。
1月8日の再入院を指示された。
入院した。1月20日に2度目のロボトミー手術が行われた。1度目も2度目も検査名目で
手術だという事は知らされなかった。


133 名前:3 投稿日:02/01/18 01:06
2月7日、一仁を病院から退院させるよう連絡があった。悪化していた。主治医は冷たかった。
一仁を捨てたのだ。2月15日、退院。
寝たきりの一仁は1日中「ウルトラマン」と「仮面ライダー」の主題歌を聞くだけで、
話す事もできなかった。曲が終わると、一仁が母にだけわかる声でせがむ。
母は何度でもテープを再生した。床ずれが酷かった。
一仁にはヒダントールF錠が処方された。副作用で歯肉が増殖し、口の外にはみ出した。
流動食しか食べられない。1口ごとにむせて、まわりは嘔吐物で汚れた。
舌が喉の奥に沈み呼吸困難になった。眠っている時は顎を上げておかなければならなかった。
母は往診を依頼した。だが、担当医は連れて来いと取り合わなかった。病院に行っても、
担当医と会う事もできなくなった。知り合いだった保険関係の新聞記者が顔を出してくれた。
すると、医師はすぐに出て来て往診を承諾した。態度がまったく違った。
往診はおざなりだった。手ぶらで来て、スリコギを出させ、一仁の体を叩いて見るだけだった。
貧しい母子家庭と見てか、馬鹿にしきっていた。
一仁は衰弱して行った。母は病院の対応が許せず、弁護士に会った。昭和48年6月、母は訴訟を起こした。
昭和49年3月21日、一仁は死んだ。18歳だった。裁判は続いていた。
ttp://www3.xdsl.ne.jp/~hana/wrk0030.html

168 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:19
ロボトミー手術の話、
何かよくある「医者が高慢で横暴」というオチなの?
それとも手術をされた人が、人として生きていないという悲劇なの?

 

170 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:30
>168
後者。
脳の一部を切り取る、削り取る、もしくは焼失させる手術の事。
脳の一部を失わせる事で、感情を失わせ、それと同時に暴欲を減退させる効果を持つ。
ロボトミー殺人事件の犯人の桜庭は、この感情を失わせる、という効果により、
有名な景色を見ても何の感慨も無かった事で、自身は人として生きていけないと悟る。

暴欲を減退させると同時に、仕事のやる気等もおきなくなるらしい。
これにより、桜庭は自身の意図に反して、周りから「仕事を真面目にしろ」といわれ続けた。
これがプレッシャーとなり、結果、自分を騙してロボトミー手術を行った藤井医師を殺害しようとした。

その結果は、藤井医師の祖母と妻を殺害し、捕まった。

 

175 名前:亀レスでスマソ! 投稿日:02/01/18 21:04
>>170
ロボトミー事件は明らかな手術の失敗による怨恨殺人事件だよ。桜庭は
てんかんの発作がヒドくなってブルドーザーの仕事が出来なくなったん
だよ。それを恨んでいた。「感情がなくなった」ような感じはしていた
らしいが、なくなったワケではない。

 

140 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 02:15


今日は朝から雨だった。
歯医者に行った帰りにコンビニに行った。
そこで軽く雑誌を立ち読みした後、
お菓子を買って店を出て傘をさそうと思ったら、傘たてに自分の傘がない。
他のお客さんの傘が数本あるだけ。
こんなわずかな間に傘が取られた!?といぶかりながら店員に報告。
怪しい人とか見かねなかった?とかビデオついてねーの?この店。ダッセーとか
サンザン悪態をついていたら、店員がすまなそうに透明の傘を貸してくれた。

それをさして家に帰ると留守録が入ってて、再生してみると
「○X歯科ですが、今日傘を間違って帰えられていると思われますので、
 明日間違えた傘を持ってきてください。」

・・・・。その間違えた傘とやらはコンビニにあるわけで・・・・。
歯医者にしらをきるにも完全予約制で、その時に帰ったのは俺だけなわけで・・・。

 

 

172 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:44

本で読んだ話。

 

昔インドがイギリスの植民地だった頃、
イギリス人の母娘がインドに旅行でやってきた。
到着後すぐに、ホテルで母親が高熱を出して苦しみ始めた。
駆けつけたホテルの従業員には悪性の伝染病であることが一目でわかった。
消毒などで営業に支障をきたすことをおそれたホテル側は、
娘が医者を呼びに行っている間に母親を別の部屋に移し、持ち物も全て持ち去った。
娘が医者を連れて来てみると母親はいない。
ホテル側は、はじめから娘独りの宿泊だったと証言。
必死で真実を訴える娘は、精神病院に送られて死ぬまで監禁された。
母親は行方不明。

実話って書いてあったけど、
インド恐怖症のイギリス人が作ったネタっぽいな。

 

 

 

173 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 20:56
手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』より。
ある日、町中で知的障害者の娘をみかけたBJは
気になって調べたところその娘が公害病の患者だと知る。
あまりに貧しい暮らしぶりを心配して企業や行政に訴えるが障害を逆手に取られて保証金がもらえない。
頭に来たBJは娘を手術し、奇跡的に障害が軽くなる
(治ってはいない、簡単な読み書きが出来るようになっただけ)
保証金が貰えることになったのだが、娘は海で溺死してしまう。

手塚治虫はこの手の話は多い。鬱打死脳。

 

希望に満ちてやって来たはずなのに

 

176 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 21:09
中2の時に大学出たばかりの他地方出身の女の先生がきたのね。
まず言葉が面白いといじめ。授業中も大騒ぎで、私のいるクラスにまで
皆の奇声と「しずかにしなさーい!」って先生の声がずっと聞こえてたし
図が汚い(数学の先生だったので)、黒板が歪んで見える、と罵詈雑言。
私のクラスは他のベテランの先生だったけど、その先生担当のクラスの子達はよく
「私達の成績が落ちたらアイツのせいよ~!」って言ってた。
(本人の前でも言ってたかな)
結局1年もたず心を病んで実家に帰っちゃった。
それから10年経った頃、私は人生で大コケするわけですが……
その時思い出したのはあの先生のことだった。
希望に満ちてやって来たはずなのに、一体どんな気持ちで去って行ったのだろう。
どれだけ哀しかっただろうか…と考えると、ホントなんともいえない気持ちになった。

なんかうまく文章書けない。ゴメン。

 

182 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/18 23:28
>176
それは、その先生本人も教師の資質がなかったんだよ。
気の毒だけど、自業自得。
人生じゃよくあることだよね。

 

 

       278 名前:  投稿日:02/01/21 00:05

夫と妻と息子の三人家族が別荘に遊びに来ました。
妻を残して、夫と息子の2人で湖に行きました。
夫は泳げなかったので息子が泳いでるのを岸辺で見ているだけでした。
そのとき、突然息子がおぼれ出しました。
夫はあわてて別荘へ帰って、泳ぎのうまい妻を呼んできました。
妻は湖に飛び込んで息子を助けようとしました。
しかし、夫が見たのは、肩まで水につかりながら息子の死体をかかえてる妻の姿でした。

 

フレドリック・ブラウン短編集 未来世界から来た男 より

 

 
336 名前:331 投稿日:02/01/22 14:58

あぁ、「海亀のスープ」が、ドラマ内容と違う印象を与えている!!
以下はTVドラマ板の過去ログより。

 

「海亀のスープ」
あるレストランで雑誌の取材中、天本は何十年ぶりかに「海亀のスープ」を口にした。
一口すするや否や、彼はこう言った。
「違う…、これは海亀のスープじゃない!!」
そう震えながら、席を立ち、行ってしまった。
翌日、彼は自殺した。

雑誌記者の木内はこの事件の謎を追う。
葬儀でみかけた男(いかりや)が何か関わっていると察し、話を徐々に聞き出す。
実は、あのときレストランにもいた。

…私達は、船乗りだった。あるとき嵐で遭難した。食糧も底をついた。
私(いかりや)はまだ比較的元気だったが、次第に衰え、意識も朦朧としてきた天本を助けるため、
私は「海亀のスープ」を作り、彼に与えた。
運命は皮肉です。その次の日、私達は救助隊に発見され、助かった。

天本はそのときの「海亀のスープ」の味を覚えていたのだ。
何十年ぶりかに口にした「海亀のスープ」で、全てを悟った。
あのとき乗組員は、3人いた…。

 

494 名前:. 投稿日:01/10/08 12:38 id:t5nNarzg
>>493
厨房の頃は意味分からなかったけど
今、読み返してみたらわかったよ。
「海亀=もう1人の友人の肉」ってことだったんだね..。
まぁ、死んでいただろうけどそれはショックだったのかも知れない。。

良くまとまっていると思う。
「世にも…」は後味悪い話も多かったですね。救われない話とか。

 

ガストンルルーの恐怖夜話

 

       347 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/23 04:40

ガストン・ルルーにも遭難して人間の肉を食べる話があるよ。

 

たくさん人が乗った船が遭難してボートで漂流する。
食べ物もなくなったんでくじ引きで生きてる人の手足を食べる。
そのボートには医者が乗ってたからうまく止血したりして、手足を食べられても命には別状はなかった。
あと、そのボートには若い女性がいてとても美しい女性だったから食べるのは勘弁してもらえてた。

そんなこんなで、結局全員生きて帰れるんだけど、みんな手足がなくなったりしてる。
でも若い女性は5体満足。
その生き残った人たちは人肉の味を覚えたのでときどき集まっては人肉を食べていた。
(その女性も含む)

この話の主人公はその若い女性にあやつられて、
人肉食いの集まりにいっちゃって、片腕を食われちゃったって話です。

読んだのはずいぶん昔なので、かなり間違いがあると思われますがまあこんな感じの話でした。
きれいな女性が人肉の味を覚えちゃったっていうのがいいね。

ちなみに創元文庫の「ガストンルルーの恐怖夜話」って本で読めます。

 

394 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/24 13:54
小学校の時に読んだ、
「ある幸せな家族」・・・だったかな?
そういう感じのタイトルの本が後味悪かった。
絵に描いたような幸せな家族の男の子が主人公。
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、まだ小さい弟(妹だったかも)がいて、
新しい大きな家に引っ越したばっかり。

けど、次々と家族が死んでいって、最後には主人公だけになるって話。

で、読んでるうちに、どうして家族が死んでいったかとかわかるんだけど、後味悪かったなぁ~子供心に。

 


397 名前:394 投稿日:02/01/24 15:05
でも、これ以上言っちゃうとネタばらしに・・・
まーいっか。

最初に死んじゃったのはお父さんなんだけど、それは事故だったのね。
で、親戚やら警察やらとりあえずいろんな人が家を出入りして、主人公の毎日の生活が随分と変わってしまう。
幸せ+恵まれた家の子の主人公は、毎日に退屈していたから、もっと人が死ねば、もっと面白くなると思う。

つまり、家族を殺していったのは、まだ小学生の主人公。
詳細は覚えてないけど、うまいぐあいに死んでいくのよ。

けど、最後にお姉さんと主人公だけになっちゃって、お姉さんは気付いていて。
主人公も、お姉さんだけは大好きだから、迷うんだけど、最後にはやっぱ殺しちゃうの。
お姉さんもそれを受け入れる・・・みたいな。

そんな感じの話です。
説明下手でスマソ

あーまた読み返したくなってきた。

 

 

 

435 名前:あ~~~ 投稿日:02/01/27 14:51

こないだ、セールスマン(押し売り)がきた。
2、3分ですむといっていかにも「市からきた」みたいなこといって
ダマされ、家にあげてしまった。
浄水器の説明をさんざんうけ、断り続けて結局帰ってもらった。
が帰る前に一言
「気をつけてくださいね。僕みたいな人間ばかりじゃないですから」

 

余計なお世話と言うか、捨てぜりふというか、未だに後味悪い。
ダマされた自分も悪いがお前にそんなこと言われる筋合いもないんじゃ。ゴルァ!

 

菊花の約(きくはな の ちぎり)

 

473 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/30 23:58
風葬の教室
著者は山田詠美だったね?
いじめられる女の子が主人公なんだけど、いじめる方の女の子のぶっちゃけた理由が、
自分の好きな先生はあいつを気に入ってる!って女の嫉妬からだったんだよね。
それに気づいてから主人公は、その先生に女の肢体を見せつけて気を引くんだよね、
それもいじめる女の子だけがそれに気づく様にして。
「ほら、あなたの好きな先生があたしの足に見とれてるわよ、悔しいでしょ?」
てな感じに、ターゲットだけが傷つく最も効果的な復讐の仕方を習得した時点で
立場は逆転していくわけだ。

こうやって書くと全然後味悪くないけど、
幼くても女の生臭さはすでに持っているってトコがリアルで圧巻だったなあ…。


453 名前:菊花の約(きくくはのちぎり) 投稿日:02/01/28 11:59
ある学者が、道中病に倒れた武士の看病をした。
まったく面識も無いのに手厚く介抱してくれたため、武士は大変感激し、学者に兵法などを教えた。
学者のほうも武士の礼儀正しい態度に感心し、親しくなった二人は兄弟の契りを交わす。
しかし武士は、乗っ取られた郷里の様子を見に帰る途中であったため、再開の約束をし、郷に帰ってしまう。
誠実な人だったので、約束の日には帰ってくると信じていた学者だったが、その日になっても帰ってこない。
深夜遅くにウトウトしていると、目の前に武士が現れ、言った。
「郷里に帰ったところ門下に下れと誘われ、約束があるからといって帰ろうとしたら捕まってしまった。
 とても約束の日には間に合いそうに無かったので、今日の朝自害して、こうしてあなたに会いに来た。」
それを聞いた学者は、ひどく悲しんだ。
ここで終わっときゃ、いい話って感じなんだけど・・・。


454 名前:菊花の約(きくくはのちぎり)2 投稿日:02/01/28 12:14
悲しんだ学者は、せめて骨を拾い、手厚く葬ってやりたいと武士の故郷(出雲)へ向かった。
郷里へついた学者は、武士の従兄弟の家を訪ねる。
この従兄弟は、武士を閉じ込めた張本人であり、現在出雲を統治している殿(乗っ取った人)に仕えていた。
学者は、中国の古文を引用し、この従兄弟を散々責め立てた。
そして、やおらに刀を取り出し、従兄弟を切り捨てて逃亡した。
家臣を殺された出雲の新しい君主は、武士と学者の友情にいたく感動し、学者の行方を追わせなかった・・・。
殺すなよ・・・と、ツッコミたい。
実際読んでみると、話の締め括りかたも陳腐で、いろんな意味で後味悪いっす。

 

523 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/02 14:34

昔、TVでやっていた「機動戦士ガンダム」の続編
「機動戦士Zガンダム」での後味の悪いエピソードです。

 

敵方のティターンズの新型モビルスーツガンダムをうばって
エウーゴという組織に合流した主人公のカミーユ
ティターンズガンダムを取り戻す為にエウーゴに使者としてエマという女性兵士を送る。
エマの持たされた手紙は、カミーユの母親を人質にしてガンダムとの交換を迫る手紙であった。
そんなことと知らなかったエマは、ティターンズの卑怯なやり方に驚愕する。

ティターンズは、カミーユの母をカプセルに入れて宇宙空間に出し交渉をせまる。
母をガンダムで助け出そうとするカミーユ
後少しでガンダムの手が母に届くというところで爆発するカプセル。
ティターンズは、いざという時のためカプセルに爆弾を仕掛けていたのだった。
ティターンズが素晴らしい組織であると教え込まれていたエマは、
ガンダムで帰還したカミーユにカプセルの中にいた母親は人形だったのでしょうと言い放つ。
カミーユは怒りと共にガンダムの手のひらを広げてエマに見せる。
その手は、血で真っ赤に染まっていたのだった。

 

542 名前:539 投稿日:02/02/02 18:46

僕の知ってる後味の悪い話を。

 

相当昔。 全日空がDC3を使っていた頃の話。
夜の名古屋空港で、管制官のミスが原因で事故。
全日空DC3と自衛隊のF86Fが正面衝突をした。

戦闘機のパイロットは衝突を避ける為、機体を横転させたが間に合わなかった。
全日空機に乗っていた3人が死亡した。
2人が新婚ほやほやのカップル。
新婚旅行に行くので、全日空が気を利かせて機体最後部の席を用意した。
もう1人が客室乗務員。
非番だったが、友人の客室乗務員が風邪に罹り、変わりに勤務に着き、
新婚さんに不自由ないようにと、新婚さん近くの席に座ってた。
そこにF86Fの主翼が突っ込み、横切り、両断していった。
人々の善意が全部裏目に出た。

当時名古屋空港は拡張工事をしていた。
夜はカンテラの灯りで工事していたので、滑走路を誤認しそうだ、危険だ、
と上層部に上奏していたのが、事故時F86Fを操縦していたパイロット。
管制塔の離陸許可の時、カンテラの件で一抹の不安を感じたが、滑走を開始。
カンテラの灯りで、DC3の着陸灯が認識できなかったらしい。

 

トマスクックの「夏草の記憶」 

597 名前:593 投稿日:02/02/05 00:30
わかりました。
では、説明します。
長いですよ。
1950年代、アラバマ州チョクタウという町での話。
主人公ベンは小太り、眼鏡で本の虫少年。
ある日、ケリ-という美しい少女が母親と一緒に町に越してくる。
ケリーは浅黒い肌と黒っぽいカールした髪の毛の少女だった。
ケリーも本が好きで、物を書くのも好きなので、
ベンと一緒に学校の新聞の編集の係をやるようになる。
ケリーとベンの仲はそれによって近しいものになり。
ベンはケリーに恋心を抱くようになる。

チョクタウには「ブレイクハートヒル」と呼ばれている丘がある。
なぜかケリーはその丘の由来に非常に興味をしめす。
そして、町の人が誰も知らなかった事実を調べあげる。
その丘では昔、黒人奴隷市場が開かれた場所であり、
市場が開かれるときにはかならず余興として
黒人達に残酷な競技をさせていたのだった。
それがこの丘が「ブレイクハートヒル」と呼ばれていた由縁だった。

 

598 名前:続くよ 投稿日:02/02/05 00:31
ベンはケリ-がなぜその丘の由来にそれほどまでこだわっているのか
わからなかった。しかし、ケリーの過去には何かがあるのを感じた。
ケリーのそういった神秘的な部分に、ベンはますます惹かれて行った。
しかし、ケリーは決してベンを愛することはなかった。
ベンはある日、ケリーのちょっとした仕種からそれをさとり激しく絶望する。
ケリーはそんな事もしらず、トッドという少年に惹かれていくようになる。
トッドはベンとは正反対のスポーツ万能でハンサムな学校中があこがれる存在だった。
ベンはある日、見てしまう。
ケリ-が「自分が全てをささげる男性に渡すつもりだ」と言って
指にはめていたリングをトッドに渡しているのを。
そして抱き合う二人。それを見てベンは思った。

二人はロミオとジュリエットのように美しく、永遠の存在のように見えるのに
一方自分はちっぽけでみじめで誰も顧みない存在だと。

 

599 名前:さらに続くよ 投稿日:02/02/05 00:32
そして、その瞬間、ベンの中にインスピレーションが閃き渡った。
ケリ-が何故ブレイクハートヒルに脅迫的にこだわっていたのか。
そしてケリーの浅黒い肌と黒っぽいカールした髪の毛のわけを。
ベンはそこにたまたま一緒にいた友達にこう告げる。
「だけど、トッドはこの事を知ったらどう思うんだろうな。
 ケリーの父親は実は・・・・・黒人だってことを。」
友達はきっとこのことをトッドに告げるだろう。
それが真実であるかどうかなどどうでもよかった。
二人を破滅させる種さえまけばよかったのだ。

 

600 名前:終わるよ 投稿日:02/02/05 00:34
案の定、友達はトッドにその事を告げ、
驚いたトッドはケリーをブレイクハートヒルに呼び出して問いつめた。
ケリーは人を愛する心も強いが、人に失望した時の怒りも激しい少女だった。
ケリーは激しくトッドをなじり、リングをかえせとトッドにつかみかかった。
ケリーのあまりの剣幕にトッドはケリーを思わず突き飛ばしてしまう。
ケリーは転倒し、頭部に激しい挫傷を負ってしまう。
ケリーはこの怪我により廃人になってしまった。
また、トッドがこの罪で捕まることはなく、
かわりにライル・ゲートという町のならず者が犯人にしたてあげられる。
ライル・ゲートは無実を主張しつつ、獄中死する。
トッドはケリ-とつきあう以前のガールフレンド、マリ-と結婚するが
事件のせいで心が挫けてしまったのか、暴力夫となり、
マリーに暴力を振るう日々を送るようになる。
ベンは平凡な女性を妻に迎え、一見平穏な日々を送る。
しかし、妻を本当に愛する事はできなかったし、
ケリーに愛されなかった絶望が胸を去る事もなかった

 

 

 ウルトラマンセブン

 

682 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/06 12:36
セブンではギエロン星獣も悲しい話だったね
地球防衛隊が作ったミサイルを、実験の為に無生物星に打ちこんで破壊する。
しかし、それは無生物の星ではなく、ミサイルの放射能によって
ギエロン星獣は誕生して地球に向かってくる。
地球防衛隊が攻撃をしかけ、それに応対してギエロン星獣は攻撃をし返した。

最後、セブンとの戦いは、花咲き乱れる場所で行われる。
装甲の硬いギエロン星獣に、セブンはアイスラッガーを手でつかみ
頚動脈を切って倒す。ギエロン星獣は声をあげ花畑に倒れる。

その花咲き乱れる場所は、ギエロン星獣の母星
地球人に破壊された星に似ていたのかもしれない。
そこを目指しギエロン星獣は・・・
で終り

 

689 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/06 16:52
帰ってきたウルトラマンでは、
少年に化けた宇宙人の話も嫌だった。
凶悪な宇宙人が、耳の聞こえない少年になりすまして
悪事を行うんだけど、それに気付いて、周りに訴える
郷隊員(ウルトラマン)は狂人扱いされるんだよなー

鬱だ。

 

 

726 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 00:29
以下あらすじ。
主人公の少年は両親と祖母と妹(+猫)の5人暮らし。
両親は自宅隣の町工場を二人だけできりもりし、毎日忙しい。
兄妹の食事などの面倒を見てくれるのはおばあちゃんである。

そんな少年の暮らしに影を落としているのは、そのやさしい祖母がもうすぐ70を迎える事。
この話の世界では、70歳になった老人は政府の車が迎えに来て、どこかへと連れていかれ、
2度戻ってこないのだ(おそらく一種の姥捨て)
その迎えがこないようにするには、政治家などの国家要人になるか、
芸能や文化などで文化勲章レベルにまで名を挙げるしかない。一般庶民にはどれも無理な相談だ。

そんな庶民に残された最後の希望がくじを買うこと。
3等で1年、2等で5年、1等で10年の延命が補償されるのだ。
くじは買うときに個人登録がなされ、当選してもその血縁者にしか適用できず、
1枚目は1万、2枚目で10万円、と枚数があがるごとに値段が跳ね上がっていく。
金持ちの買占めを防ぐためだが、少年は少しでも祖母が助かる可能性を上げたくて、
2枚目のくじを買おうと決意する。

自分の貯金をはたき、懸賞で当たったレアもののカードをマニアの上級生に売ったり、
自分の持っている漫画やゲームを残らず同級生に売り払った。
親切な同級生の女の子が足りない分を貸してくれたりして、
少年はなんとか10万円を工面することができた。
(続く)

 

727 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 00:31
(726続き)
そして当選発表の日。
3等、2等の当選番号が発表されていく、じりじりとした気持ちで少年は自分の2枚のくじを確かめる。
しかし、どれも外れていた。両親たちのくじもだ。
1等もあたらなかった。落胆する一家。しかしまだ特別賞の発表があった。
当たっていた――――特別賞の1番違い。それは前後賞で20年の延命が補償される。
喜びに沸き立つ一家。少年も大喜びだ。僕のくじがおばあちゃんの20年になった!
その後、一家には平穏な毎日がおとずれる。
一時は危ないと思われていた両親の町工場は持ちなおしたらしく、兄妹のお年玉もアップしていた。
そして、迎えた祖母の70の誕生日。母が精一杯のご馳走を作った。しかし、一方で妙なことに気が付いた。
祖母の部屋がきれいに片付けられているのだ。
その夜、少年は祖母に呼ばれ、打ち明けられた。明日、祖母にお迎えがくるのだと。
少年は驚愕する。くじがあるはずだと叫んだが、祖母は売ってしまったという。
本来は血縁者にしか使えないくじだが、どうしても長生きしたい金持ちはいる。
そんな金持ちと祖母は話をつけ、形式上の婚姻をした。役所にも金を掴ませ、くじ購入前に入籍をしたことにしてある。
どうしてそんなことを、と絶句する少年に、祖母は続けて話した。
両親は隠していたが、二人が経営する町工場は相当に危なかったのだ。
あのままなら一家心中するしかないというくらいに。
長生きしても、家族のそんな姿を見るくらいなら、
その20年で息子や孫達が幸せになってくれた方がいいと祖母は語った。
しかし、少年にはどうしても理解できない。おばあちゃんの馬鹿! と叫び、やりきれない涙を流す。
翌朝、祖母にお迎えの車がやってくる。少年は意地をはり、見送りに出ようとしない。
しかし、いよいよ車の出る直前、たまらずに外に出た。
祖母を乗せた車は、遠くに霞んで見えるだけだった……
少年はただ立ち尽くし、それを見送ることしかできなかった。

以上ッス。あんまりおもしろくないね。説明下手でスマソ。
でも、淡々とした日常描写に妙に引きつけられた話だった。
なんてことない普通の日本の風景なのに、寿命をくじであがなうという設定、
そこだけが異質で印象的だったです。

 

 
745 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 02:45

少年犯罪板の神戸某事件のスレに書き込みされていた話。

 

==========================
10 名前:  投稿日:02/02/07 19:15
本当にあった話です。去年の11月のことでした。
その夜私は女4人で神戸の三宮で食事会がありました。
私はお酒が強くないのに、その日は調子に乗って飲みすぎてしまいました。
電車に乗る気がしなくて、長田の子とタクシーに乗りました。

その子が先に降りてから私は気分が悪くなっちゃって、家よりかなり手前でタクシーを降りました。
家の人に迎えに来てもらっても車に乗るのが嫌だったので、ぶらぶら歩いていました。
道の角の家の門のところに、傘を差した子供がいました。
雨でもないし、こんな遅い時間にヘンだなと思いました。
後ろから見たんですが、半ズボンの小太りの男の子でした。
その子の後ろを通り過ぎてちょっと気になって振り返った時、その子も私のほうに体を向けました。
そしたらその子には首がなかったんです!
私は恐怖で声も出ず、気持ち悪くなって道のはたにしゃがんでちょっと吐きました。
急いで逃げて避難して、家の人に迎えに来てもらいました。
その話をしても、お酒のせいにされて信じてもらえませんでした。
でもそうじゃないことが分かったんです。

最近、酒鬼薔薇事件の被害者の家族が引っ越してきたという噂を聞きました。
その家の場所が、首のない子供が立ってた場所なんです。
それを聞いてからもっと恐くなり体調もよくありません。今日も仕事休みました。
あの子は家族のところへ帰りたがっているのでしょうか。
可愛そうで仕方ありませんけど、それよりも私には恐いです。
犯人のことよりあの子を誰か何とかしてあげてください。
私を何とかしてください。
==========================
本当でも嘘でも、後味悪い・・・(;´Д`)

 

殺戮に至る病

 

747 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:06
「殺戮に至る病」あらすじ
稔は母親への許される事のない欲情を押さえつけられながら生きてきた。
幼いころ風呂で見た母親の透き通るような白い肌に親子の愛情以上の何かを感じていた。

満たされる事のない欲求のうさ晴らしのため、大学で女性に声をかける。どこか母親に似た女性だった。
そして欲望のまま肌を合わせている最中聞いていた岡村貴子の曲が女の喘ぎ声にかき消されてしまう。

「女はみんな同じ。セックスしているときはどんな女も同じで俺の邪魔をするんだ」

静かにさせるために彼女の口をふさいでいたところ女はそのまま死んでしまった。
しかし稔はこの出来事によって、死んだ女はうるさくしないし自分の思うままであることに気づく。
生まれたままの姿で、死んでいる女・・・・。
稔は興奮した。母親への満たされない感情が満たされていくような気がしていた。

続く。

 

748 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:17
続き。
雅子は最近息子の様子がおかしい事に気づいた。
世界中誰よりも大切な息子。
息子の事なら何でも知っている。
息子が週にどれくらい自慰しているか知っているし、部屋の中に隠してある変な雑誌は全部捨てている。
私の大事な息子が今近くで頻繁に起こっている殺人事件に関係しているわけがない。
疑心暗鬼だと思いつつ平穏を保つように日々の生活を送っていた。

しかしある日息子が庭で何かをしていた事に気がつく。
何かを埋めていた?
雅子は悪い予感を振り払うようにスコップを握り締めていた。

続く

 

749 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:25
続き。
稔は家出少女に声をかけ、また最初の女とおなじようにベッドをともにする。
岡村貴子の曲を聞かせ2人で絶頂を迎えたかった。
少女の首にベルトをかけ、一気に締め上げると同時に稔は果てた。
少女との別れは涙が出るほど辛かった。
ずっと一緒にいたいどうすればいい?
彼女を持って帰ろう。
稔は決断した。

包丁で彼女の乳房を削り取る。
そしてビニールにくるみ大事そうにポケットに入れた。
こうすれば彼女は俺の手の中にある!
乳房を切り取られた無残な死体は、もう稔の目には入らなかった。

続く

 

750 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:31
続き
雅子は決定的な証拠を握った。
「まさか私の大事な息子が!!そんなわけない!!」
庭で見つけたビニール袋は何かの間違いだ。
日ごと不審な行動が増え続ける息子をついに尾行する事に決めた。

あるホテル前でごったがえす人の群れ。
殺人事件がまた起こったようだった。
「女のほかにも、若い男性も死んでいるぞ!!」
雅子が見たものは、紛れもない自分の息子の姿だった。
腹には深々と刺さったままの包丁。息子は絶命していた。

続く

 

751 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 09:38
続き
「まさかあいつが?なぜ??」
目の前に現れた若い男。実は男のことをよく知っていた。
「もうやめろ!!あんたは狂っているんだ!!」
混乱する稔。しかし知られてしまったからにはそうするしかなかった。
「早く帰ろう!待っててね母さん!!母さん!!!」

傷心の雅子がパトカーに乗せられ家路につく。
彼女は完全に放心しているようだった。
家には明かりがともっていた。もう深夜なのになぜ?
いやな予感がした雅子は階段を駆け上がった。

そこには、すでに絶命している老婆の上で腰を振りつづけている夫の姿があった。
「あ、あなた!!お義母様になんてことを!!!!」

終わり。

 

 

753 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 10:22
そうそう、「殺戮に至る病」の作者ってゲームの「かまいたちの夜」のシナリオやった人なんだよね。
工房のときにそれにつられ買ってしまった本だ。


754 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/08 15:39
補足ね。
殺人の部分ははしょりまくっちゃった。ホントは5人くらいの被害者が出ている。
しかも家出少女のあとの被害者は女性器から子宮まで持ち去られるという描写がある。
読んでいくとこの辺かなりキツめ。

あと稔は大学教授(助教授?)だった。(しかも若く見えるとかいう設定)
だから導入部のキャンパスでナンパするとことかで引っかかっちゃうんだよ。
すっかり騙されていって、最後の最後でこれがわかる。
ああ、騙された~~~って数日間鬱だった。

 

小説版 シンプルプラン

 

795 名前:シンプル・プラン(1/3) 投稿日:02/02/09 06:54
このスレはねたばれしてもいいみたいなんで自分も一つ。
サム・ライミが映画化したシンプル・プランて小説なんだけど、
映画の方は自分は見てないんで映画とは少し粗筋が違う&長くなるけどそこは許して。
会計士の主人公と、主人公の兄(少し頭が悪い)と兄の友達の3人が、
偶然森の中に墜落した飛行機の中から大量の現金を発見する。
このお金は麻薬がらみの裏金だろうと考えた3人は、警察もこのことをしらないだろうから
3人でお金を山分けしようということになった。

 

 

796 名前:シンプル・プラン(2/3) 投稿日:02/02/09 06:57
その後、その飛行機の周りで主人公達を目撃したかも知れない人をまず口封じで殺し、
主人公は兄の友人とその恋人、そして兄も、お金の扱いについての諍いの最中に殺してしまう。
正確には兄は殺し切れてなくて最初重体だったのだが、
その兄に死んでくれと願う主人公がまず後味悪い。
結局、兄は重体のまま事件の事について何も当局に話さないまま死んでしまい、
これらの殺人は全て主人公には疑いがかからなかった。
さらにその後、主人公は自分達自身の貯金をはたいてフロリダに家を買い、
生活費は拾った現金をあてに生活しようと考えていた。しかしフロリダの家は実は詐欺で、
主人公達はお金をだまし取られ、さらに偶然読んだ新聞によると、
飛行機の現金は実は麻薬絡みではなく銀行強盗のもので、
当局に現金の番号が一部覚えられているため、使えない事がわかった。
しかし、そのことを知らない主人公の妻が花屋でその現金から一枚使ってしまう。
自分がその現金を持っている事が発覚するのを恐れた主人公は、その一枚のお札を奪い返すために
その花屋を襲い店番の人も殺してしまう。この殺人でも主人公は捕まらなかった。

 

797 名前:シンプル・プラン(3/3) 投稿日:02/02/09 07:00
最後エピローグで、妊娠していた妻は子供を産む。
その子は奇形児でその治療に莫大なお金がかかるが、
それは地元の人達の寄付でなんとか子供の治療費は払えている。
しかし主人公の生活は詐欺にあった影響でまだ苦しいままだ。
主人公が自分にとってあの事件はなんだったのかと考えるところで話がおわり。
主人公が一貫して冷静な語り口なのが怖い。
うまくまとめられなかったけどエピローグも原文では皮肉な感じが強くするし、
兄弟の葛藤とかももっと詳しく描写してるから、ネタバレててもこの小説は面白いと思う。

 

837 名前:ネタバレ注意!! 投稿日:02/02/11 10:08
>>795
シンプルプランの小説版面白いですね!
俺は映画の方しか見てないんですが、
映画だとお金はマフィアの物になってて、マフィアと殺し合いをします。
挙句、頭の弱いお兄さんは、自分は馬鹿だからいつか秘密を守れなくなる日が来るから、と
弟に自分を殺すように涙ながらに頼みます。
このときの兄演じるビリーボブソートンの演技がまた、、、泣ける。
エンディングは主人公が無表情でお金を(警察にナンバーが控えられており使えない)燃やすところで終わります。
妻は妊娠したままで、奇形児云々の話はありませんが、矢張り見た後はどよ~んと重い後味の悪さを味わえます。

 

 

817 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/10 19:35


コピペ
俺が小学3年のとき、隣のクラスにすげーいじめられっ子がいたんだ。
毎日殴られたり、机と椅子を隠されたり、体中に画鋲刺されたり
教科書も死ねとかの絵の具での落書きと所々破られ
ノートは買うたびに盗まれたり破られたり
マヨネーズ頭からかけられたり、給食におがくずなんかを入れられて食べさせられたり
口いっぱいの食塩を飲まされたり
金まではたかられはしてなかったけど、毎日そいつにとっては地獄だったと思うよ

ある日授業を受けてると
ものすごくゴムの焼いたにおいがしてきて、濛々と煙が漂っている
窓を開けると焼却炉(昔は校内でゴミを焼いていた)からもくもくと
煙がでている
先生たちが焼却炉をあけると、燃えた靴がいっぱいはいっていた。
そのいじめられっこが、クラス全員の靴を燃やした事だった。
3日後全校集会があり、誰かが自殺して命を大切にって話を校長がしてた。
休憩時間に隣のクラスからは、「バンザーイ」とか声が聞こえてきた。
そのいじめられっこが死んだようだ。
隣のクラスをのぞくと、そのいじめられっこの机に花が添えてあって
「死んでおめでとう」「じごくにおちろ」と机に落書きがしてあった
その子の家にもいたずらで「しんでくれてありがとう」とか「おめでとうございます」とか
「こどもといっしょにいっしょに自殺してください」とか
手紙が届いていて、家族共々激怒していたということでした。

そもそもそいつがいじめられた原因が
学校で1回ウンコしたことだけだったそうな。
子供は残酷だ

 


823 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/10 22:21
続き見つけてきた…
隣のクラスだから話は聞いてたけど
女の子からも、「くさい」とか「触ると腐る」とかいわれて、そいつに机触られただけで
もうこんな机くさくて使えないとかで大泣きした話も聞いた。
まあ100%とはいわないけど全員にいじめも対象にされていたんでしょう。
ほかのクラスからもそいついじめてる奴いたしね

あと本当に死にました。
うちの近所のお寺で葬式したし、死因は部屋で縄跳びで首つって死んだ
遺書は無くて、ただ家族の絵が描いてあってありがとうってあっただけだって

でも小学校で大の方すると、変人扱いされること多かったよね。
行きたくてもなかなか行けなくて…

 

肉鍋を食う女

 

 

914 名前:まいまいかぶり 投稿日:02/02/14 00:40

<社会>群馬で女性を軟禁し餓死さす、同居の4人逮捕

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:02/02/13 19:29 ID:p/W/R2Wb
餓死じゃないけど、この事件の気持ち悪さは
松本清張の「肉鍋を食う女」ってノンフィクションを連想してしまったよ。
終戦直後の食糧難の時期に、「知恵足らず」で仕事もない夫婦が近所からのお恵みで生活している。
いよいよ食べるものがなくなると、これも「知恵足らず」の長女が
空腹を訴えて大声でうるさいので母親が絞殺する。それをバラバラにして鍋にして食べてしまう。
昔の田舎だから、近所の人が長女の姿が見えないことを不審に思って、事件が発覚するんだが、
母親には全く罪悪感はない。最初は娘は親戚の所に行って留守だとか言い訳をするのだが、
追求されるとあっさり「食っちゃった」って白状する。
なんか、それと同じレベルの気持ち悪さを感じました。

 

 

922 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/14 04:52
完全自殺マニュアル」に載っていた話
細かい話は忘れてしまったんだけど確か父親が借金を作って死ぬか失踪
母親も病気。次女は学校でいじめられ精神を病む
この話の中心人物である長女は借金返済と母の看病、そして妹を励ましながら一生懸命働いた。
借金や病気、すべての重荷が姉1人にのしかかってくる
しかし姉はそれでも一生懸命働いた。しかし、母が亡くなった頃から徐々に生活が狂いだす。
姉は何日も無断で会社を休むようになり、借金取りのせいかゴミも家に溜め込むようになった。
近所の人に食べ物を分けてもらったりなどもしていたが、
ある日近所の人が声をかけると「もう結構ですから」と言うようになった。
それからである。夏になりその姉妹の家にいっせいにハエがたかった。
なんと姉妹は餓死していたのだ。少し太めだった彼女らは通常より生き長らえたようだが。
部屋は雑誌や服、ゴミが散らばり妹が姉にしがみつくようなかたちで死んでいたと言う
たしか姉は下半身裸だっただろうか。
コメントには「もはや死ぬ気力すら無いのだ。これほど悲惨な死に方があるだろうか」
みたいなことが書いてあったと思う。
まだ厨房だったから読んだときかなり鬱入りました・・・

 


929 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/14 09:40
>>922
下半身裸で死んでたって話し、
他にも聞いたことあるよ…。
いきさつは忘れたけど、その人は鬱で、40~50歳の公務員(男)っていう設定だった。
都市伝説みたいになってるのかなあ?


930 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/14 09:51
>>922
その姉妹の死んだ部屋の写真をFOCUSで見た。
ゴミがぐちゃぐちゃに散乱していた。なぜか柿の種の大缶が転がっていたのが印象に残っている。
あと、確か「死んでやる」と殴り書きしたメモも在ったような。
下半身裸というのも書いてあった。(記憶違いかもしれないけど)
ちょっと揶揄するような書き方だったんだよね、それが。
実際には、おそらく最後はトイレに立つことも出来なくてたれ流し状態だったろうから
せめてもの努力として服を脱いだんじゃないか。
ゴミの中には、「りぼん」か何かの少女マンガ雑誌が何冊かあったよ。
彼女たちはどんな思いでそれを読んでいたのだろうと思うと、胸が痛んだ。

まあ、そういう写真を晒す雑誌はクソで
その糞雑誌を見ていた私も糞ガキだったってことで。

 

935 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/15 04:20
>929
私もその話本で読んだよ。
勤めてるときは、普通のまじめな人だったんだけど、
ある日無断欠勤したので部屋を尋ねてみたら
ゴミがうずたかく積もった異様な部屋の中で
下半身裸で死んでたってやつ?
その部屋のありさまが、真っ当でない精神を反映していたらしい。
日常生活を健全に送っているように見えても
どこか精神的に狂っている人はいるということで
読んだときすごく衝撃だったよ。